<   2017年 06月 ( 8 )   > この月の画像一覧

モートンイトトンボを観察

2017年6月20日(火)~27日(火)

モートンイトトンボは湿地や耕作を止めた田んぼなど、
水深が余りなく、植物が適度にある環境で見ることが出来ます。

ただ、何の手入れもせず、植物などの遷移が進むと、環境が変わり、消えてしまいます。
かつて田んぼだったカエル谷には、モートンイトトンボがたくさんいて、
草の間引きや、畔の補修、水管理などを続けて来たことで、毎年たくさん見ることが出来ていたようです。
ただ、いくつかある水辺の中で、最も生息密度の高い水辺とその周辺は、近い将来道路建設で消えるため、
2年ほど前から沢の水を引くことを止めて乾燥化を図り、柳オアシスの南側に新たな水辺をつくり、
モートンイトトンボの分散性を利用して、新しい水辺での定着を図って来ました。
幸い、たくさんのモートンイトトンボが新しい水辺周辺でも見られるようになりましたので、
6月下旬に観察した様子を今後の参考に載せておきたいと思います。
観察時の天候や時間帯はいろいろで、雨の日もあれば、早朝や深夜もあります。

a0122264_07105155.jpg
↑ 近い将来埋め立てられ消える水辺。
写真には写ってないですが、左手側も消えます。
最もモートンイトトンボが生息していた水辺はテント小屋と物置の前の水辺でした。
a0122264_11464288.jpg
↑ ここも埋め立てられます。
a0122264_07130199.jpg
↑ 新たにつくった水辺。
a0122264_20253213.jpg

a0122264_17143944.jpg
↑ モートンイトトンボの羽化殻です。
a0122264_17134255.jpg
↑ 羽化のピークは過ぎていますが、何とか羽化中のモートンイトトンボを見つけることが出来ました。
カエル谷では、例年、5月下旬から6月中旬にかけて羽化しています。

a0122264_10083032.jpg
a0122264_10340941.jpg

↑ オレンジ色をした若い♀です。
a0122264_10331427.jpg
a0122264_10303442.jpg
a0122264_10141026.jpg
a0122264_10252590.jpg
a0122264_10245250.jpg
a0122264_10090082.jpg
a0122264_10101861.jpg
↑ 成熟して緑色になった♀です。

a0122264_10371136.jpg
a0122264_10112803.jpg
a0122264_10185924.jpg
a0122264_10105838.jpg
↑ 成熟♂です。

a0122264_10444896.jpg
a0122264_11043679.jpg
a0122264_10072913.jpg
a0122264_10045116.jpg
a0122264_10075945.jpg
↑ 交尾です。早朝から9時頃にかけて観ることが出来ました。
交尾時間は長めで、落ち着いて写真を撮ることが出来ました。

ただ、交尾を終っても、すぐに産卵に移ることなく、
♂も♀も互いに干渉し合うことなく、寛いでいました。

a0122264_10115818.jpg
a0122264_10122889.jpg
a0122264_10145133.jpg

a0122264_10094542.jpg
↑ 交尾後、寛ぐ♂と♀たちです。


お昼近くなると、♀の動きに変化が現れました。
どうやら産卵のようです。
ただ、神経質になっていて、近づくと逃げてしまい、産卵を始めません。
そこで、産卵によさそうな所で椅子に座って待つ作戦に切り替えました。
正解でした。
♀たちは、目の前で産卵をしてくれました。
a0122264_10154821.jpg
a0122264_10161863.jpg

a0122264_10214776.jpg
↑ 産卵です。
♀たちは、気温が上がり、体力が回復してから産卵するようです。
実際、産卵の途中で休んだり、餌を食べるシーンも観ることが出来ました。
a0122264_18342358.jpg
↑ 産卵の途中で虫を食べる♀


なお、写真は撮れませんでしたが、
タガメの孵化やマルタンヤンマの羽化を観るため、
数日間、ヘッドランプを点け、深夜に水へ入っているとき、
何頭かの♂が草の間を、キイトトンボのような飛び方で飛んでいるのに出会いました。
♂たちは、何かを探している感じでしたが、それが何かは、判らずじまいでした。
来年以降の宿題になりそうです。
同じ時間帯での♀の飛翔は観れませんでした。
♂たちは目ぼしい♀を探しているのかも知れません。
モートンイトトンボの交尾が早朝の時間帯に行われていることと関連があるのかも知れません。







by tombo-crazy | 2017-06-28 21:45 | トンボを残すために | Comments(0)

赤とんぼの羽化を観る会

2017年6月17日(土) 晴れ

赤とんぼの復活を目指したコメづくりをしている旧旭町押井のSさんの田んぼで
赤とんぼの羽化の観察会がありました。
トンボの復活については、3年前から支援させて頂いています。

a0122264_21164782.jpg
↑ 田んぼへ向かう子どもたちです。
a0122264_21052701.jpg
a0122264_21043786.jpg
↑ 一番奥が田んぼの持ち主で赤とんぼ復活を目指すSさんです。
a0122264_21050760.jpg
a0122264_21031730.jpg
↑ 羽化を見に来られたみなさんです。
a0122264_21103448.jpg
a0122264_21092480.jpg
a0122264_21082002.jpg
a0122264_21083913.jpg
a0122264_21080596.jpg
↑ 少数ですが、アキアカネなどの羽化が観れました。


以下は、田んぼと田んぼの周辺で観ることが出来たトンボたちです。
a0122264_21122779.jpg
↑ アジアイトトンボ
a0122264_21125025.jpg
↑ キイトトンボ
a0122264_21133072.jpg
↑ ショウジョウトンボ
a0122264_21141751.jpg
↑ ハラビロトンボ
a0122264_21153279.jpg
↑ ホソミイトトンボ
a0122264_21154450.jpg
↑ ホソミオツネントンボ
a0122264_21161029.jpg
↑ モノサシトンボ
a0122264_21162531.jpg
↑ ヨツボシトンボ





by tombo-crazy | 2017-06-17 21:56 | トンボを残すために | Comments(0)

赤とんぼ調査 (下山地区)

2017年6月16日 (金) うす曇り

家を5時半に出て、下山地区の赤とんぼ調査に行きました。
a0122264_18162333.jpg
a0122264_18155082.jpg
↑ 赤とんぼのいるコメづくりにトライしている田んぼです。
ただ、田植えが遅かったせいか、アカネ属の羽化は確認出来ませんでした。
a0122264_18191691.jpg
↑ 使われていた箱処理剤。
トンボへの影響がどの程度なのか、今後調べたいと思います。
a0122264_08093070.jpg
↑ 中干しに入っていた田んぼ。
たくさんのオタマジャクシが死んでいました。
中山間地であっても、
かつてのような小川とつながっていない田んぼは、
生きものたちの避難場所がないため、小川の再生が待たれます。

2時間半ほど田んぼを見て回りましたが、赤とんぼは1頭も確認出来ませんでした。

毎年コメづくりをしている田んぼであっても、
赤とんぼ(アキアカネ)の生活史と、コメづくりのための田んぼの水管理がリンクしていないと、
農薬の見直しだけでは、赤とんぼの再生は困難なようです。



と言うことで、赤とんぼの調査を終えた後、寄り道をして帰りました。


◆ 神殿町の大桑川
a0122264_08283997.jpg
a0122264_08291317.jpg
a0122264_08294584.jpg
a0122264_08295837.jpg
↑ 大桑川です。

a0122264_08332007.jpg
a0122264_08334527.jpg
↑ ミヤマカワトンボです。 (上が♂、下が♀)
a0122264_08354878.jpg
a0122264_08360315.jpg
a0122264_08362333.jpg
↑ アオハダトンボの♂たちです。
他にはシオヤトンボなどがいました。

なお、今回は見れませんでしたが、
この辺りではアオサナエ、オナガサナエ、ダビドサナエなどを見ています。



◆ 竜岡町の田んぼ その①
a0122264_08411881.jpg
a0122264_08495878.jpg
↑ 県道33号線と足助川の間にあった田んぼ。
川を見ようと車を停めて歩いて行って見つけました。
小さな田んぼでしたが、昔からコメづくりが行われて来たようです。
a0122264_08551761.jpg
↑ 田んぼの下の足助川です。崖になっていて降りることは出来ませんでした。
a0122264_09292162.jpg
a0122264_09295132.jpg
↑ ホソミイトトンボです。数十頭いました。
a0122264_09320521.jpg
a0122264_09330352.jpg
↑ ホソミオツネントンボです。数頭いました。


◆ 竜岡町の田んぼ その②
a0122264_09355786.jpg
a0122264_09380736.jpg
↑ 県道366号線下の谷間にある田んぼです。
6月に入っての田植えだったため、赤とんぼの姿はありませんでした。
この田んぼでは、これまでナツアカネ、アキアカネ、ミヤマアカネなどが確認されています。







by tombo-crazy | 2017-06-16 21:18 | トンボを残すために | Comments(0)

隣町へグンバイトンボ見

2017年6月14日 (水) うす曇り

イヨさんに案内頂き、隣町へグンバイトンボを観に行って来ました。
このポイントは初めて、グンバイトンボは3年振りです。
a0122264_16481605.jpg
a0122264_16483107.jpg
a0122264_16483891.jpg
a0122264_16491812.jpg
a0122264_16493240.jpg
a0122264_16495475.jpg
a0122264_16501648.jpg
a0122264_16502726.jpg
a0122264_16504547.jpg
a0122264_16511843.jpg
↑ グンバイトンボたちです。

他に見ることが出来たトンボたちです。
a0122264_17301642.jpg
↑ ホソミイトトンボです。
a0122264_17310870.jpg
↑ クロスジギンヤンマの♂です。
a0122264_17214639.jpg
a0122264_17215614.jpg
↑ コオニヤンマの♀の羽化です。
a0122264_17425868.jpg
↑ 羽化中のコオニヤンマを撮るイヨさんです。


〔今日のおまけ〕 ハナアブの仲間です。
a0122264_17455820.jpg
a0122264_17462915.jpg
a0122264_17472013.jpg
a0122264_17475025.jpg



イヨさん、今日は、案内だけでなく、車にも乗せて頂き、ありがとうございます。
おかげさまで、楽しいトンボ見になりました。





by tombo-crazy | 2017-06-14 21:37 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

開放水面の確保

2017年6月12日(月) 晴れ

今日はカエル谷の作業日でした。
先週に引き続き、トンボ池の開放水面確保のため、繁茂した葦やスゲの間引きです。
カエル谷で遊ぶ子どもたちの安全確保のため、
カエル谷にある水辺の水深は、最大でも大人の膝ぐらいにしているため、
植物にとっては繁茂しやすい環境となっています。
一方、トンボは、種により生息環境を選びます。
同じ止水であっても、明るく、開放水面の大きな水辺を好む種もいれば、
薄暗かったり、水草がたくさんある水面を好む種もいます。
森林の場合も同じで、雑木林や人工林を問わず、
人にも生きものにも、より良い環境を維持するためには、日頃の手入れが欠かせません。
人の利用ゾーンの草刈りだけでなく、こうした間引きをすることで、
生物の多様性が維持できるように感じています。
a0122264_12252063.jpg
a0122264_12253066.jpg
a0122264_12253722.jpg
a0122264_12254521.jpg
↑ ササユリです。
a0122264_12255590.jpg
↑ シオカラトンボの♂です。
a0122264_15195789.jpg
↑ チョウトンボの♂です。
a0122264_12260172.jpg
↑ モートンイトトンボも、道路工事で消える水辺から、新しい水辺に来ていました。写真は♀。



by tombo-crazy | 2017-06-12 21:35 | トンボの棲む環境 | Comments(0)

友、遠方より


2017年6月11日(日) 晴れ

岐阜からTさんがタガメの孵化狙いで未明からカエル谷へ入ってられたので、
私も7時半頃にカエル谷へ様子を見に行きました。
a0122264_09493016.jpg
↑ タガメのポイント外で何かを撮っているTさんです。

    「どうでしたか?」
    「終わってました。」
a0122264_09524514.jpg
↑ 孵化が終わったタガメの卵塊です。
後、半月ほどは狙えますので、次のチャンスを待つことにした2人でした。
と言うことで、トンボ見とおしゃべり。
a0122264_10010245.jpg
a0122264_09561772.jpg
a0122264_09580232.jpg
a0122264_09555966.jpg
↑ オオシオカラトンボの羽化です。
a0122264_09572935.jpg
↑ シオカラトンボの羽化です。
a0122264_09590562.jpg
a0122264_09594298.jpg
↑ モートンイトトンボの♀(上)と♂(下)です。







by tombo-crazy | 2017-06-11 21:44 | トンボの棲む環境 | Comments(0)

水辺の整備

2017年6月5日(月) 晴れ

今日はカエル谷の作業日です。
従来は火曜日が作業の日でしたが、2年前に分校に入られたNさんが月に数回なら参加出来るとのことで、
先月から月曜に変えました。

耕作を止めた田んぼを、トンボやカエルなどの生きものたちの水辺として維持管理する場合、
年間を通じてやらなければならない作業を、その多い順に上げると、次のようになります。

 ①土木作業…イノシシや大雨に伴う、畔や導水路の補修、新たな水辺の創生など。
       コンクリートで固めてしまうと保守は楽になりますが、生きものたちには悪影響が出るのでやりません。
 ②除草、除伐作業…水辺の周りの草刈りや、開放水面確保のための水草などの間引き、周囲の林の除伐や、藪の取り除きなど。
 ③その他…子どもたちやゲストの方々の対応、小屋の補修など

a0122264_18003780.jpg
a0122264_15554992.jpg
a0122264_15555619.jpg
a0122264_15563065.jpg
↑ 柳オアシスで休むイヨさんとテルさんです。お互い年を重ねました。

活動を始めた頃は、朝から夕方まで、途中の休憩を入れてやれましたが、
20数年経った今は、現役のNさんを除き、私も含め、休み休みやっています。
無理なく、楽しくやるのが継続で来た秘訣だったようです。

水辺に繁茂したスゲガヤやヨシ(葦)を間引いていたら
今後が楽しみな発見がありました。



  その① マルタンヤンマの羽化殻…30ヶほどありました。
a0122264_16191195.jpg
a0122264_16224203.jpg
a0122264_16232554.jpg
a0122264_16235497.jpg
  その② タガメの卵塊…4ヶ所見つけました。

a0122264_16293002.jpg
a0122264_16301830.jpg
a0122264_16353271.jpg
a0122264_16382235.jpg
今日観れたトンボの一部です。

a0122264_18043723.jpg
↑ オオシオカラトンボの交尾
a0122264_08553835.jpg
↑ モノサシトンボの交尾
a0122264_18044744.jpg
↑ クロスジギンヤンマの♂
a0122264_18072640.jpg
↑ ショウジョウトンボの♂
a0122264_18153669.jpg
↑ ムカシヤンマの♀です。

a0122264_08452205.jpg
a0122264_08454697.jpg
a0122264_08462509.jpg
a0122264_08464540.jpg
a0122264_08471283.jpg
↑ 10時を過ぎているのにまだ羽化中のショウジョウトンボたちです。




by tombo-crazy | 2017-06-05 21:34 | トンボを残すために | Comments(0)

サラサヤンマを観に

2017年6月1日(木) うすぐもり

午後から時間が取れたので、サラサヤンマを観て来ました。今シーズン初めてです。
a0122264_08173406.jpg
a0122264_08181161.jpg
a0122264_08185257.jpg
a0122264_08192534.jpg
a0122264_08195099.jpg
a0122264_08201636.jpg
a0122264_08202798.jpg

by tombo-crazy | 2017-06-01 21:33 | トンボ見て歩記 | Comments(0)