ムカシトンボ

2013年5月22(水) うす曇
  
夢さんからムカシトンボの産卵を撮りに行きませんかとお誘いがあり、6時半に家を出て、午前は作手方面でトンボを見て、12時半頃、加茂地区のN山系の源流域へ入りました。
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↑ 腹ごしらえをしてから、源流域へと沢を詰めました。
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↑ 水が滴り落ち、オタカラコウや、ゼニゴケ、ジャゴケが生えた産卵に良さそうなポイントです。
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 ↑ オタカラコウの茎には産卵痕がくっきり残っていましたので、静かに♀が来るのを待ちましたが、
産卵ポイントAに入って来るのは♂ばかりでした。
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↑ 下流から低空飛行で次々に入り、産卵中の♀を探し回るムカシトンボの♂たちです。私たちには無関心です。
下側二枚のアップ写真は、は夢さん撮影です。
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↑ 待つこと2時間半、♂がいなくなり、ようやく最初の♀が入り、オタカラコウの茎に産卵を始めました。
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↑ 産卵している♀が判かりますか?
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↑ 鋭い産卵管をオタカラコウの茎にほぼ直角に刺して卵を産み付けるムカシトンボ。
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↑ どんな世界にも無粋な輩はいるものです。
産卵中の♀(下側)を交尾のため連れ去ろうとする♂です。
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↑ 別の所でも似たようなことが起きました。産卵ぐらい静かにさせてあげたいと思うのですが
♂にとっても自分の子孫を残そうと必死なのです。
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↑ 産卵ポイントBで、コケに産卵するムカシトンボです。
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↑ 産卵ポイントCで、コケに産卵するムカシトンボです。



★ おまけです。

その① ヒメクロサナエ

産卵ポイントAでムカシトンボを待っているとき、下流からトンボがス~っと、入ってきました。
何だろう?ムカシトンボのイメージではないようです。
「静かに!頭の上…」夢さんがシャッターを切り始めました。        
レンズが向いている方向を見上げると、サナエのようなトンボが止まっています。
夢さんが撮り終えるのを待ち、そ~っと回り込んで覗くと、ヒメクロサナエでした。
私にとって初めての出会いですから、こんなにうれしいことはありませんでした。
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その② タゴガエル

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↑ タゴガエルと卵塊です。(石の下にいましたので、撮影のため一時的に石をはがす。)
実は、やまねはカエル屋です。(自然再生G『カエルの分校』をやっていて、ブログ「カエルのいる風景」を開いています。)
今回、ムカシトンボの産卵ポイントを探していて気付いたのですが、タゴガエルが鳴いている所がポイントだったことです。
タゴガエルとムカシトンボの産卵環境は、とても似ています。
だから、源流域でタゴガエルの鳴いている所を探し、産卵痕を見つけたら、後は待つだけです。 (発見!) 







                                        
by tombo-crazy | 2013-05-23 22:26 | トンボ見て歩記
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