2011年10月7日
↑ 久々にノシメトンボの産卵を見ました。
↑ 産卵していたところは写真のため池の右手奥の下が湿った草地でした。(2011.10.7 瑞浪市)
2008年10月7日
東北の田舎で育った私にとって、子どもの頃、オニヤンマ、シオカラトンボ、神様とんぼ(注)と共にノシメトンボは好きなトンボでした。
(注) 翅の黒いアオハダトンボと、ハグロトンボのどちらもそう呼んでいました。
好きな理由は単純です。 身近に見れて、かっこよかったのです。
ノシメトンボは、赤トンボの中で最も大きかったですし、翅の両端には黒い斑があり、そして独特の色合いです。
当時は、盆や正月、祭りのときなどは、漆塗りのお盆や、器を使っていましたので、成熟したノシメトンボの腹の色が、それらの使い込んだ漆器に似ていて、
ご馳走を連想させ、子ども心に親しみを感じたのでした。
↑ 老成した♂です。 (2006年10月12日 金蔵連)
↑ 交尾です。 (2006年9月6日 金蔵連)
↑ ほぼ成熟した♂です。 (2008年10月7日 金蔵連)
↑ 若い♂です。 (2006年7月22日 長ノ山)
↑ 成熟しかけの♀です。 (2007年7月16日 長ノ山)
そんな思い出に残るノシメトンボも、地域によっては増えているとの情報もありますが、
コメ作りをする田んぼそのものの減少や、米作りの変化などが影響してか、当地では減っています。