2016年4月19日(火)晴れ 21℃(10:00)
今日はカエル谷の作業日でした。
カエルやトンボなどなつかしい生きものたちの水辺も、谷を横切る道路工事が来春から始まり、
これまであった水辺の40%ほどが消えるため、ひと月ほど前から、新しい水辺づくりに取り組んでいます。
今日の作業は、かつてAさんが創ってくれたA湿地の再生です。
ただ、Aさんが現役だったことと、私たちの高齢化などで手が回らず、
豪雨やイノシシの撹乱などで土砂が堆積して浅くなり、カサスゲが繁茂し、
ごく限られた生きものだけの、さみしい水辺になっていたのです。
でも、場所的にはいい所にあったので、今回、消える水辺の代替地第1号として整備しています。
再生の狙いは「モートンイトトンボが生息出来る水辺」です。
と言うのは、道路で消える水辺の中には、モートンイトトンボの水辺が入っていたのです。
とりあえず、カサスゲを取り除くため、掘り下げているところです。
遅くとも4月半ばまでに完成させ、モートンイトトンボに合った環境にし、
産卵地として、選んでもらえるようにします。
↑ 作業をしていたら(私以外)ニコニコしながら近づいてきた方がいます。
久々のAさんでした。お昼をカエル谷で食べようと立ち寄られたそうです。
↑ タベサナエです。
今日のおまけは、繁殖期に入ったモリアオガエルと同じアオガエルの仲間のシュレーゲルアオガエルです。
彼らは、姿だけでなく、鳴き声なども似ています。
↑ お腹の膨らんだ
シュレーゲルアオガエルです。↑
シュレーゲルアオガエルの中には、写真のカエルのような色合いのものが時々います。虹色素異常のようです。
↑
シュレーゲルアオガエルの卵塊です。
アオガエルの仲間は、泡状になった中に卵を産みつけます。 もう一つおまけです。
↑ 庭の池の畔にあるアブラチャンの枝にいたニホンアマガエルです。
繁殖期が近付いているため、水辺近くにいる個体が多くなっています。
追記:今日の写真は、アマガエルを除き、オリンパスのTG-870で撮りました。(初撮りです。)