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愛知県最高峰の水辺を訪ねる

       9月20日 晴れ

               愛知県の最高峰は、長野県との県境にある茶臼山で、標高が1415mあります。
               隣り合う萩太郎山(標高1358)を含めた山腹は、牧場やスキー場がある観光地となっていますが、
               一部には豊かな自然が残り、沼や湿地もあります。
               きっと、ルリボシヤンマがいるに違いない、そう信じて東納庫(ひがしなぐら)の帰りに寄ってみました。
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              ↑ 隠れ沼です。 (標高1245m) この沼の存在を知る人はあまりいないはずですが、
               夢さんによれば、トンボ屋はGoogleなとの衛星写真でチェックしているので絶対見つけているとのことでした。
               車から降りて池を目指して歩いて行くと、いました。いました。
               手前の湿地状になった草地でルリボシヤンマの♂がホバリングしていました。
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              ↑ ♀の探査飛翔でしょうか、小さな二つの水辺の上をホバリングするルリボシヤンマの♂です。 (13:14~13:25)

               隠れ沼にも、数個体いましたが、私の短いレンズ(18-105)では太刀打ちできませんでした。

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              ↑ こちらは良く知られた芹沼池です。 (標高1227m) 期待したのですが、トンボの姿はありませんでした。 
               大きなコイがいましたので、トンボが消えたようです。
               矢筈池(標高1215m)は、昔からコイがたくさんいたので寄らずに帰りました。
               標高1260m近い牧場の中の池は、管理人が留守でしたので、見て来ませんでした。
              
by tombo-crazy | 2012-09-22 22:08 | トンボ見て歩記 | Comments(5)

赤とんぼを求めて (東納庫)

       9月20日 晴れ

               稲刈り前の田んぼでナツアカネの産卵を見れないかと、数年前、ナツアカネなど、たくさんのアカネ属を
               見ることが出来た設楽町の東納庫(したらちょう・ひがしなぐら)へ行って見ました。
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              ↑ 標高650m~690mの準平原にある東納庫の田んぼです。
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              ↑ アキアカネの♀です。 市ノ瀬地区の田んぼで、数10頭確認出来ました。
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              ↑ マユタテアカネの♂です。 田んぼの周辺で数10頭確認出来ました。
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              ↑ ノシメトンボの♀です。 産卵をしているペアが所々にいました。
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              ↑ ウスバキトンボの♀です。 山裾の田んぼで数10頭確認出来ました。

               見たかったナツアカネですが、田んぼの中を飛ぶそれらしいトンボを数頭見ましたが、双眼鏡の世界で、
               写真に撮ることは出来ませんでした。
               どのアカネ属も、まだ時期が早い感じでしたので、日を改めて確認に行こうと思います。
               以下は、ノシメトンボの連結打空産卵です。
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by tombo-crazy | 2012-09-21 22:25 | トンボ見て歩記 | Comments(3)

ルリボシヤンマを求めて

        2012年9月19日 くもり時々雨

               午前中は、カエル谷で雨の中、各取水口に溜まった土砂の排出や、イノシシが荒らした畦の補修をし、
               昼少し前に雨が上がったので、奥三河方面にルリボシヤンマを探しに行って来ました。

        立ち寄り地
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              ↑ 最初に立ち寄った設楽町の某所です。 ここは例年、ミヤマアカネが確認されているところです。
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              ↑ 小雨が降っていましたが、ミヤマアカネの♀が電柵の杭に止まっていました。
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              ↑ 傘を差して田んぼの周囲を見て回ると、雨に濡れながらじっとしている♂たちも確認出来ました。
               しばらくすると雨が上がり、トンボたちが飛び始めました。
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              ↑ 茶畑の上を飛ぶミヤマアカネの♂です。
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              ↑ ウスバキトンボの♀です。
               雨が上がり、気温が上がったためか、ミヤマアカネが目立つようになりました。
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              ↑ シダに止まったミヤマアカネの♂です。
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              ↑ 稲穂に止まったミヤマアカネの♂です。
               イネの品種は愛知の中山間地のブランド「ミネアサヒ」とのことでした。おいしいおコメになります。
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              ↑ 夢さんが交尾ペアを見つけてくれました。産卵シーンが期待出来ます。 (13:42)
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               ↑ ♂が前、♀が後になっての産卵のための連結飛翔です。 (13:47)
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              ↑ ミヤマアカネの連結打水産卵です。 (13:48)
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              ↑ 最初の地点から6~7mの範囲で、ミヤマアカネの連結打水産卵が続きます。
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              ↑ ミヤマアカネが産卵していた田んぼと茶畑の間の小川です。
              この日は、雨で増水していましたが、普段は緩やかな流れです。
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              ↑ 飛翔疲れでしょうか? 珍しく止まっているウスバキトンボの♂がいました。

              群れ飛ぶことの多いウスバキトンボは、日本各地で最も目にすることの多いトンボと思うのですが、
              一般にはあまり知られていません。
              その理由の一つは、アキアカネに代表される赤とんぼと一くくりにされているいるからのようで、
              田んぼの上や周りにいれば、アキアカネと思っている人が多いようです。
              このことは、ウスバキトンボにとっても、アキアカネにとっても残念なことで、
              結果、アキアカネの場合、コメ作りの変化(毎年コメを作らない、乾田化、多品種化、農薬の使用など)の中で、
              各地で激減しているのですが、それらの事実を知る人は少ないため、このままでは絶滅危惧種の指定を待つ前に、
              地域によっては消えて行き、復活の望みは絶たれると思われます。
              ウスバキトンボは、熱帯・亜熱帯地方から世代交代をしながら日本へやって来ます。
              夏の甲子園で高校野球が開かれているとき、テレビ画面に映る無数のトンボはウスバキトンボです。
              関東あたりでは、お盆の頃に最もその数が増えるため「精霊トンボ」とか「盆トンボ」などと呼ばれています。
              アキアカネやナツアカネなどのアカネ属よりも6~10mmほど大きいことと、成熟してもアカネ属のような
              赤い色にならないこと、ほとんど止まらずに風をつかみ滑空していることで見分けが可能です。 

        目的地「愛知洞」
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              ↑ ルリボシヤンマが期待出来る愛知洞の水辺です。 標高は680mほどあります。 
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              ↑ いました。 ルリボシヤンマの♂たちです。 (15:25~16:55)
              先回は時期が早かったせいか、オオルリボシヤンマしか確認出来ませんでしたが、やはりいました。
              愛知洞は、家から車で1時間20分ほど行った山の中ですが、昔から加茂地域で、今は豊田市です。
              予想した通り、加茂地域にもルリボシヤンマが生息していました。 うれしいです。

              湿地のほうにいた夢さんが、1頭のルリボシヤンマを持って来てくれました。
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               ↑ ルリボシヤンマの♀です。 オオルリボシヤンマより小ぶりで、胸の模様や色合いが違います。
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               ↑ こちらはオオルリボシヤンマの♀です。 (8月20日 長野県亀の池で)
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               ↑ ルリボシヤンマ♀の顔です。 成熟の度合いでしょうか? おでこが黒ずんでいます。
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               ↑ こちらはオオルリボシヤンマ♀の顔です。 (8月20日 長野県亀の池で)
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              ↑ ルリボシヤンマ♀の腹面です。
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               ↑ ルリボシヤンマ♀です。 ♀の場合、翅に、こげ茶色が入るようです。
 
               オオルリボシヤンマは、たくさんいました。
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              ↑ オオルリボシヤンマの♂です。
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              ↑ オオルリボシヤンマの♀です。

               オオルリボシヤンマたちは、15時半頃になると、池からその数を減らし始め、
               代わってルリボシヤンマたちが水辺で見られるようになりました。
               カエルなどと同じで、限られた水辺(産卵場所であり、子育ての場所)を時間をずらすことで棲み分け、
               余分な争いが起きないようにしているようです。
               これらも含め、私たち人間は、野生の生きものたちから、大いに学ぶことがたくさんあるように感じます。

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               ↑ タカネトンボの産卵も見ることが出来ました。 (13:39) 
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              ↑ 先回、産卵が見られたネキトンボは、水辺から少し離れた梢に止まっていました。 (15:21)

               午前中の、トンボやカエルなど、なつかしい生きものたちの生息地保全作業が良かったのでしょうか?
               神様が味方してくれたようで、今一の天気の中でしたが、今シーズン初のミヤマアカネの産卵が見れ、
               私自身、加茂地域では初のルリボシヤンマが見れた、充実の一日でした。 
               まる一日付き合ってくれた夢さんにも、感謝感謝です。
by tombo-crazy | 2012-09-20 22:16 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

涼しいうちに草を刈る

       9月8日 くもり一時雨、後、回復
    
                定例作業日の4日(火)が雨で中止になっていたので、涼しいうちにと、6時から草刈りをしました。
                気温は21℃でしたので、気持ちよく草刈りが出来ました。
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               ↑ 朝の水辺です。 水面はコナギなどの水草が繁茂していました。
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               ↑ イノシシが食物を探し回った跡です。
                毎晩、子連れで来るらしく、畦を崩したりしますので、補修の仕事が増え私たちを困らせます。
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               ↑ 草刈りをした上の湿地と畑の間の草原です。
                夏場は、毎週草を刈らないと、すぐに草丈が伸びてしまいます。
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               ↑ 水場の上手、ヒキガエルの水辺側です。                

                8時半頃、雨が降って来たので片づけを始めると、すぐに止んだので、トンボを見ながら再び草刈り。
                9時近く、分校の人たちが見えました。 うっかりしてましたが観察会があったのです。
                朝食をとらずに来たので9時半頃帰るつもりでしたが、みなさんが手伝ってくれたので、
                トンボや草花を見ながら草刈りの延長です。

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               ↑ シシパラ(イノシシのためのパラダイスの略)です。
                草を刈っておかないと、なぜかイノシシは利用してくれません。

                オオルリボシヤンマもいました。 カエル谷にも、秋が来たようです。

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               ↑ オオルリボシヤンマの♂の飛翔です。 (8:58)


                トンボ上池にネキトンボがいました。
                オオルリボシヤンマもネキトンボも、カエル谷としては今シーズン初見です。 
                早起きは三文の徳は生きているようです。
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               ↑ ネキトンボの♂の飛翔です。 (9:13~9:23) 3頭いました。       
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               ↑ ネキトンボの連結飛翔です。 (9:20~9:21)

                 飛び疲れたのか、ネキトンボは9時半頃になると休む個体が出てきました。
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               ↑ 木の葉に止まるネキトンボの♂です。 (9:31)
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               ↑ 池の中の調査用竹串に止まるネキトンボの♂です。 (11:13~11:14)
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               ↑ 曇りで時々小雨が降っる日でしたが、腹部挙上姿勢をとるネキトンボ♂もいました。 (10:37)
                
                トンボの腹部挙上姿勢は、太陽光を受ける面積を少なくし体温の上昇を抑えるためと言われることが多い
                ですが、それだけでは説明できない場合が多いように感じています。
                現在、観察結果をまとめていますので、後日、紹介したいと思います。

                オニヤンマも5頭いました。
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               ↑ 草が刈られ広々したのが気に入ったのか、シシパラでも♀の探査?飛翔をしてましたので
                水辺の二ヶ所に竹串を刺すと、すぐに止まってくれました。どちらもオニヤンマの♂です。

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               ↑ こちらは水場にいたオニヤンマの♂です。
by tombo-crazy | 2012-09-08 22:39 | トンボの楽園づくり | Comments(0)

浜松へ行く

       9月6日 くもり

               狂会の夢さんに、「マルタンを見に浜松へ行きませんか」と誘われ、「他にはタイワンも見れる…」とのことで、
               5時半に起きて、浜松方面へ行って来ました。

       遠州浜
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              ↑ 最初の訪問地は、遠州灘に面した砂防林の中の皿池で、砂浜に近いほうから奥に向かって見て歩き、
               最後に暑い砂地の中を東の池へと歩きました。
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              ↑ 手前の池  カガブタの花が咲いていて、岸辺の草地でマイコアカネに出会えました。
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              ↑ 中の池  スイレンとコイが持ち込まれた池で、トンボもあまりいませんでした。
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               ↑ 奥の池  遠州浜の池の中では、一番楽しめました。
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               ↑ 東の池  時期を選べは楽しめそうな雰囲気のある池でした。

               以下は、確認出来た主なトンボたちです。
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               ↑ アオモンイトトンボの交尾です。 (9:00 手前の池で)
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               ↑ キイトトンボの♂です。(9:11 手前の池で) これ以外のイトトンボはクロイトトンボがいました。
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               ↑ マイコアカネの未成熟の♀です。 (9:27 手前の池で)
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               ↑ マイコアカネの未成熟の♂です。 (10:43 手前の池で)
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               ↑ マイコアカネの成熟した♂です。 (10:38 手前の池で)
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               ↑ タイワンウチワヤンマ♂です。 (9:56 奥の池で) 5~6頭いました。
                タイワンウチワヤンマは私にとって初見です。
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               ↑ ギンヤンマの♂です。 (10:33 奥の池で)



       鶴ヶ池
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               ↑ 午後は磐田市の鶴ヶ池へ行って見ました。
                鶴ヶ池は、ベッコウトンボの桶ヶ谷沼と、尾根を隔てた北隣にある同じくらいの大きさの池で、
                ベッコウトンボが自然繁殖している池です。
                ただ、トンボの端境期なのと、時間帯や暑さが影響したのか、トンボはあまりいませんでしたが、
                5頭だけでしたが、久しぶりにベニイトトンボを見ることが出来ました。               
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               ↑ ベニイトトンボの♂です。 (13:54)               
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               ↑ ベニイトトンボの交尾です。 (13:58)
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               ↑ ベニイトトンボがいた木陰になった水辺です。
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               ↑ モノサシトンボの♂です。 (13:53) 
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              ↑ ギンヤンマの連結産卵です。 (14:55)
                他にはクロイトトンボ、キイトトンボ、アジアイトトンボ、オオシオカラトンボなどがいました。
 

       佐鳴湖
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              ↑ 夢さんの今日最大の目的地、佐鳴湖です。
                それは、マルタンヤンマの♂を捕獲することだそうです。
                それで、薄暗くなるまで待つことになりました。
                佐鳴湖は、昔、猿投湖と言われていたとのことで、市内に猿投山のある私にとって新しい発見でした。
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              ↑ マルタンヤンマの黄昏飛翔です。3~5頭ぐらい飛んでいました。(佐鳴湖に隣接する湿地で 17:58)
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              ↑ 捕獲できたのは翅の痛んだマルタンヤンマの♀1頭だけでした。
                勿論、写真を撮った後、放しました。 
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              ↑ カラスの塒入りです。子どもの頃を思い出しました。
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              ↑ 伊能忠敬が佐鳴湖を最初に測量したことを記す説明版と記念モニュメントです。
                地図や地理が好きな私には嬉しい出会いでした。

                佐鳴湖へ向かう途中、四ツ池公園の池に立ち寄ったのですが、成果はありませんでした。
                帰宅したのは、8時40分頃でした。暑い最中の池めぐりだったので、さすがに余力はありませんでした。
                でも、楽しかったです。
                                                                   
by tombo-crazy | 2012-09-07 22:25 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

アキアカネを求めて  その③ 御在所岳

       9月2日 くもり

               8月20日の南信州の馬の背と蛇峠山、30日の愛知県奥三河の寧比曽岳に続き
               今回は、三重県の御在所岳(標高1212m )にアキアカネの調査に行って来ました。
               トンボに関心がある人たちにとり、御在所岳は、アキアカネがたくさんいることで知られた山なのです。

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              ↑ 山頂東の、雨量レーダーやロープエー駅などがあるピークです。
               ただ、この辺りにはアキアカネの姿がありませんでした。
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              ↑ 「ございしょ自然学校」(旧カモシカセンター)前には、アキアカネのマーキング調査に申し込みをする人で
               一杯でした。
               今シーズンのマーキング調査は今日が最終日とのことで、御在所岳のアキアカネの情報を得るだけでは               
               申し訳ないので、お手伝いをさせていただくことにしました。
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              ↑ 私が調査した山域です。 
               御在所岳の山頂部は準平原の広大な台地となっていて、各ピーク間は遊歩道で結ばれています。
               正面、スキー場のある丘が、御在所岳の三角点のあるピーク。 その陰、西側の望湖台が最高点です。 
               左手奥が主にマーキングをした御嶽大権現のあるピークです。

               マーキング調査は、「ございしょ自然学校」から西の御嶽大権現へと続く遊歩道沿いに進めましたが、
               長者池への分岐を過ぎた開けた草地へ出る迄の約950mは、潅木の中の道のためか、
               見かけたアキアカネは40頭ほどと少なく、他の参加者と譲り合ってマーキングをしました。

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              ↑ 写真中央右半分が、御嶽大権現へと続く草地です。 この辺りで80頭ほどマーキングをしました。

               次に行ったのは、長者池への分岐から三角点のあるピークです。
               ピークは広場になっていて、途中の階段と合わせて50頭ほどマーキングをすることが出来ました。
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              ↑ 長者池への分岐点西の東屋から三角点のあるピークを見たところです。
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              ↑ 用紙がなくなり、マーキングはしませんでしたが、今回、最もアキアカネの密度の高かった登山道のある
               エリアです。 なお、この登山道は地獄谷や北西尾根へのルートの一部になります。
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              ↑ マーキングの用紙(100頭記録/枚)と、翅に御在所岳を現すGマークを記入したアキアカネです。
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              ↑ 網の中のアキアカネたちです。

                
       御在所岳でのアキアカネ確認結果

                私がマーキングした数  計133頭 ( ♂ 68、♀ 65 )
                自然学校のスタッフの方のお話し
                     「5~6年前と比べアキアカネの数が1/3位になった。」 
                     「去年のマーキングは35000ほどだったが、今年は19000に届かないかも知れない。」 
                     「初心者の場合、マーキングゼロの参加者が多くなっていて、平均すると2~3頭。」
                     「スタッフやベテランの人が数を稼がないと、マーキング調査も難しくなって来た。」

                               
       コメント
                ①かつては10万はいるかと言われた御在所岳のアキアカネも、各地の激減の影響を受け、
                 その数を減らしているようです。
                ②今にも雨が降りそうな天候だったためか、群れ飛ぶアキアカネは見られませんでした。
                ③ほとんどのアキアカネは、静止しているか、地面近くを少し飛んでは止まることを繰り返していました。
                ④繁殖地の場合、♂の割合が高いのが多いのですが、御在所岳は未成熟個体が成熟するまでの間
                 避暑に来ているせいか、♂と♀の比率は、ほぼ同じでした。
                ⑤以下の写真で判るように、成熟間近の個体がほとんどでした。
                ⑥今年で43年になる御在所岳でのマーキングも、下界での確認数が20数例しかないことや、
                 各地でのアキアカネの激減を考えると、ロマンはあっても実の少ないマーキングは収束させ、
                 それらのエネルギーを、生息地調査や、復活のための活動に軸足を移す時期に来ているように思い
                 ました。
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              ↑ アキアカネたちは開けた笹原で休んでいる個体が多かったです。写真は♂です。
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              ↑ 御嶽権現へ向かう途中にいたアキアカネの♀です。
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              ↑ 長者沼分岐近くにいたアキアカネの♂です。
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              ↑ 琵琶湖を望む「望湖台」にいたアキアカネの♀です。
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              ↑ 一等三角点の上で休むアキアカネの♂です。
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              ↑ 翅にGマークの付いたアキアカネの♀です。
               

       おまけ 
                 アキアカネ以外に確認できたトンボたちです。
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              ↑ オオルリボシヤンマの♂です。(広範囲で10頭前後いました。)
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              ↑ オオルリボシヤンマの♀です。(長者池にて数頭)
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              ↑ タカネトンボの♀です。(長者池にて数頭) 
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              ↑ ナツアカネの♂です。(ミズバショウ池の近くで1頭のみ)
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              ↑ オジロサナエの♂です。(長者池の近くで1頭のみ)

                水草の繁茂した大きな貯水池へ行きたかったのですが、今にも大粒の雨が降り出しそうだったため、
                14時少し前に、お世話になった「自然学校」のみなさんに感謝し下山しました。 ありがとうございました。


              補足
                私たちは、トンボを増やし、子どもたちに昆虫採集を復活させたいと自然の再生の活動していますが、
                私の場合、種の同定などで捕獲しても、確認や写真撮影後、すぐに放すようにしています。
by tombo-crazy | 2012-09-03 21:32 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

アキアカネを求めて その② 「寧比曽岳」

       8月30日 くもり後雷雨

               20日の南信州の馬の背(標高1456.9m)と蛇峠山(標高1663.9m)に続き
               今回は、愛知県奥三河の寧比曽岳(標高1120.6m )にアキアカネの調査に行って来ました。
               奥三河と言っても、山頂付近は昔から加茂地方に含まれ、平成の大合併以降は、私の住む豊田市で                  
               7番目に高い山になっています。
               ちなみに合併前の豊田市の最高峰は、焙烙山(標高683.5m)で、現在は天狗棚(標高1240m)です。
                  
               調査地は、寧比曽岳の山頂付近の草地と、山頂~富士見峠(標高1128.8m)までの約500mほどの
               尾根上の道(東海自然歩道)です。
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               ↑ 寧比曽岳の山頂です。 (南東側から撮影)
               山名標示板の背後に見える山は、右が三国山(標高701.1m)で、左が猿投山(標高628.3m)です。
               山頂までは直線で26Kmほどで、山頂手前に見えている山々は豊田市に含まれます。
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               ↑ 山頂から富士見峠へと尾根伝いに伸びる東海自然歩道です。 (標高1100~1129m)
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               ↑ 富士見峠から北北東に、恵那山(標高2191m)から蛇峠山へ続く山並みを見たところです。
                あいにく恵那山や蛇峠山は、雲の中でした。


       確認結果  
                      アキアカネ     2頭
                      ウスバキトンボ  7頭
                      ミルンヤンマ    4頭

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               ↑ 山頂小屋前に辛うじていたアキアカネの♀です。

                 南信州の馬の背~蛇峠山で約1060頭確認出来たのと比べ、寧比曽岳のアキアカネは極端に少なく、
                 一昨年の調査結果も考え合わせると、愛知県のアキアカネが絶滅に向かっているので、手遅れになる                 
                 前に、農業関係者を含めた早急な対策が急がれます。




       おまけ

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              ↑ 寧比曽岳山頂から富士見峠間の東海自然歩道にいたミルンヤンマです。 (11:22)
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              ↑ 意外と明るいところで止まっている個体もいました。 ♀でした。 (11:43)

                ミルンヤンマは、これまで二度しか見てなかったヤンマでしたので、うれしかったです。
                あまり出合えない理由としては、黄昏活動性が強く、日中は薄暗い林縁などで静止していることが多い
                との生態から来ていると思います。
                今回は今にも雨が降りそうな雲行きだったとは言え、昼直前の時間帯であり、
                確認した4頭の内3頭は、膝より低い高さを飛び回っていたので発見につながりました。 
                それと、渓流沿いではなく、標高が約1100~1220mの尾根筋にいたのも驚きでした。
                別の見方をすれば、渓流を上り詰めた涼しい尾根筋だから日中も活動していたと思われます。
                以前は、タカネトンボやムカシトンボ、アサヒナカワトンボも、この尾根筋で確認しています。
                なお、飛び回っていたミルンヤンマたちは、ハエを狙っているようでした。


       心残り

                昼食後、ミルンヤンマの飛翔写真を撮ろうと思ったのですが、弁当を開いたとたん、雷雨になり、
                弁当も食べずに急ぎ下山しました。




               

                  
by tombo-crazy | 2012-09-01 21:50 | トンボ見て歩記 | Comments(0)