アマゴイルリトンボ (モノサシトンボ科) 地域外

2009年6月28日、山登りのとき立寄った新潟と長野の県境付近の池で、アマゴイルリトンボに初めて出会うことが出来ました。                
アマゴイルリトンボは、JR只見線大白川駅から入った守門岳(1537.2m)山麓の、旧下田村吉ヶ平にある雨生ヶ池(まごいがいけ、
別名:雨乞ヶ池)で発見されたことからアマゴイルリトンボ(雨乞瑠璃蜻蛉)となったとのことですが、意外な接点がありました。 
私は、青春時代、残雪の守門岳に登っていたのです。
もうひとつ判ったことは、アマゴイルリトンボは、新潟、山形、福島、長野の各県の限られた場所にしか生息していないことでした。
モノサシトンボのように、水辺からやや離れた、林の中の木漏れ日の中で休んでいました。
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↑ 成熟♂ (糸魚川市・白池近くの塩の道で)
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↑ 成熟♀ (小谷村・角間池近くの戸倉山登山道で)
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↑ 成熟♂ (角間池と白池間の塩の道で)

今回、山行の途中で幸運に恵まれ、アマゴイルリトンボなどを観ることが出来たのですが、一つだけ気がかりなことがあります。
それは、白池の東にある蛙池に、ニシキゴイがいたことです。
放流された人は、良かれと思ってしたことと思いますが、大食漢で悪食のコイは、トンボなど生態系への悪影響が懸念されます。
自然界には、「持ち込まず、持ち出さず!」を徹底し、昔からの生態系を守りたいものです。
なお、ニシキゴイは、白池や角間池にも放たれている恐れがあります。

■追記
2009年8月14日、九州の後で立寄った福島県北塩原村の中瀬沼でアマゴイルリトンボとの再会がありました。
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↑ 成熟♀ (中瀬沼近くの自然探勝路で)
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↑ 成熟♂ (中瀬沼近くの自然探勝路で)
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↑ 成熟♂ (中瀬沼近くの自然探勝路で)

なお、中瀬沼で、アマゴイルリトンボの興味ある現象と出会いました。
中瀬沼へは8月14日の午後3時~4時と、15日午前6時~7時の二度訪ねたのですが、14日は、バス道から自然探勝路に入って
すぐ何頭も観ることが出来たのですが、15日の朝方は、全く観ることが出来なかったのです。
彼らは、気温が低い間は、どこかで静かにしているようです。
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↑ 磐梯山と中瀬沼です。 (2009.8.15 朝6:40)

もう一つの興味は、桧原湖など裏磐梯の湖沼群は、1888年(明治21年)7月15日の磐梯山の噴火で出来たと言われてますので、
生息地が局地的と言われるアマゴイルリトンボは、噴火後の自然の回復と共に、どこからか移り住み、定着したと思われることです。
このことは、彼らの生息環境に合った水辺を確保出来れば、新たな生息地誕生の可能性があると思われることです。

(参考) 宿は、中瀬沼から15分ほど南へ歩いた「ペンションのだポパイ」 に取りました。
15日は、朝露を避けるのと、水辺へ近づくため、長靴を貸していただき歩いて来ました。
ちなみに、中瀬沼は周回路はありませんので、水際へは、地形図とコンパスを持って自己責任で入ることになります。






by tombo-crazy | 2009-07-10 13:08 | モノサシトンボ科 | Comments(0)
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