<   2011年 09月 ( 1 )   > この月の画像一覧

ナニワトンボ  (トンボ科アカネ属)     地域外

 ナニワトンボは、いつかは観たいと願っていたトンボですが、
生息地が大阪、兵庫を中心とした瀬戸内地方ですので、観れないままに月日が経っていました。
今年7月30日に、突然の網膜はく離で手術を受け、すんでのところで失明は避けられたものの、視力が0.5になってしまい、少しでも見えるうちに会いたいと、大阪のYさんのお骨折りで、トンボ狂会のSさん、Nさんと会いに行くことが出来ました。 
a0122264_16294387.jpg
   ↑  目的のため池に着き、最初に見つけたナニワトンボです。成熟した♂個体で、飛ばないでくれよ…と念じながら撮りました。 (2011.9.28 9:05 和泉市)
a0122264_8245645.jpg
   ↑ ナニワトンボ♂のアップです。(2011.9.28 和泉市 同行のトンボ狂会YNさんが撮りました。)
a0122264_1644932.jpg
   ↑  赤とんぼと言われるアカネ属でありながら、オオシオカラトンボのような青みがかった粉を吹いた♂の成熟個体です。
a0122264_16471597.jpg
   ↑  大きさはヒメアカネぐらいで、とても可愛く感じました。(2011.9.28 和泉市)
a0122264_16481822.jpg
   ↑ ナニワトンボの♀です。♀の姿は中々見つけることが出来ませんでした。
   薄暗い草の上30cmほどを飛んでいました。若い♂と思って捕まえたのですが、成熟した♀でした。各部の写真を撮らせてもらい、放しました。 (2011.9.28 和泉市)

a0122264_16562969.jpg
   ↑ 生息地のため池です。写真は池の一部だけを撮ってあります。昭和11年築堤と、日本のため池としては新しい年代のため池です。
   写真の草地は、満水時は水の中のようです。
a0122264_1733721.jpg
   ↑ ヤナギの枝にゴミが絡んでいるように見えるのは、細い根です。このことから梅雨時は根のある辺りは水の中だったことが解ります。
   ナニワトンボは、秋口になって池の水が落ちたところで産卵するとのことで、実際、写真のヤナギのきのある薄暗いあたりで♂たちの姿が確認できました。

最初の池では1時間半ほど観察し、途中で朝と昼を兼ねた食事をし、次のため池へ向いました。

次のため池に着いたときは12:15頃でした。
a0122264_17391795.jpg
   ↑ さきほどのため池同様、ナニワトンボは、水の落ちた岸辺の木々の陰で休んでいましたが… (2011.9.28 12:23 河内長野市)
a0122264_19372198.jpg
a0122264_17431730.jpg
   ↑ やがて気温も上がってきたせいか、明るいところへ出て来ての縄張り行動や摂食行動が見られました。
a0122264_9391853.jpg
   ↑ サワヒヨドリのある草地の上をパトロールするナニワトンボの♂です。 (トンボ狂会SSさん撮影)

水が落ちた池の駆け上がり部は、一部が湧水湿地のようになっていて、オオホシクサなどもありました。(2011.9.28 13:12 河内長野市)
a0122264_826371.jpg
   ↑  連結飛行していたペアが止まろうとしているところです。(2011.9.28 河内長野市 トンボ狂会YNさん撮影)
a0122264_17214104.jpg
   ↑  別のアングルから私が撮った同じペアです。 
a0122264_9343416.jpg
    ↑  同じペアが交尾したところです。 (トンボ狂会SSさん撮影)    
a0122264_17483391.jpg
a0122264_17485567.jpg
a0122264_17495481.jpg
   ↑ 私たちの目には、♀の姿は中々見つけられないのですが、縄張りを張っている♂にはすぐに判るらしく、やがて、あちこちで交尾するカップルが見られました。
   交尾は意外と長く、10分ほどしていましたが、次のシーンに期待し、辛抱強く待つ私たちでした。
a0122264_19455758.jpg
a0122264_1754481.jpg
   ↑ 水が落ちて草地になった上を、連結して飛びながら産卵するナニワトンボのペアです。落下する卵が見えます。 
a0122264_1755255.jpg
a0122264_17551584.jpg
a0122264_17552748.jpg
a0122264_17251249.jpg
 ↑ 産卵を終え、連結を解いたナニワトンボのペアです。 
a0122264_17271059.jpg

    ↑ ♂はもう一度連結を試みましたが、♀は受け入れませんでした。 
a0122264_1882792.jpg
     ↑ ♂が去り、静かに休む♀です。 (2011.9.28 13:37 河内長野市)
a0122264_8381143.jpg
   ↑ 別なアングルから撮った同じ個体です。 (2011.9.28 トンボ狂会YNさん撮影 河内長野市)


  補足
       
 ナニワトンボの観察に当たり、生息地などの貴重な情報提供をしてくださった上、下見までしてくださった大阪のYさん、そして、日頃から、トンボの生態や、写真のことなどを教えて頂いている「神戸のトンボ」の青木先生へ、この場をお借りして、
お礼と感謝を申しあげたいと思います。ありがとうございました。 



 

by tombo-crazy | 2011-09-30 18:30 | トンボ科アカネ属 | Comments(1)