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マルタンヤンマを観に  その②

  6月23日(月) 曇り 気温 16~19℃ (5:35~10:25)

  人間、一度その気になると、気になって仕方がなくなるものですね。
  と言うことで、4時半に目覚めたついでに、〇〇町の水辺へ行ってみました。
  勿論、マルタンヤンマの羽化狙いです。

  夢さんとの電話のやり取りで、迷うことなくマルタンのポイントに到着。
  と言うと、すんなり着いたと思われますが、車を置いた所から1Kmほど、
  機材を背負い、ウェーダーを身に付けて坂道を歩くのですから、結構暑くなりました。
  それでも、現地へ着くと日差しもないため、ほてった体に冷気が気持ち良かったです。
  目を凝らして、1時間ほど探したのですが、見つかりません。
  焦っても仕方ないので、休憩がてら近くの川辺に行くと、素晴らしいものに出会えました。

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  ▲ アズマヒキガエルです。 カエル大好き人間ですから、マルタンのことはそっちのけで、カエルと戯れました。
  他にも、ウシガエル、トノサマガエル、ツチガエルなどがいました。

  再び、マルタンの水辺へ戻ると、いましたいました。
  最初に入ったルートと違う所から分け入ったのですが、水辺へ降りようとしたら目の前のスゲガヤの所にいたのです。
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  ▲ 水辺へ降りようとしたとき、偶然見つけたマルタンヤンマの羽化個体です。  (6:45)
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  ▲ 水辺側から見た羽化個体です。 こちらからだと順光です。 ♀でした。
  私は、これまでどういうわけか、マルタンの羽化は♀しか見ていません。
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  ▲ 翅が開きました。 (7:08)
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  ▲ 時々翅を震わせませ、この後処女飛行に飛び立ちました。  (8:16)

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  ▲ 今日見つけた羽化中のマルタンヤンマを除いたマルタンの羽化殻です。
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  ▲ こちらは、アカネ属の羽化殻のようです。

  以下は、同じ水辺にいたトンボたちです。
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  ▲ 羽化間もない大アオイトトンボの♀です。 成熟個体も何頭かいました。
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  ▲  モノサシトンボの♀です。
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  ▲  モノサシトンボの♂です。

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  ▲  ホソミオツネントンボの♂たちです。♀を探していたのでしょうか、元気に飛び回っていました。

  おまけです。 同じ水辺にいました。
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  ▲ ヤサガタアシナガグモです。 カマキリのような鋭い鎌(鋏角の一部)を持っています。
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  ▲ オカトラノオの花も咲いていました。


  ヒキガエルやマルタンヤンマも観れたので水辺を後にし、近くの川を眺めていたら、いろんなトンボがいました。
  そのうちの一部を紹介します。
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  ▲ ハラビロトンボの成熟♂です。
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  ▲ ヤマサナエの♂です。
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  ▲ ヤマサナエの産卵です。 (9:30~9:31)
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  ▲ ヤマサナエの♂が、♀のように狭い範囲でホバーリングをしていました。 ♀が産卵場所に入るのを待っているのでしょうか?
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  ▲ コオニヤンマの♂です。

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  ▲   コヤマトンボも3頭いて、それぞれに縄張りで♀の探査飛翔をしていました。

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  家には、11時20分頃戻りました。 今朝は、いろんなトンボが観れて良かったです。
by tombo-crazy | 2014-06-23 19:17 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

マルタンヤンマの羽化を観に  その①

  6月22日(日) 雨 気温 19.5~19℃ (9:10~10:30)

  朝から雨でしたから、外出はやめて、気になっている仕事を片付けようとしていたら、夢さんから着信。
  「こんな天気なので、今からでもマルタンの羽化が観れると思うよ…。」
  「今、どこ?」
  「〇〇町の水辺。さっきまで、マルタンの羽化を観ていた…。」
  「懐かしいなぁ。あの辺りは20年ほど前に、よく行ったよ…。」
  と、まあ、こんなやり取りをしてしまった私は、いそいそとカエル谷へ向かいました。
  私たちのフィールド・カエル谷もマルタンヤンマはいるのです。
  ただ、マルタンの羽化は明け方には終わることが多く、明るくなって出かけて行っても、観るのは羽化殻がほとんどです。
  そう言えば、数年前に見た時も雨の日でした。

  結果
  現実は厳しく、マルタンの羽化は観れませんでした。
  ただ、キイトトンボやモートンイトトンボ、モノサシトンボたちが、雨の草の間を元気に飛び回っていたのを確認出来ました。
  他には、ショウジョウトンボが雨の中で6個体羽化していて、写真に撮ろうと近づいたら、全て逃げられてしまいました。
  傘をさしてましたから、いくらなんでも目立ち過ぎですよね。 

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  ▲ 先日見つけたマルタンの羽化殻です。 眼力のある夢さんは10個体ほど見つけています。
by tombo-crazy | 2014-06-23 18:35 | トンボの棲む環境 | Comments(0)

竹村にアキアカネがいました。  その⑤

  6月19日(木) 曇りのち晴れ 気温16℃(5:26)~32℃(8:32) 畔の上30cmで

  16日でアキアカネの羽化調査を終えたつもりでしたが、このところの早起き調査のせいか、早く目覚め、雨も止んでいたので、SIさんの田んぼへ出かけました。
  昨日は昼少し前から雨が降り、夜も降っていたので、羽化はほとんどないと判断しての確認のつもりでした。
  野生の生きものの場合、どんな種でもそうですが、調査地に探す生きものがいるかどうかは、生息環境と対象の生態に合わせた調査を繰り返すことで、
  いたかどうかは明らかになります。
  ただ、その地で世代交代をしているかや、そこにはいないことの証明は、限られた時期に数回足を運んだくらいでは判らない場合がほとんどです。
  故に、一般的に言われる雨の日や、雨の後は、羽化は少ないとの定説を確認するつもりが、結果は、これまでの4日間の、日にち別確認数を上回る43頭の羽化を確認し、
  定説で安易に納得してしまうのではなく、自分で確認することの大切さを痛感しました。
  なお、43頭の内訳ですが、♀ 28頭、♂ 12頭、全身が確認できないための性別不明が3頭でした。
  内、1頭は羽化し始めから初飛行まで観察できました。   
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  羽化のし始めです。 静止位置で腹部の先端側を羽化殻の中に残して、頭を下にしたトンボ科などに見られる倒垂型の羽化です。   (6時12分07秒)
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  羽化殻から全身を出し、自分の脚で羽化殻につかまり、頭を上にして、余分な水分が抜け、翅が広がり、初飛行を待ちます。 (6時33分47秒)
  この時点で、アキアカネの♀であることが明らかになりました。
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  翅の縮みもなくなり、翅の透明度が増してきました。   (7時36分42秒)
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  体内の水分も抜け、スマートになって来ました。   (8時4分30秒)
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  翅が広がりました。   (8時11分33秒)
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   身体もスマートになり、体色もアキアカネらしくなりました。時折、翅を震わせます。もうじき初飛行のようです。   (8時27分6秒)

   今朝、羽化が観れたのは、この1個体だけで、他は初飛行待ち状態でした。
   前日の雨の影響なのでしょうか、これまでと比べ、羽化に要する時間が長く、およそ2:20掛かって、羽化を終えて、初飛行に飛び立って行きました。
   


   以下、今日確認出来た初飛行を待っていたアキアカネの写真と、田んぼにいた生きものです。
   不思議なことに、彼らは近づいてもほとんど飛ばず、じっと体温の上昇を待っているようでした。

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  ▲ アキアカネの♀です。

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  ▲ アキアカネの♂です。

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  ▲ 性別不明などです。


  5日間で日ごとに確認したアキアカネの数です。 ♂ 27頭に対し、♀が67頭で、♂:♀の比率は、おおよそ 3:7 でした。
  なお、調査は、田んぼの周囲を畔に沿ってゆっくり歩き、畝の数で畔から5列ほどのイネに付いているかを目視確認しました。
  7月に入る頃は、コノシメトンボの羽化が期待されるのですが、中干しのため、近日中に田んぼの水を抜くとのことでした。

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   他に出会ったトンボや小さな生きものたちです。

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by tombo-crazy | 2014-06-20 14:48 | トンボの棲む環境 | Comments(0)

番外編  ちょっといい話 「トンボに掴まれた人」

   トンボ狂会メンバーで、カエルの分校の賛助会員にもなっていただいているみいさんからちょっといいお話が届きましたので、本人の了解を頂き、ここへ転載させていただきました。
  なお、文章はすべてご本人が書かれたままです。



  トンボ狂会のみなさまはじめまして。
昨年入会させていただいた、みいと申します。
いつもみなさまのすばらしいトンボの写真をみせていただいて感銘をうけています。
そして、ここに私が投稿する日はこないな、、、といつまでたっても上達の気配のないカメラの腕にあきらめ半分でおりました。

  そんな私が今日はじめて投稿させていただきたいと思ったのは、とても困っているトンボとの出会いがあったからです。
美しいトンボの写真をご期待されると申し訳ないですが、写真は私の父がその時たまたま持っていたsonyのコンデジで撮ってくれたものです。
写真のクオリティというより、私の不思議な出会いをみなさまに見ていただけたらなと思いました。

  私の実家の近所では2年前の台風の時に水路があふれ、田んぼの横のイチジクの木も流され、床下浸水にあった家もありました。
このトンボさんはきっとその時に上流から流れてきて、じっと大人になる時を待っていたのだと思いました。
せっかく大人になったところで試練にあい、私が通りがかった17:30までかなり長い間困っていたのだと思うと切ない思いがいたします。
身体はすでに完全にきれいな色になっていて、複眼がまだ灰褐色で本来の美しい色になっていませんでした。
トンボは前翅がけがをするととべなくなると本で学びましたが、確かに指の上でウォーミングアップするときは前翅の動きだけを確認して後翅はそれほど動かさないでいる気がしました。

 こんなしょぼい人間のメスの手を借りないといけなくて、そのうえ名前を間違えられて、とトンボさんにとっては踏んだり蹴ったりで気の毒なことでした。
ずいぶん長い間目と目をみつめあっていたので、「よく目をみてよ!離れてないよ!」とさぞや言いたかったことでしょう。
 ご興味を持っていただけた方はよかったら下記(省略)のピカサアルバムをご覧くださいませ。

このトンボさんが素敵なメスと出会ってくれますように!

 みい



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  ▲ 大阪の実家近くのいつもの犬の散歩コース。
     道路にあいた排水溝(?)の金属格子のところでなんだか不思議な音がしました。
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  ▲ 覗き込むとトンボのおおきな目がこちらを見ています。
     時々ぶんぶんと飛んで、なんとか出ようとするのですが、金属格子より翅が大きくてとても出られません。
     格子の金属にしがみつくのだけれど、つるっとすべってしまって力が入らないみたいでとっても困っています。父が翅を掴んで出そうとしましたが、それは嫌なようで掴めません。
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  ▲ 近くに落ちていたトクサの枯れ枝をもって差しのべたところ、つかまりました!じわじわとトクサをのぼってきます。
     ところが頭が格子の真ん中に来るようにしても左右の両翅ともひっかかってしまいました。大きいのです!
     しかしゆっくりトクサを引っ張るとトンボはしっかりつかまっていて、左右の前翅は少したわんだけれど、無事格子の外へ。
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  ▲ 無事に後翅もでました!
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  ▲ しばらくじっとしていて、疲れ果てたのかな、と思ったら今度はトクサをだんだんのぼってきてとうとう私の指に手をかけました。
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  ▲ とうとう指に乗り換えてしまいました。 立派なお姿です。
    これだけ立派な全身をみても、「目が離れている気がする。君はサナエトンボ??そうだ!きっとコオニヤンマちゃん!!」と思っていました。
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  ▲ まだ翅は少し半透明。このあと前翅を何度かぶるぶるっとウォーミングアップを繰り返すのを指にのせたまま自宅に帰りました。
    そして自宅庭についた途端に空高く飛び立っていきました。
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  ▲ 格子の幅は9cm。両翅を広げると12cmほど。
     「日本のトンボ」のサナエトンボ科をどれだけみても同じ胸の模様はいなくて、やっと「オニヤンマの♂」だったことに初めてきづきました。
     オニヤンマを掴んだ人はいっぱいいると思いますが、オニヤンマに掴まれた人間はそんなにいないかなと思って幸せな気分になりました。




   追記: この件に関するその後のやり取りのメールご紹介しておきます。


 みいさんへ

 良いことをされましたね。
 オニヤンマにとってはいい人に巡り合え、トンボとして生きる道が開けました。
 せっかくだから、「加茂のトンボ」番外編で紹介させていただけますか?
   オニヤンマにとって良かったこと。
     ① 感性の豊かな人が通りかかり、翅音に気付いてくれた。
     ② たまたま、トンボが好きな人だった。
     ③ サポート役のお父さんも心優しい方だった。
     ④ 暫く大雨がなかった。
 などが、トンボに生きる道を開いてくれたように思います。
 これだけ立派な体ですから、良い伴侶を見つけ子孫を残しますよ。 


 用水の上流域を探索する楽しみが増えましたね。
 ご家族で、草原や山に隣接した道を歩いてみてください。
 今回助けたトンボに出会える可能性が高いです。

 やまね





 やまねさんへ

 ありがとうございます。
上流域にいけば会えますでしょうか、実家に帰る楽しみがまた増えました。

 せっかくだから、「加茂のトンボ」番外編で紹介させていただけますか?
はい、どうぞお願いします。
 あのトンボもこんな遠い名古屋でちゃんと「オニヤンマ」とすぐにわかって「立派な体」と言ってくださるみなさまに見てもらえたら喜んでいると思います。

 本当はもうちょっとだけ長くとまっていてくれたら母にも見せれたし、一眼レフも取ってこれたので
「ちょいと脚を持っておけばよかったのかな…」と少し後悔していると
 父に「持ってたら噛みつかれてたぞ。痛かったと思うぞ」と言われました。
 「えー助けてもらっても噛むかなあ」と言いつつも噛みつかれたというオチがなくて良かったでした。

 みい




 みいさんへ

 確かに、お母さんにも観せてあげたかったですね。
 でも、観れなかったことが、お母さんにとっては観たいにつながり、観たときの感激があります。
 ご家族で、上流域のトンボ探しをしてみてください。きっと出会えますよ。
 ただし、玉手箱は開けないように。おばあちゃんになってもいいなら別ですが。

 脚を持たなくて良かったです。
 噛みつかれるだけでなく、トンボは必死に逃げようとしますから、脚がちぎれてしまいます。
 トンボを持つときは、翅をたたんで挟むように持つとバタバタしないので、噛みつかれたり、トンボを痛めないで済みます。

 転載許可、ありがとうございます。
 今日中に「加茂のトンボ」へアップさせていただきます。

 やまね
by tombo-crazy | 2014-06-18 16:50 | つれづれ感じるままに | Comments(0)

昨日のカエル谷

  6月17日 (火) うす曇り

   うす曇りの日でも、作業をしているとかなり暑く、時々休んで水分補給をしないと体が持ちません。
  「お金を貰えるわけでもないのに、ようやるね。」とは、多方の人たちの感想ですが、
  多様な環境を再生し維持することで、新たに出会える生きものや、遊びに来てくれる子どもたちの笑顔などが、
  私たちを少年時代にタイムスリップさせ、耕作放棄された田んぼを水辺として再生する活動を続けさせてくれます。
  でも、年々メンバーも年を重ねていますから、昔のようなパワーはありませんので、
  無理なく、ぼちぼちやることにしています。


   昨日のカエル谷で出会った生きものの一部をご紹介します。

  子どもたちが来たときテント場になる上の段の草を刈っていると、羽化間もないショウジョウトンボやキイトトンボがたくさんいました。
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  ▲ トンボたちの休んだり、餌を捕ったりする空間を残し、草を刈ったテント場です。
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  ▲ 羽化間もないショウジョウトンボです。
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  ▲ 成熟間近のキイトトンボの♂です。
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  ▲ 成熟したキイトトンボの♂です。
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  ▲ 草の間を摂食飛翔をするキイトトンボたちです。
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  ▲ カノコガのカップルもいました。 
  大き過ぎるのか、あるいは子孫を残そうとする神聖な儀式を邪魔はしませんということでしょうか、キイトトンボたちは知らぬふりで通り過ぎて行きます。

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  ▲ 水辺で仲良く休むショウジョウトンボの♂たちです。 成熟♀が来るまでは、あまりいがみ合いません。
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  ▲ 縄張りを守るオオシオカラトンボの成熟した♂です。
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  ▲ スクランブル発信後、ふたたび縄張りに戻るオオシオカラトンボの♂です。

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  ▲ 産卵するモートンイトトンボです。
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  ▲ 近くで産卵を見守るモートンイトトンボの♂です。
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  ▲ 産卵を終え、草むらへ向かうモートンイトトンボです。

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  ▲ 羽化間もないシオカラトンボの♀です。

   他には、シオヤトンボ、クロスジギンヤンマ、モノサシトンボ、アサヒナカワトンボ、クロイトトンボなどのトンボがいました。

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  ▲ こちらは、ちょっと微笑ましいカマキリの子どもです。 なぜか2頭もいました。 人徳ですかね。 人間だけでなく、生きものにも好かれる照さんです。

   以下、おまけです。

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  ▲ カルガモです。
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  ▲ トノサマガエルです。
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  ▲ マルタンヤンマの羽化殻です。 
  羽化を観るには夜明け前にカエル谷へ入る必要があります。
  気温が低かったり、運が良いと、9時頃でも羽化中のマルタンヤンマを見れる時があります。
  夕方6時頃に来ると、摂食飛行をしているマルタンヤンマなどのヤンマ類を観ることが出来ます。

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  ▲ トンボ上池です。なぜか、今年は浮草がたくさん発生しました。
   小さな池の水面と言う限られた空間にも、生きものだけでなく、植物たちのせめぎ合いがあるようです。
by tombo-crazy | 2014-06-18 12:10 | トンボの楽園づくり | Comments(0)

オジロサナエがいました。

  6月17日(火) うす曇り

   今日はカエル谷の作業日でした。
   草刈りと、繁茂し過ぎた藻の間引きなどをしました。
   今の時期は暑いですから、1時半頃、終わろうと小屋の前で一段落していると、分校生でトンボ狂会のメンバーでもある夢さんから着信。
   「今、樋渡さんとカエル谷へ向かっているので、だれか残っていて!」 と言うことで、みんなで待機。
   ほどなくして、6種類のヤンマの羽化殻を持って二人が見えました。
   羽化殻は、勉強家の尚さんへ仙さんが届けることになりました。
   みなさん用事があったりして、残ったのは、お二人と私だけになり、トンボ観をして過ごしました。

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  ▲ 真剣にトンボを探すお二人です。 (後ろ姿だからいいですね。)

   暫くして、シシパラに行った夢さんが私を手招きします。 何か見つけたようです。
   羽化したてのオジロサナエの♂でした。
   勿論、カエル谷の初認です。
   松平でも見たことありませんでした。

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   夢さんが、あそこにぶら下がっていると指さしてくれるのですが、見つけきらず、高い所へ飛ばれたのを、かろうじて証拠写真に撮ることが出来ました。

  それにしても、渓流のトンボのイメージがあったオジロサナエが、カエル谷にいるなんて、翅のある生きものは意外な所に出て来るのですね。
  先入観に縛られず、しっかり観るようにしたいと思います。
  夢さん、ありがとうございました。

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  ▲ オジロサナエのいたシシパラです。 オジロサナエは、左手奥の、春になるとミツバツツジの咲く辺りにいました。

    注)  シシパラ  イノシシのために作ってあげた空間です。
        手前の水辺の畔を荒らすので、イノシシのための水場もつくり、動きやすいようにと草も刈ってあげてますが、
        イノシシたちは、相変わらず、トンボやカエルの生息地として再生した手前の水辺にも防護柵を掻い潜って出没します。
        相手は野生の生きもの、仕方がないですね。 腹を立てずに付き合いましょう。
by tombo-crazy | 2014-06-18 11:52 | トンボの楽園づくり | Comments(0)

竹村にアキアカネがいました。  その④

  6月16日(月) 晴れ

   今朝も4時半に起きて、先日のHIさんの田んぼへ行きました。
  5時5分前にも関わらず、気温は19℃もあり、羽化中のアキアカネはいませんでしたが、
  処女飛行待ちのアキアカネを全部で37頭観ることが出来ました。
  なお、飛ばれてしまった6頭を除いた内訳は、♂が7頭、♀が24頭の31頭で、この4日間で、一番多かったです。

  下のグラフは、この4日間の 「日にち別アキアカネの確認数」 です。

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   日にち別の確認数は日ごとに増えているので、アキアカネの羽化数も増えているように見えますが、
  確認した日の天候や気温、および確認の時間に差があるため、羽化のピークが近づいているとは言い切れません。 
  なぜなら、気温が上がるとアキアカネたちは飛び立ってしまい、田んぼでは確認出来ないからです。

  ちなみに、今回の調査では、以下のことが判りました。
    ①アキアカネは、気温が20℃になると、そのほとんどが飛び立ち、田んぼを離れる。
      ただし、危険を感じた場合は、19℃位でも飛び立ちます。
    ②アキアカネの羽化は、同じ日であっても、個体間で羽化開始の時間に1時間以上の差がある。
    ③羽化に要する時間は、気温が16℃~19℃の環境の下では、55~95分ほどでした。 ( N=10 )
 
  なお、♀の比率が日ごとに高くなっているようですが、このことは、他のトンボやカエルなどの野生の生きものにみられることの多い
  ♂の発生よりも遅れて♀が発生する傾向と同じとするなら、今回の調査地の田んぼについて言えば、
  今シーズンのアキアカネの発生のピークは過ぎ、♀の発生時期に入ったと言えるかも知れません。


  以下、今朝がた確認したアキアカネです。

  ■ ♀たちです。
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  ▲ アキアカネにはめずらしくマユタテアカネのような眉班がある個体です。
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  ▲ 2頭のアメンボに体液を吸われていたアキアカネです。 アメンボには悪かったのですが、私が手を出すと逃げて行ったので、トンボを別な所へ止まらせておきました。
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  ▲ 別の所に止まらせたアキアカネですが、元気がありませんでした。 すでに体内に消化液を注入されていますから、他のトンボのように生きて行くのは難しいようです。
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  ■ ♂たちです。
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   この田んぼでは、昨年の秋、コノシメトンボも産卵してましたから、もうすぐ、コノシメトンボの羽化も確認出来ると思います。

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  ▲ 連結産卵するコノシメトンボ (2013.9.25)
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  ▲ 連結産卵するアキアカネ (2013.9.25)





  今回の竹村の田んぼ(10枚)のアキアカネ羽化調査では、上記以外に以下のことが判りました。

     ①終齢間近いヤゴの死体が目につく田んぼがあった。(5枚/8枚)
       これは、種苗期に使われる箱処理剤(農薬)の影響と思われます。
     ②イネの植えてある田んぼでも、HIさんの田んぼ以外は、アキアカネは皆無だった。 (7枚/8枚)
      この背景としては、昨年の産卵時期に田んぼが乾燥していたことや、田植えの時期がアキアカネの孵化時期とずれていたことなが考えられます。
     ③田んぼに現在水がない所ではアキアカネの羽化がなかった。(2枚/2枚)
      このことは、ヤゴの生息にとって、雨が降ったくらいでは生きられないことの証に思います。




  ここ10数年、竹村では、田んぼの所有者が、自らイネを栽培している方は、ほんの一握りになっていて、そのほとんどが、農業法人にコメ作りを委託しています。
  TPPがらみで、政府や農林水産省は、農業の法人化による農地の集約化や効率化などで、世界に負けないコメ作りを目指していますが、
  古来より田んぼを生息地として来たアキアカネなどのトンボにとって、その未来は限りなく厳しいように思います。
  一方、中山間地においては、高齢化や過疎化の中で、耕作を止める田んぼが増えています。
  これらの田んぼに、町の人たちが目を向け、コメ作りは困難であっても、荒れるのを傍観するのではなく、かつての田んぼのように水辺として維持することが出来れば、
  トンボをはじめとしてカエルや小魚など、それらの空間を生息地として来た生きものを未来につなぐことが出来ます。
  また、水辺として維持しておけば、食糧不足や、現役を退いた息子さんたちが故郷に戻ってコメ作りをしようとした時、少ない手間で、田んぼの再生が出来るのですが…。

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  ▲ 竹村の田んぼです。

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  ▲ 田んぼ沿いの川に沿って毎朝トレーニングに励むアフリカから来ているアスリートです。 ストライドが伸びやかで、とてもきれいなフォームです。
    私も、40代まで走っていただけに、今後の活躍を心の中で声援しています。
by tombo-crazy | 2014-06-16 18:52 | Comments(0)

アオヤンマを観にまた島へ渡る

  6月13日 (金) うす曇り

  先月の18日、一番の船で島へ渡ったものの、アオヤンマの羽化を観ることが出来なかった島へ、
  今度は交尾や止まっているアオヤンマを見ようと行って来ました。
  昨年の今の時期は、いたる所にアオヤンマがいたとの複数の情報があったのです。
  さて、結果は、どうだったのでしょうか?
  船の待合室で待っていると、たまたま同じ日になったトンボ狂会の3人の方と一緒になりました。
  

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  ▲ 潮が引いていてきれいな海岸線が観れました。
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  ▲ 一緒になったトンボ狂会の人たちです。
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  ▲ 海岸の崖には無数の小さな穴がありました。どんな生きものが穴をあけるのでしょうか?


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  ▲ 今日、第一の目的地の葦原です。 10時少し過ぎに着きました。
  ただ、期待したトンボの姿は見えず、代わりに何頭ものツバメが葦原の上を飛び回っていました。 まさか?ヤンマたちが餌食になっているのでは…。
  ヤンマがいない所で暑さを我慢していても仕方ないので、近くの穴場へ行きました。
  かつては畑だったと思われるその空間は、日当たりが良い割に、適度に木陰があり、強い風は当たりませんから、人間にもトンボにも快適な空間で、
  前回もそうでしたが、ヤンマたちが摂食飛翔に来ていて、運が良いと休んでいる個体にも出会えそうな所です。
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  ▲ ネアカヨシヤンマの♂です。 NSさんが見つけてくれました。 感謝感謝です。
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  ▲ ネアカヨシヤンマ♀の摂食飛翔です。
  ボケボケで申し訳ありませんが、腕に覚えのある方なら、この空間で待てば、きれいな飛翔写真が撮れると思います。

  この日は、この空間で、午前午後合わせて2時間ほど粘り、飛んでいるアオヤンマとネアカヨシヤンマを合わせて10頭ほど観ることが出来ましたが、
  止まっているアオヤンマは見つけることが出来ませんでした。

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  穴場と隣り合わせの空間には畳一畳ほどの小さな池があり、小魚がいました。
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  ▲ ♀には珍しく腹部拳上姿勢をとるショウジョウトンボの♀です。 小さな池で羽化したのかも知れません。
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  ▲ ギンヤンマの羽化殻でしょうか? 小さな池のアヤメの葉に止まっていました。 (SSさん撮影)

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  ▲ 午後から行ったもう一つの葦原です。 飛んでいるアオヤンマは3頭だけでした。
  いきなり、マムシと、すぐ近くを低く飛ぶアオヤンマに出合えましたが、西の葦原と比べ乾燥化が進んでいますから、何らかの対策をしないと五年ほどで湿地としての機能は損なわれるように思います。


  と言うことで、期待したアオヤンマをじっくり観ることは出来ませんでしたが、海からの風が心地よく、潮の引いた海岸線と共に、島の中には味わい深い風景が随所に観れました。
  涼しくなったら、一泊して、のんびり島を一周したいものです。
by tombo-crazy | 2014-06-14 21:11 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

竹村にアキアカネがいました。  その③

  6月14日(土) うす曇り

  4時半に起きて、昨日の田んぼへ行きました。
  5時5分のとき気温は16℃でしたから、今日は羽化中のアキアカネが期待出来そうです。
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  ▲ 朝露の付いた早苗です。 品種はコシヒカリです。

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  ▲ いました。 羽化中のアキアカネです。 すぐ隣にもすでに翅を広げた個体もいます。
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  ▲ すでに翅を広げ、体温が上がり処女飛行を待つ個体もいました。
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  ▲ 一方、羽化を始めたばかりの個体もいました。
  アキアカネたちの羽化のタイミングは日付だけでなく、時間的にも、それなりのバラツキがあるようです。

  なお、今日の観察では、飛ばれてしまったものを除いて、♀が9頭、♂が6頭確認出来ました。

  竹村に再びアキアカネが舞う日が来てほしいものです。
by tombo-crazy | 2014-06-14 18:31 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

竹村にアキアカネがいました。 その②

6月13日(金) うす曇り

  4時半に起き、アキアカネの羽化を観るため、昨日の田んぼへ行きました。
  気温は、5時30分のときに18℃もあったためか、羽化は終わっていて、出合った4頭全て飛ばれてしまいました。

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  ▲ 竹村の田んぼです。
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  ▲ 飛ばれたものの近くの草に止まった羽化したてのアキアカネの♀です。
     結局、今朝の観察では、♂♀の判別が出来たのは、この1頭でけでした。
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  ▲ アジアイトトンボの未成熟の♀です。
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  ▲ アジアイトトンボの♂です。
by tombo-crazy | 2014-06-13 21:07 | トンボ見て歩記 | Comments(0)