ミヤマアカネの羽化を観に 再度挑戦


  2016年7月24日 (日) くもり時々小雨、後くもり  気温 17.2~21.7℃(6:06、9:30)

  土曜日よりも日曜日の方が、天気が良い予報でしたから、日曜日に行こうと決めていたのですが、
  3時15分に起きて目的地へ向かうと、家を出て10分も経たないのに小雨が降って来ました。
  雨男ですから、よくあることです。
  幸い、間欠ワイパー程度であったことと、足助町へ入る手前で止んでくれました。
  コンビニでパンとおにぎりを買い、待ち合わせ場所には少し早めに着きました。
  ほどなくモンさんも到着。
  私の車に乗って頂き、目的地には5時10分前に到着。
  アカショウビンやトラツグミが盛んに鳴いてました。

  なお、地主さんへは、昨夜のうちに立ち入り許可を頂いています。
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↑ 最初に覗いたのは、8日前にテネラルな個体を5頭見た小川です。
幸い、探し始めてすぐ、定位しようとしていたヤゴを1頭発見。
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↑ 定位しようとしていたヤゴ

  モンさんにヤゴを見張っていてもらい、多産地の小川を調べに行きましたが、
  先日同様、沢の水が引き込まれていたために、水量があり、水温も15℃と低いせいか、羽化個体も羽化殻も確認出来ませんでした。
  でも、小川の横の田んぼに、まだ未成熟なミヤマアカネが2頭いました。



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↑ 田んぼで休んでいたミヤマアカネの未成熟な♀です。

  と言うことで、再び最初の小川に戻ると、定位しようとしていたヤゴが行方不明になってしまったとのこと。
  気を取り直して、羽化殻のいくつかあった辺りを丹念に探すと、定位直前のヤゴが2頭見つかり、やれやれでした。


  ■ミヤマアカネの羽化の観察

  個体 ①
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↑ 定位しようと上がって来ました。    6:12
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↑ なぜか、しきりに足を動かしてました。   7:49
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↑ 7:55
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↑ 8:02
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↑ 8:02
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↑ 8:05
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↑ 8:08
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↑ 翅が1枚折れています。   8:24
このとき気付いたのですが、クモの巣があったため、定位のときもがいていたようでした。
早く気付いて取り除いてあげれば良かったです。
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↑ 8:41
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↑ 8:58
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↑ 9:09

なお、この個体は、暫く離れている間に、無事、土手のほうへ飛んで行きました。



  個体 ②
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↑ 定位するところを探すヤゴ。    6:10
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↑ まだ、位置が決まらないようです。    6:42
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↑ 7:57
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↑ 7:59
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↑ 8:12
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↑ 8:19
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↑ 8:59
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↑ 9:07
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↑ 9:55
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↑ 10:18
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↑ 処女飛行後の最初の休憩です。10:19

  と言うことで、念願だったミヤマアカネの羽化の全シーンを観ることが出来、
  寝不足にも関わらず、疲れを感じない充実の1日でした。
  なお、上記個体以外にも、私たちが見落としていた羽化個体がいて、小川の縁を歩いていては飛ばれてました。

  周囲には、数日前に羽化したと思われる個体も10数頭いました。
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↑ ミヤマアカネの未成熟な個体たちです。

↑ ミヤマアカネの羽化個体を探しているとき見つけたシオヤトンボの羽化したばかりの個体です。
カエル谷では、既にシオヤトンボはシーズンを終えて姿を消していますが、標高があり涼しいせいか、シーズンがずれているようです。
でも、シオヤトンボを見たのは、これ1頭だけで、やはりシーズンは終わり掛けのようです。
この個体は、伴侶に巡り合えるのだろうか?

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↑ ミヤマアカネの小川では、オオシオカラトンボが産卵してましたが、写真の♀は、産卵中に他の♂に連れさられましたが、すぐ交尾体になりましたが、
前の♂は、争うこともなく、連れ去られた産卵中の♀も、嫌々することもなく、新しい♂と交尾しましたので、
より良い子孫を残すためのトンボたちの賢い選択なのかも知れません。
人間だったら、大抵の場合、修羅場になってしまうと思いますが…。
より良い子孫を残すためには、どちらが賢いのでしょうか? 難しいところですね。


  後片付けをしているとき、オニヤンマが来ました。
  モンさんは、さっそく飛翔狙いです。
  私は、止まり木を立てて待ちます。
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↑ 小川の上にまだ柔らかいササを刺しておいたら、何度も停まってくれたオニヤンマ♂です。

  ただ、感心したことは、縄張りにしていたオオシオカラトンボが、自分よりはるかに大きいオニヤンマにスクランブルをかけるのです。
  オニヤンマも、まともに争わず、身を翻し、再び往復飛行を繰り返し、このところに停まってくれました。



  今日のおまけはアマガエルの幼体とアブとお月さんです。

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↑ 小さな甲虫を食べていたアブです。
始めは、ラッコのように背中を下にして食べていたので、なんだいこりゃ…とびっくりぽんでした。

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  ■トンボの不思議

  帰り道に寄った店で、コーヒーを飲みながら次の二つの不思議についてモンさんと語り合いました。

  ① オニヤンマが反撃したら、スクランブルを掛けたオオシオカラトンボは、アッと言う間に捕まり、
    食べられてしまうと、人間である私たちは思います。
    でも、オニヤンマも、無駄な争いをしません。 これは人間が学ぶことのようです。
    それと、食べられるかも知れないリスクを冒してまでスクランブルを掛けるオオシオカラは、
    オニヤンマが本気で争わないことを知っているのでしょうか?
    ある意味、無謀に見える行為ですが、オニヤンマの行動を読みきっているようにも思いました。
    人間の場合、前方から怖いお兄さんが肩をなびかせて来たら、進路を塞いだりは、間違ってもしないと思うのですが…
    縄張りを守るとの防衛本能が、勇気を奮い立たせるのでしょうか?
    不思議なトンボの行動です。

  ② ウスバキトンボのシーズン最後の世代は、産卵しても、寒い日本の冬は越せないと言われてますから
    次の世代につながりません。
    ウスバキトンボの親たちはそんなことは考えることもなく、出会い、子孫を残し、秋も深まる頃、最後の世代が
    トンボになるのですが…、
    親トンボも、最後の世代も、そうなる運命であることを知らないから、他の世代のように、淡々と生きて行けるのかも知れません。
    人間の場合、人生の終わりがすぐそこに来ていると判ったとき、多分平常心でいられる人は少ないと思います。
    拘らない、考えない、知らないことも、ときには大切なのかもと、トンボから教えられ、考える私たちでした。



  ■ついでに寄った川で
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↑ コオニヤンマとモンさんです。

他には、ハグロトンボやウスバキトンボ、カルガモ、カワガラスなどを観ることが出来ました。
  





















  つづく




  
  

by tombo-crazy | 2016-07-25 06:57 | トンボ見て歩記 | Comments(0)
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