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セスジイトトンボ (イトトンボ科)

                     私の住む竹村地域でセスジイトトンボを見ることはほとんどありませんが、海に近い地域の平野部や丘陵地の水辺に行くと、
                    ごく普通に見ることが出来ます。 今日の午後、友人の家の帰りに、久々に刈谷の半城土の田んぼの間を流れる用水を覗くと、
                    たくさんのセスジイトトンボに出会うことが出来ました。 いる所にはいるものです。

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                    ↑ セスジイトトンボの♂です。                                        (2010.9.6 刈谷市半城土)
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                    ↑ 小さな虫を食べるセスジイトトンボの♂です。稲刈りも間近です。                  (2010.9.6 刈谷市半城土)
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                    ↑ セスジイトトンボの♂です。眼後紋が目立ちます。                           (2010.9.6 刈谷市半城土)
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                    ↑ セスジイトトンボの♀です。                                        (2010.9.6 刈谷市半城土)
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                    ↑ 連結したセスジイトトンボです。                                      (2004.8.26 刈谷市半城土)
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                    ↑ セスジイトトンボの交尾です。                                       (2004.8.26 刈谷市半城土)
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                    ↑ セスジイトトンボのいた刈谷市半城土の田園風景です。 写真を撮った地点は、東海道新幹線三河安城駅の真西3.1Kmほどの地点です。
                      他にはアジアイトトンボやシオカラトンボ、ギンヤンマ、ウスバキトンボがいましたが、数的優先種はセスジイトトンボとウスバキトンボでした。
                      写真右下に見える掘割(細)は、草に覆われいますが、水深15cmほどの透明な水が溜まっていて、たくさんの在来種のメダカがいました。
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                    ↑ 小さな掘割(細)を遡って行くと、やや大きな掘割に出ます。 たくさんのセスジイトトンボの産卵が確認できました。
                      正面のガードレールと民家との間には「明治用水」が通っています。                (2010.9.6 刈谷市半城土) 
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                    ↑ 「明治用水」です。 この辺りは安城市との市境付近になります。 ギンヤンマが3頭いました。
                      明治用水の開通を機に、この地の農業の近代化が進み、かつては「日本のデンマーク」と、教科書にも書かれていました。
                      用水の開通時に造営されたのでしょうか? 「大原水神社」と言う社がありました。       (2010.9.6 刈谷市半城土)
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                    ↑ 「明治用水」のある辺りから、北の東刈谷方面を見た所です。
                      旧地籍を見ると、現在の半城土とその周辺には、たくさんのため池があったことが解ります。
                      地名に残る主な池の名前を列記します。 馬池、陣戸池、甚戸池、新池、葦池、夜這池、西新池、唐池などがあり、
                      当時のお百姓さんは水に苦しんで来たことがうかがい知れます。
                      なお、明治用水の開通と共に、それらのため池は埋め立てられ、農地になっていますので、多くの水生生物や植物も消えたと
                      思われますが、文献が残っていないのが残念です。
                      ため池の埋め立ては生物相へのダメージだけではなく、何年目かにやって来る日照りの夏の農業への影響を考え、
                      1961年に完成した「愛知用水」では、流域のため池を残すことで、それらをカバーしています。 (2010.9.6 刈谷市半城土)
by tombo-crazy | 2010-09-06 22:48 | イトトンボ科 | Comments(0)

タカネトンボ (エゾトンボ科)

           タカネトンボとの最初の出会いは、今から7年ほど前の霞沼でした。
          薄暗い谷間の小さな沼の上を行ったり来たり飛び続けていました。 それにしても止まらないなあ…との印象です。
          二度目に行ったとき網で捕まえたら、個性的なシルエットに金属光沢をした西洋の甲冑のような不思議な感じのトンボで、
          図鑑で調べたら、エゾトンボ科のタカネトンボで、薄暗い小さな池や沼に現れるとありました。 
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            ↑  タカネトンボ♂のシルエット                                            (2003. 8.12 霞沼 ) 
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            ↑  タカネトンボ♂のシルエット                                           (2010. 7.30 亀の池 )
                     
           タカネトンボは中々止まらないトンボなので、デジイチを持たないやまねは置きピンで狙うのですが、暗いところにいることもあり、
           手ごわい相手です。 でも、そこはデジカメの良さ、数でこなして、何とか見れるのが出て来ます。


            以下はデジイチでの撮影ですが、実質ひと月ほどしか経っていませんので、今一な撮れ具合です。
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            ↑  タカネトンボは単独産卵で、はじめ、腹部先端を、水面にちょんちょんと浸けます。           (2010. 8.31 田螺池 ) 
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            ↑  岸に背を向け、水面にちょんちょんしたところです。                            (2010. 8.31 田螺池 )
       
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            ↑  次に岸の湿った所へ水と卵を同時に飛ばしているようですが、早いので、はっきりとは判りません。 (2010. 8.31 田螺池 )
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            ↑  腹部先端が目一杯反っていまが、これは、スナップを効かせて卵を飛ばすためと思われます。   (2010. 8.31 田螺池 )
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            ↑  タカネトンボたちは、岸辺の湿ったところに産卵しますので、彼女たちが産卵に来るのをじっと待ってチャンスをものにします。
            産卵のときは、人の存在は気にしてないようです。                             (2010. 8.31 田螺池 )
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            ↑  田螺池です。
           オオルリボシヤンマもいましたが、どなたかコイをたくさん放流されたことで、トンボも水草も、数が激減していました。
           神様扱いのタニシも姿が見れませんでした。 コイの影響を知らなかったことと思いますが、残念です。        (旧下山村)

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            ↑  タカネトンボの♂です。                               (2010.8.18 信州・唐花見湿原 由さん撮影) 
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            ↑  タカネトンボの♂です。                               (2010.8.18 信州・唐花見湿原 明さん撮影)



                  山の上にエゾトンボの仲間(タカネトンボ?)がいました!

           9月4日、山の仲間と寧比曽岳(1120.6m ねびそだけ)へ登りました。 
          期待した赤とんぼは、アキアカネと、ヒメアカネのどちらも若い個体1頭だけで、群れ飛ぶトンボは平地同様ウスバキトンボでした。
          ただ、驚いたことは、標高1000mほどの稜線や、頂上付近にエゾトンボの仲間が飛んでいたことです。6頭確認しました。
          他にはオニヤンマが3頭摂食飛翔をしていました。

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            ↑ 稜線の上空を行ったり来たりするエゾトンボの仲間。                             (2010.9.3寧比曽岳)
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            ↑ 稜線の上空を行ったり来たりするエゾトンボの仲間。
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            ↑ タンデムになって茶臼山を背景に飛ぶエゾトンボの仲間。トンボは、井山にある風車の8:30ほどの方向です。
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            ↑ 交尾のためリョウブの枝に止まったエゾトンボの仲間です。(中央部)
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            ↑ エゾトンボの仲間がいた稜線場の登山道です。
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            ↑ エゾトンボの仲間がいた富士見峠付近です。

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            ↑ カエル谷のシシパラにやって来たタカネトンボ。                             (2010.9.14 カエル谷)

            (ご参考) ①カエル谷
                   私たち『カエルの分校』の仲間が、高齢化で耕作を止めたかつての棚田を、周囲の山ごとお借りして、
                   なつかしい生きものが安心して世代交代出来るよう維持管理しているところのひとつです。
                   ②シシパラ
                   カエル谷も、イノシシに畦を切られたりと被害を受けていたため、昨年末にイノシシ避けのネットを張りました。
                   ただ、イノシシも生きものですので、ネットの外にイノシシが自由に遊んだり出来るように湿地を造り、
                   イノシシのためのパラダイス=「シシパラ」と名付けたものです。

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            ↑ 旧稲武町(現:豊田市)のモリアオガエルの生息地ですが、こんな小さな水辺でも、条件が整えばタカネトンボが入ります。                                                            
                                                                           (2010.9.16 稲武町)
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            ↑ タカネトンボです。                                                (2010.9.16 稲武町)





                  

       
by tombo-crazy | 2010-09-02 11:59 | エゾトンボ科 | Comments(0)