友人の両生類研究所が開設15周年との記事が、先日、顔写真入りで中日新聞に載っていたので、 お祝いに行って来ました。 そして、帰りの時間にトンボを観て来ました。 我が家からは車で2時間半ほどですが、長野県です。(豊田市は岐阜県と長野県に接しています。) その① アキアカネ 標高が1200~1400mの高原ですから、涼しいだけでなくアキアカネを期待しましたが、 探し回ってやっと数個体見つけただけでした。 一方、ウスバキトンボは千はいるかと思える数が群れ飛んでいました。 アキアカネが少なかった要因は温暖化のためでしょうか? あるいは平地のアキアカネ激減の影響でしょうか? どちらも絡んでいるのかも知れません。 ちなみに高原の温度は12:30のときに25℃と平年よりやや高めでした。 ▲ 山頂も含め探して歩いたのですが、枝先にもアキアカネの姿が見れませんでした。 ▲ ウスバキトンボです。どこへ行ってもたくさんいました。 他にはクロイトトンボやマユタテアカネ、オニヤンマ、ギンヤンマなどがいました。 山を後にする前、ある水辺へ寄ってみましたが、日照りが続いているせいか、水位が半分以下になっていました。 期待したルリボシヤンマはいませんでしたがタカネトンボがいました。 近くで意外なものに出会えました。 おまけです。 ▲ 笹の葉の中にいたベニスズメ(スズメガ科)です。 その② 山を下る途中ですごいものを観る! 峠を過ぎてすぐのことです。 妙な飛び方のトンボが目の前を横切り、左の林の木に停まった感じがしました。 車を止めて戻って来ると、ガードレールの向こうのヒノキの葉にヤンマの仲間が停まっていました。 ガードレールを乗り越え、小川を渡り、近くで観ました。やはりありません。 木の枝を足の所へ持っていくと、乗り移って来ました。 初めて手にとって観るマルタンヤンマの♂ですが、頭がないため、あのきれいなブルーの眼もありません。 でも、胸と腹部の色合いは何とも言えない美しさでした。 以前、腹部がない状態で飛んでいるトンボを観たことがありますが、頭がなくなっているのに飛んでいるトンボは初めて観ました。 それにしても、何にやられたのでしょうか。 頭はなくとも、このトンボは生きている意思があるように感じました。 医学の力で活かされている植物人間よりは、最後の力を振り絞って一生懸命生きているように感じましたので、また、元の所へ停まらせておきましたが、もう飛ぶことはありませんでした。 どうやら私が目撃した時は、頭を失った直後の最後の飛翔だったようです。 マルタンヤンマがいた所は、標高が880mの山間部です。 その③ 川で 朝方覗いた時は釣り人や川遊びの方たちがいてトンボを観る雰囲気でなかったので、スルーしたのですが、帰りが夕暮れ時だったので、めったにないことなので寄ってみました。 双眼鏡で覗くと、コオニヤンマのようなトンボがいました。 その上、朝と違い、人間は一人もいません。 と言うことで、身支度をして河原へ降りると、オナガサナエがいたるところで停まっていました。 ♀を待っているのでしょうか? 10数頭はいたと思います。 交尾したと思ったら、すぐ解けてしまったペアもいました。 1頭だけですが、産卵行動も見られましたが、ツルヨシの影になってしまい、見失ってしまいました。 朝の産卵は8:30頃からと聞いていますが、釣り人が入っていると思います。 やはり、夕方以降、辛抱強く待つしかないのでしょうか。 それにしても♂が多過ぎです。 なお、写真を整理していて気付いたのですが、右側を向いているトンボが圧倒的に多かったです。 ちなみにトンボが観ている方は下流側で、川は西に向かって流れています。 私自身は、右岸側から撮っています。 トンボたちは暗い方を背にして、明るい方を見ているのでしょうか? それとも、下流を見ているのでしょうか? ♀が来る方向は下流なのでしょうか? あるいは、明るい方を向いていたほうが他のトンボが見つけやすいということでしょうか? トンボの世界も不思議が一杯です。 コオニヤンマも♂がいました。 彼らも♀待ちのようでした。 18:40頃になると黄昏飛翔のマルタンヤンマなどのトンボたちが増えて来ましたが、私の腕では眺めているだけでした。 下のは、辛うじて撮れてた1枚ですが、ギンヤンマと思われます。
by tombo-crazy
| 2015-08-13 15:25
| トンボ見て歩記
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