2013年7月21日(日)晴れ
トンボ狂会の夢さんからヒメサナエの情報を頂き、某渓流に行って来ました。
橋の上からのぞくと、コオニヤンマが石の上に止まっていましたが、ヒメサナエの姿は確認出来ませんでした。
↑ コオニヤンマの♂です。
左岸上流側から川原へ降りて歩き出すと、すーっと小さなトンボが足元から飛びました。
なるほど、ヒメサナエと言うだけに、小さな可愛いトンボでした。
視力の悪い私には、橋の上から見つからないはずです。
↑ 上流を向いて止まる2頭のヒメサナエの♂です。 (2013.7.21 11:27 市内某渓流にて)
探して見ると、眼が慣れたこともあり17頭見つけることが出来ました。
↑ ヒメサナエの♂たちです。
渓流は木々に覆われ半日陰なのですが、中には腹部挙上姿勢を取るものもいました。
ただ、夢さんが言ってたように♂ばかりで、申し合わせたように、石の上で上流側を向いて止まっていました。
どうやら、産卵に来る♀を待ち構えているようです。
昼食を挟んで1時間20分ほど観察したのですが、この間、♀は一度だけ来たものの、
あっという間に♂2頭に掴みかかられ、水面に落ち、辛うじて林のほうへ逃げて行きました。
♀にとって、こんなにたくさんの♂が待ち構えている中での産卵は、どんなにか大変なことでしょう。
それにしても♂たちは、事前の順位づけをする事もなく、ただ、ひたすら♀が入るのを待っているようでした。
↑ ほとんどのヒメサナエは、レンズを10cm位近づけても逃げたりしませんでしたから、
腹端部側から指を伸ばすと、簡単に捕まえることが出来ました。
↑ ヒメサナエのいた渓流です。
↑ ミヤマカワトンボの♂です。他にはニホンカワトンボがいました。
次に来るときは、交尾や産卵シーンを観察したいものです。