ネアカヨシヤンマ

6月20日(土)うすぐもり

 もう少し寝てようか、それとも赤とんぼの羽化を探しに行こうか迷っていたら、携帯が鳴りました。
「今、ネアカヨシの羽化を観てるけど、来ないですか?」と夢さんの声。
「どこ? 〇〇? 羽化はどのステージ? 何個体?」
「そう〇〇。見つけたのは翅を開き始めの1個体。」
「翅が開いているんじゃ、着く前に飛んでしまうよ。」
「多分、こんな天気なので間に合うと思う…。何しろレアなトンボの羽化だから来る価値はあるのでは…。」
との言葉に、朝食抜きで家を出ました。
現場近くの駐車スペースへは7時着。 途中から後ろを走っていた車は、やはりtomboさんでした。 
夢さんが知らせて、呼んでくれたのでした。 ありがたいことです。

 「おはようございます。」 互いに挨拶を交わしながら、支度を整えます。
家を出るときから長靴だったのでそのまま長靴で行こうとすると、tomboさんも、こうじ君も、ウェーダーです。
そうか、増水しているかも…。 とのことで、ウェーダーに履き替えて、tomboさんの後を行きましたが、
途中でヤマサナエのような羽化したてのトンボが横切り近くの枝に止まったので、私だけ道草。
「道草していて大丈夫?」もう一人の私が言います。

 ネアカヨシヤンマは予想した水辺ではなく、手前の湿地帯にいました。
すでにtomboさんとこうじ君が撮っていました。
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翅は開いてましたが、曇りで気温が低かったことが幸いし、飛ぶまでには少し時間があるようです。
少し待った後、私もアングルを変えたりして撮らさせてもらいました。
夢さんは、余裕で眺めていました。
それにしても良く見つけたものです。 このへんが夢さんのすごいところです。 感謝感謝。 
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▲ 最初の一枚です。 ( 7:15)
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 旅立ちは7:38でした。
画面の中に初飛行のトンボの一部しか入ってません。狙いだけでなく、短いレンズに替えておくべきでした。
その点、tomboさんは、きちんと撮ってました。 日々、勉強ですね。
なお、私の場合、今のところ、連射は駄作が増えるだけなのでやっていません。
出来るだけ、ファインダーをのぞきながら、1枚1枚撮る様にしています。


 家に帰り、ネアカヨシヤンマは写真に撮っていたかなぁ…と、調べたら、昨年の5月と6月に某所で撮っていました。 記憶してないのがつらいです。
(こう言う場合、情けないと言うべきかも…)
今シーズンは、近場で見つけ、しっかり焼き付けたいと思います。
トンボの先輩方によれば、カエル谷にはいるよと言うことですが、黄昏飛翔は観ていますが、見つけてないのです。
(探してないのだから見つかるはずがないよとは、もう一人の私です。)

他には、ハラビロトンボ、オオシオカラトンボ、コヤマトンボ、ヤマサナエ、オオアオイトトンボ、モノサシトンボ、ホソミオツネントンボなどがいました。
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▲ 初飛行したもののすぐ近くに止まったオオシオカラの♀です。 5時の方向に羽化殻があります。
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▲ オオシオカラトンボの産卵です。 腹部先端から納豆の様に糸を引いた卵が写っています。
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▲ オオシオカラトンボの警護産卵です。
庭のトンボ池でもそうでしたが、朝から産卵行動が観れました。( 7:23~7:26 )
昼中や夕方も観てますから、オオシオカラトンボの場合、♀と♂の出会いがあれば時間に縛られないようです。

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▲ ハラビロトンボの♀もいました。 いつ見ても可愛らしいトンボです。

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▲ モノサシトンボの♀(上)と♂(下)です。

 参考に近くにあったマルタンヤンマの羽化殻を比較のために載せておきます。
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▲ ネアカヨシヤンマ(上)とマルタンヤンマ(下)の羽化殻です。
tomboさんの話では、マルタンの羽化殻は濡れているので黒く見えるとのことでした。
大きさは明らかにネアカヨシヤンマが大きかったです。







by tombo-crazy | 2015-06-20 22:22 | トンボ見て歩記
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