2014年7月25日 晴れ 5:45~7:30 (気温21℃~23℃) カエル谷
夏休みに遊びに来る子どもたちと保護者のみなさんへのお願い看板を取り付けるため、
涼しいうちにと、カエル谷へ行って来ました。
カエル谷は、私たちの仲間が、なつかしい生きものが絶えないようにと、
かつて田んぼだった所を水辺として再生し、維持管理している生きものたちのための空間です。
おかげさまで、これまで61種のトンボが確認されています。
勿論、全てが定着しているわけではありません。
面積が限られていることなどもあり、定着しているのはそれらの7割程度です。
別な見方をすれば、多様な生息環境を再生することで翅のあるトンボは、遠くから飛んで来てくれるとも言えますし、
このような再生地へ来なくてはならないくらい、トンボたちが棲める良い環境が少なくなっているとも言えます。
▲ 入口に取り付けた看板です。
▲ お願いの内容です。
私たちは、私たちが子どもだった頃のように、
子どもたちには野外でトンボなどを捕って遊んでほしいと願っていて、
これまでも、カエル谷を子どもたちに開放して来ました。
ただ、大人の方には、出来れば捕ることを遠慮してもらえたらと思っています。
カエル谷は、アメリカザリガニやウシガエル、ミシシッピーアカミミガメなどの
外来生物がいません。
ただ、巷では、それらを同じ野生の生きものとして、飼ったり、捕まえたりしていますから、
今回のお願い看板は、外来生物の生態系への悪影響を知らない大人の方々へのお願いです。
具体的には、
絶滅危惧種などの持ち出し禁止と、ペットや外来生物の持ち込み禁止のお願いです。
▲ 産卵に来たマルタンヤンマたちです。
今日は10頭(♂1、♀9)観ることが出来ました。 早起きして来て良かったです。