秋の気配

8月23日(日)うすぐもり

 平成の合併で新城市に編入された旧作手村のトンボ観察会に行って来ました。
主催は作手高原の自然に親しむ会です。
観て回ったのは長の山湿原近くのため池などです。

 旧作手村は、本宮山(789m)巴山(720m)竜頭山(752m)などを有する山林面積が約9割ほどの村ですが、通常の山の村の印象とは異なります。
初めてよそから作手村に入った方は、かなりの山道を登って来たにも関わらず、村に入ったとき広々と広がる水田の姿に驚かされるかと思います。
地形的には隆起準平原と言われる平均標高550mの村なのです。
そのため、年平均気温が12.5℃、年間降雨量が2300mmと愛知県内では特異な気象条件にあり、長の山湿原を始めとした中間湿原群や、豊川や巴川の水源域を構成する渓流や、上流域でありながらゆったり流れる河川があるため、トンボがたくさんいる村で、かつては愛知県の84%のトンボが生息してましたが、近年、種も数も急速に減らしています。
作手高原の自然に親しむ会のみなさんは、自然を楽しむだけでなく、より良い自然の復活や、村の中にある湿地群をラムサール登録湿地にしようと活動されています。
今回のトンボの観察会もそれらの活動のひとつで、「作手をトンボの里に!」したいとの想いがあり、私もお手伝いさせて頂いているのです。

前置きが長くなりましたが、赤くなり始めた赤とんぼなどのトンボを観ることが出来ました。

▼ 気温が30℃近くありましたので、飛んでいる赤トンボはいませんでしたが、ウスバキトンボが気持ちよさそうに飛んでいました。
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 しばらく歩いていると、先ほどまでたくさん群れ飛んでいたウスバキトンボがいなくなりましたので、みなさんに探して頂きました。
ウスバキトンボは、あまり停まることなく滑空を繰り返すトンボですが、一斉にお休みモードに入ることがあります。
リーダーとなるトンボがいるのでしょうか?
他のトンボにはあまり見られない行動のようです。
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▲ と言うことで探してみると、鹿避け柵や、ちょっとした草むらや灌木の枝にウスバキトンボが停まっていました。

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▲ 大半は淡い色でしたが、成熟し真っ赤になったマユタテアカネの♂もいました。
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▲ ノシメ型と言われる翅の端に黒い班のあるマユタテアカネの♀もいました。
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▲ ほぼ成熟したリスアカネの♂です。 マユタテアカネの場合、一部の♀だけに翅の端が黒い斑紋がでますが、リスアカネやコノシメトンボ、ノシメトンボの場合、斑紋があるのが標準になります。
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▲ ネキトンボの♂です。産卵は見れませんでしたが、他のアカネ属より成熟が早い感じで、どの個体も真っ赤になっていました。
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▲ ヒメアカネの♀です。
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▲ 大半のヒメアカネは未成熟でしたが、中には赤くなったヒメアカネ♂もいました。
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▲ モノサシトンボの♂です。

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▲ 小さなガを捕食するキイトトンボです。
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▲ オオルリボシヤンマの♂です。
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▲ オニヤンマの♂です。

 池の上を周回しているオオヤマトンボをゲットしたのですが、子どもたちと観ていて写真を撮るのを忘れてしまいました。

 9月27日には、作手の田んぼで赤とんぼの観察会を予定しています。



 ご参考

 これまで作手で観察されたトンボです。
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by tombo-crazy | 2015-08-25 21:12 | トンボの棲む環境 | Comments(0)
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