トラフトンボと潜水産卵

5月7、8日

 岐阜のTさんに教えていただいた某ため池に、トラフトンボを観に行って来ました。
 加茂地方ではありませんが、家から車で45分ほどの所にあり、灯台下暗しでした。
 この池は、20年近く前に、ため池の調査で入ったことがあったのですが、その頃はトンボをやってなかったためトラフトンボがいることは知りませんでした。
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 ▲ トラフトンボが生息するため池です。
20年ほど前訪ねたときは、水面はオオカナダモやヒシなどの水草で覆われていたのですが、最近、人為的に取り除かれたようで、開放水面が大きくなっていました。
それと、水質が悪化していることも気になりました。
これらの環境変化は、今後のトンボ相に変化をもたらすと思われます。

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 ▲ 縄張り飛翔をするトラフトンボの♂たちです。
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 ▲ 交尾状態で目の前を通り過ぎたトラフトンボ。 突然現れては視界から消えてしまうため、私の腕ではこれがやっとといったところです。
それでも、交尾態のペアの消えた方を探すと、卵塊づくりをしている♀に出会うことが出来ました。
と言っても、私一人では見つけきれません。
現地で出会ったOさんやHさんのサポートがあって初めて観ることが出来ました。お二人には感謝感謝です。
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 ▲ 卵塊をつくる♀たちです。
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 ▲ 産卵しようとした♀です。 着水の瞬間を撮れたらいいのですが、トラフトンボの生態を掴み切ってない私には至難の技のようです。
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 ▲ トラフトンボの卵塊です。 直径が4mmほどで長さが20cmほどあり、ヒキガエルの卵塊をそのまま小さくした感じでした。


 とまあ、初めてトラフトンボ狙いで行ったため池でしたが、現地でお会いした方々のサポートもあり、トラフトンボを堪能出来ました。
 でも、ちょっと考えさせられるシーンも見てしまいました。
 トラフトンボは愛知県もそうですが、生息数が減っているので、地域によっては絶滅危惧種に指定されていることが多いのですが、朝から捕り屋さんがいたのです。
 数頭捕まえ、ゆっくり観察するでもなく、いつの間にか消えました。
 当然、私たちの観察していた個体もです。普通種ならともかく、悲しいことです。
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 ▲捕り屋さんです。

 ちなみに私自身は、仲間たちと、耕作を止めた田んぼを周囲の山ごとお借りして水辺として再生し、トンボやカエルなど、懐かしい生きものが次の世代も消えないようにして、
 子供たちに昆虫採集を復活させようと活動しているだけに、分別のある大人の方々には、貴重種との接し方を解ってほしいと願います。 なぜなら、私たち大人が、自分たちの
生活を優先させるために、結果として懐かしい生きものたちの生息環境を奪って来たのですから。
私たち大人は、トンボたちが消えないように、そして、子供たちが、かつて私たちが楽しんだように、トンボを捕まえたり出来るように、それまでの経験や知見を活かし、トンボが増えるように行動したいと願います。


 トラフトンボ以外にも潜水産卵やオグマサナエなどを観ることが出来ました。

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 ▲ クロイトトンボの潜水産卵です。 水の透明度がもう少し良かったらと悔やまれます。

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 ▲ オグマサナエの♂です。
by tombo-crazy | 2014-05-10 21:31 | トンボ見て歩記 | Comments(0)
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