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シオカラトンボ (トンボ科)

子どもの頃は、オニヤンマと共に、最も馴染み深かったシオカラトンボです。
麦わらトンボという別称も、麦わら帽子や、虫かご、ストローに麦わらを使っていた時代を代表していて好きです。

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↑ 羽化間もないシオカラトンボ(麦わらとんぼ)♀ (2008.5.16 カエル谷)
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↑ 成熟した♀    (2008.5.16 カエル谷)
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↑ 羽化中の♂です。   (2007.5.13 カエル谷)
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↑ 羽化後、日にちが浅く、淡い麦わら色をしている♂です。人間なら少年ぐらいでしょうか。 (2008.5.16 カエル谷)
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↑ 成熟し、粉を吹いて塩辛蜻蛉らしくなった♂  (2008.7.1 カエル谷)
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↑ 成熟♂ 澄んだ青の複眼と白い顔がきれいです。(2005.7.15 カエル谷)
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↑ 交尾 (2008.5.13 カエル谷)



赤と白と   (2011.625 カエル谷)

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↑ ♂のシオカラトンボとショウジョウトンボの止まっている間に、もう1頭のシオカラトンボ♂が止まろうとしていました。
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↑ ショウジョウトンボは、何の反応も無かったですが…
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↑ 先に止まっていたシオカラトンボは、争うことなく飛んで行きました。

ショウジョウトンボもテリトリーを守っているのではなく、単に休んでいるようでした。
カエル谷も最高気温が29℃と蒸し暑い日でした。

車に止まっていたシオカラトンボ

久々にラーメンが食べたくなったので、車を出そうとしたらワイパーのところにトンボがいます。
カメラを取りに行き撮った写真が下の2枚です。
今夜は、我が家をねぐらにしようと思っていたのかも知れないので、そ~っと庭の植え込みのほうへ飛ばしました。
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↑ ワイパーに止まっていたシオカラトンボの♀です。  (2011.7.22 18:11)
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↑ 一旦ルーフへ止まったのですが、そっと追い立てたら庭の植え込みへ行きました。




         
by tombo-crazy | 2011-06-29 06:26 | トンボ科 | Comments(0)

ギンヤンマ (ヤンマ科)

            ギンヤンマは街中でも見られるヤンマの代表選手と言えそうです。
           私が住んでいる地域は標高30~50mの丘陵地で、中央をコンクリートブロック護岸の小さな河川が南下し、かつては田畑が
           大半でしたが、トヨタの発展と共に、工場や倉庫、住宅などが増え、専業農家は、ほとんどなくなり、圃場整備された田んぼを
           農業法人が請負耕作をしている所で、アキアカネはめったに眼にすることがありませんが、ギンヤンマは、ごく普通に目にする
           ことが出来ます。
            ギンヤンマは、止水か、よどみのようなところであれば、産卵場所をあまり選り好みしないようで、田んぼや、ため池、プール、
           それに、こんな所でもと思うような水溜りや、ヘドロだらけの河川や、汽水域の河川(注)などでも産卵を確認していますので、
           環境変化に対する適応能力が高いトンボと言えそうです。

            (注) 2005.7.19 静岡県の都田川河口近くでヒヌマイトトンボを観察していたとき、産卵するギンヤンマを数個体目撃。
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           ↑ 庭をねぐらにしているギンヤンマ。                                         (2009.9.3 庭先で)
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           ↑ 薄暗くなった住宅地の上空を飛び回るギンヤンマ。                        (2010.8.24 18:27 竹村にて)
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           ↑ 薄暗くなった住宅地の上空を飛び回るギンヤンマ。 50頭近くいました。           (2010.8.24 18:35 竹村にて)
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           ↑ 薄暗い中なのに連結状態で飛び回るギンヤンマのペア。この後、どこで産卵するのでしょうか?
           ちなみに半径500m以内には、ため池や、河川、田んぼ、プールがあります。       (2010.8.24 18:43 竹村にて)
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           ↑ 単独で放置された田んぼの水草に産卵するギンヤンマ。                        (2006.9.12 風の谷) 
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           ↑ 池のヒシの上で集団で産卵するギンヤンマたち。                              (2010.8.15 竹村新池)
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           ↑ 丸太で出来た池の土留めで連結産卵するギンヤンマ。                            (2010.8.23 於大公園)
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           ↑ オニバスの葉に産卵するギンヤンマ。                                     (2010.8.23 於大公園)
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          ↑ 羽化間もないギンヤンマ♀。                                            (2006.9.12 風の谷)
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           ↑ ギンヤンマ♀                                                   (2008.9.10 カエル谷)
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           ↑ 産卵場所を探すギンヤンマのカップル。                                     (2010.8.23 於大公園)
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           ↑ 産卵場所を探すギンヤンマのカップル。                                    (2010.8.23 於大公園)
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          ↑ 餌を求め、田んぼの上を旋回するギンヤンマ♂。                               (2010.8.24 竹村・谷間)
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          ↑ タヌキモの上で、産卵場所を探し回るギンヤンマのカップル。              (2010.8.25 瀬戸・愛工大の北西の池)
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           ↑ トンボ池のヨシの葉陰で、ギンヤンマが交尾していました。                          (2011.6.25 カエル谷)
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           ↑ もう少し近づいて撮ろうとしたら、山のほうへ飛んでいきました。欲は禁物ですね。            (2011.6.25 カエル谷)
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           ↑ 最近のトンボ池です。昨年の11月から今年の2月に掛けて、一部堀下げと、繁茂し過ぎたスゲガヤやヨシなどを間引きしたので、
           解放水面を好むギンヤンマなどのトンボたちの増加が期待されます。                   (2011.6. 9 カエル谷)
by tombo-crazy | 2011-06-27 22:30 | ヤンマ科 | Comments(0)

クロスジギンヤンマ (ヤンマ科)

         私たち、『トンボ狂会』や『カエルの分校』のメンバーにとって、クロスジギンヤンマは、とても親しみを感じるヤンマです。
         それは、かつての棚田を生きものたちのために田んぼのように水を張って生きものたちが戻って来るのを待っていると、翌年には
         必ず来てくれるヤンマの第一号だったことと、カエル谷が萌黄色に輝くときに、その美しく、大きな姿を見せてくれるのですから、
         誰もが惹かれてしまいます。
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        ↑ クロスジギンヤンマの♀が産卵場所を探しているところです。               (2011年6月9日13:27 カエル谷)
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        ↑ クロスジギンヤンマの♀が産卵のためアサザの葉に着地しようとしている所です。   (2011年6月14日13:09 カエル谷)
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        ↑ クロスジギンヤンマの植物組織内産卵です。                         (2011年6月14日13:09 カエル谷)
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        ↑ この産卵ポイントは、他のトンボたちにも良い所らしく、シオカラトンボがクロスジギンヤンマを追い出そうとしています。
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        ↑ 危険はどこに潜んでいるか分かりません。トノサマガエルが産卵中のクロスジギンヤンマを狙っています。
         写真に撮れませんでしたが、ジャンプして来たカエルの攻撃をかろうじて交すクロスジギンヤンマでした。
                                                            (2011年6月14日13:10 カエル谷)
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        ↑ クロスジギンヤンマの植物組織内産卵です。                          (2011年6月9日13:31 カエル谷)
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         ↑ クロスジギンヤンマ♂のパトロールと言うか、♀の探索飛翔の感じです。        (2011年6月3日13:58 カエル谷)
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        ↑ クロスジギンヤンマが出てくる頃の、なつかしい生きものたちの生息空間 『カエル谷』 です。
         8種類のカエルをはじめ、これまで確認されたトンボは2011年6月9日現在、61種、獣も、出過ぎて困るイノシシほか、珍しい
         ところでは、カモシカ、サル、キツネも来たことがあります。
         



 羽化    2006年5月12日 ( 『風の谷』 ) の記録から
         春のトンボは、明け方から昼前にかけて羽化することが多いですが、今にも降り出しそうな天候が幸いし、10時頃から入った
         なつかしい生きものたちの生息空間 『風の谷』 でクロスジギンヤンマの羽化を観察することが出来ました。
         発見は、セリを摘んでいた仙さんの奥さんです。前日の雨の影響もあり、曇り空で、気温は15℃と、やや肌寒い一日でした。
         以下は、仙さんご夫妻とやまねが観察した記録です。
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        ↑ 10:53  頭が出始め、クロスジギンヤンマの脱皮が始まりました。 (仙)
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        ↑ 10:55  第5節まで出たところで、40分ほど倒立型のイナバウワァの姿勢をとりました。時々体を震わせたり足を動かします。
         ヤゴの時代に別れを告げ、トンボとしての生気が少し感じられて来ました。
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        ↑ 11:34  倒立姿勢から、逆上がりして懸垂姿勢になるところです。
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        ↑ 11:34 腹部を出し切り懸垂姿勢になって翅の広がりを待ちます。
         トンボの成虫と比べ、腹部は体液のためか、いも虫のように膨れています。
         全身脱皮したことで、腹部形状や付属器などから♀であることが判りました。
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         ↑ 11:35 アップです。
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        ↑ 11:40 トンボの翅らしくなって来ましたが、まだ伸びきっていません。
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        ↑ 11:45 どうにか翅は広がりましたが、白い色です。
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        ↑ 11:56 翅が透明になりました。 (仙)
         やまねは、午後から講座があったため、ここで  『風の谷』 を後にしました。 以下は、仙さんの観察記録を元に構成しました。
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       ↑ 14:38 体液が出てしまい、腹部がトンボらしくスマートになりました。この状態で翅を乾かし、飛び立ちのときを待ちます。 (仙) 
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        ↑ 14:45頃 気温が低く雨模様となったので、今日の飛び立ちはないと判断した仙さんは雨対策をして 『風の谷』 を後にしました。(仙)

         奥さんから聞いて後で知ったことですが、仙さんは夜通し気にされていて、翌13日の午後、午前の用事を済ませると、小雨の中
         を再び 『風の谷』 へ入り、無事飛び立ったことを確認し、やまねへ連絡してくれたのでした。
         刈谷市に住む仙さんの家から 『風の谷』 までは、約26Km、50分ほどの距離にあります。
         仙さんのやさしい気持ちがトンボに通じ、無事羽化出来て良かったです。
         やまねも貴重な体験をさせていただき、仙さんご夫妻には、感謝感謝の一日でした。
         奥さんにいただいたセリは、その日のお吸い物と、お浸しにし、ワラビは、翌日、竹の子と一緒に炊き込みご飯と、炒めものにして、
         おいしくいただきました。 ありがとうございます。


         なお、写真の説明文の末尾に(仙)とあるのは、仙さんが撮られものです。
by tombo-crazy | 2011-06-10 07:44 | ヤンマ科 | Comments(0)

番外編(海外) クロアチア・スロベニアのトンボ

         トンボ狂会の仙さんからの寄稿です。

         2011年、5月25日から 「クロアチア・スロベニア2カ国周遊9日間」 (阪急交通社)と言うパック・ツアーに行ってきました。
         ツアーと言う限られた時間の中でしたが、水辺や草原を見つけては、トンボやチョウ、草花を探して回る私でした。
         幸い、数枚写真が撮れましたので、ご紹介します。 なお、クロアチアの緯度は、北海道と同じくらいです。         (仙)           
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          ↑ アオハダトンボ似のトンボです。 (クロアチアにて)
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          ↑ ドブロヴニクに向かう車窓から水郷地帯を撮った写真に、偶然ですが、トンボが写っていて驚きました。
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          ↑ ヤマトシジミチョウ似のチョウです。 (クロアチアにて)
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          ↑ サナエの仲間です。 (スロベニアにて) 
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          ↑ アオモンイトトンボ似のトンボです。 (スロベニアにて) 


           ↓ 以下は、アオハダトンボ似のトンボがいたプリトヴィッツェ湖群(クロアチア)と周辺の写真です。
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by tombo-crazy | 2011-06-08 09:50 | トンボ雑記 | Comments(0)

モートンイトトンボ (イトトンボ科)

2011年6月5日 晴 

久しぶりにモートンイトトンボの多産地、旧藤岡町Nの休耕田へ行って見ました。現地へ到着したのは7:20頃です。
交尾写真を撮りに岐阜市から見えるTさんとの待ち合わせ時間までは30分ほどあるので、湿地へ入ってみました。
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↑ 3頭のモートンイトトンボ♂です。   (2011年6月5日7:34)

湿地の中を歩いていると無数のモートンイトトンボが、ふわふわっと舞い上がります。 
以前と比べ、葦が増え、水面のほとんどをアカウキクサが覆っていましたが、たくさんのモートンイトトンボがいました。
2年前を約1万とすれば、7000~8000頭はいると言った感じです。ただ、このままアシなどが増えて行けば、モートンイトトンボの数は減って行くと思われます。 
現状でも、私が知る限り加茂地域最大のモートンイトトンボの生息地です。
これらのモートンイトトンボが、いつまでもこの地にいてほしいのですが、将来は農地ではなくなるらしく、平成18年10月18日の日付で、農地法第5条許可済との看板がありましたので、田んぼで無くなる日が来るようです。
休耕田としての遷移のこともあります。かつてこの休耕田の南西300mほどの所は、行政による産廃の巨大埋立地でした。
そうなる前に、モートンイトトンボたちが、うまいこと分散して、その数の維持が出来ることを願います。

現在の生息環境   (2011年6月5日)
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↑ 休耕田の4割ほどが葦で覆われていました。
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↑ アカウキクサです。(絶滅危惧種)水面のほとんどが覆われていました。


以前の生息環境   (2009年6月1日)
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↑ 朝露の中で交尾するモートンイトトンボです。(2011年6月5日7:43)
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↑ モートンイトトンボの羽化です。 (2011年6月5日7:55)
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↑ 羽化直後のモートンイトトンボ♂です。 (2011年6月5日9:28)
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 ↑ モートンイトトンボの成熟した♂です。 (2011年6月5日7:42)
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 ↑ モートンイトトンボの未成熟♀です。 (2011年6月5日7:45)
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↑ モートンイトトンボの成熟した♀です。 (2011年6月5日8:06)
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 ↑ 朝露の中で交尾するモートンイトトンボです。 
モートンイトトンボたちは朝露がある時間帯に交尾をするようです。 
(2010年6月15日7:20 カエル谷)
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↑ モートンイトトンボの成熟した♂です。 (2011年5月24日 カエル谷)


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↑  写真の中に何頭のモートンイトトンボが確認できますか?

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 ↑  ガガンボを食べるモートンイトトンボの成熟♀です。

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 ↑  モートンイトトンボの成熟♂2頭です。

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 ↑  モートンイトトンボの成熟♀2頭と未成熟♀1頭です。

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 ↑  モートンイトトンボの成熟♂です。

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  ↑  モートンイトトンボの成熟♀です。

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 ↑  写真は、いずれもモートンイトトンボの羽化殻です。

この休耕田には、モートンイトトンボの他には、アオイトトンボ、キイトトンボ、ホソミイトトンボ、オオシオカラトンボの未成熟個体数頭と、成熟したシオカラトンボが数頭いましたが、
いても良さそうなハラビロトンボやクロスジギンヤンマの姿は観れませんでした。
昨年の6月6日に確認出来たハッチョウトンボも、時期的なものか、今回は確認出来ませんでした。



by tombo-crazy | 2011-06-05 23:20 | イトトンボ科 | Comments(2)