カエル谷にオジロサナエがいました。

  2023年7月10日 晴れ 気温 29~36℃

   今日は、カエル谷の作業日でした。
  いつもは9時頃に集合するのですが、暑さを避けるため、2時間ほど早めに行って作業をし、休憩時に沢筋を歩いていくと、右手からふわふわと飛んだトンボがいました。
  幸い近くに停まったので確認すると、カエル谷では初めてのオジロサナエでした。

   先日のサラサヤンマも入れて、これまでカエル谷で確認出来たトンボは70種になりました
  勿論、確認出来たからと言って、それらのすべてが定着するわけではありません。
  3割強は、たまに見れるだけの飛来種です。
  でも、かつての田んぼを多様な水辺に再生し維持管理している私たちにとっては、うれしいことなのです。

   トンボの良さは、翅がありますから、どこから持って来て放すことをしなくても、彼らの好む環境を再生し維持することで、来てくれる可能性が高いことです
  故に、私たちは、カエル谷以外のトンボの生息地へ行ったときは、トンボがどんな環境でどんな産卵の仕方をしているかや、羽化はどんな環境でやっているかなどを
  観て来るようにしています。
  それらの知見が、水辺の再生整備に生かすことが出来るからです。
  一緒に活動をしている人たちも、新しい水辺をつくっていると、〇〇〇〇トンボが来てくれそうとか、言ってくれます。
  やがて、狙ったトンボが入り、産卵してくれると、それはそれはうれしいです。


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↑  オジロサナエ♂ です。 ♀を探しに来たのかも・・・
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↑  オジロサナエがいた沢筋

かつては、藪などで覆われていて流れがほとんど隠れた状態でしたが、10年ほど前から木や笹を取り除き、明るくしています。



おまけです。
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↑  今年生まれのヤマアカガエルです。









  

# by tombo-crazy | 2023-07-10 19:45 | トンボの棲む環境

モートンイトトンボの交尾 ほか

  2023年7月7日 晴れ 気温28~35℃

  暑さを避けるために6時頃カエル谷へ入り、水辺の整備(水回りの補修や草刈り)をしました。
 休憩のとき、トンボ池に行って見るとモートンイトトンボの交尾態が止まっていました。
 モートンイトトンボは朝早く交尾していることが多いです。
 ただ、どういうわけか、産卵は昼頃と言うのが、これまでのカエル谷での観察結果です。

 他には、草むらに羽化間もないマユタテアカネが数頭いました。
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↑  モートンイトトンボの交尾
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↑  羽化間もないマユタテアカネ










# by tombo-crazy | 2023-07-07 21:12 | トンボの楽園づくり

ホソミイトトンボ夏型

  2023年7月6日(木) 晴れ

   2時半頃帰宅し、家に入ろうとすると、目の前をす~っと横切ったイトトンボがいました。
  足元のトクサに止まったので、近づいて観るとホソミイトトンボの♂でした。
  部屋からカメラを取って戻ると、幸い、まだいてくれました。


  
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↑ ホソミイトトンボ♂ 夏型のようです。



下記は、昨年の11月12日の午後、庭の池の傍のアスナロの葉にいたホソミイトトンボ♂です。
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↑ ホソミイトトンボ♂ 越冬型




# by tombo-crazy | 2023-07-06 21:38 | トンボの棲む環境

オニヤンマの災難、初めてのサラサヤンマ

  2023年7月3日(月)晴れ 35℃

  今日はカエル谷の作業日でした。
 このところ暑さが厳しいので、7時頃からカエル谷へ入ったのですが、「早起きは三文の徳」の諺は現代も生きているようで、良いことがありました。



 その①  羽化中のオニヤンマ ( ここまでは良かったのですが・・・自然界の厳しさを知りました。)
      シダの葉が揺れているので、何だろうと覗き込むと、羽化中のオニヤンマがいました。
     ただ、身体をプルプルと震わせて様子が変でした。
     眼や肩の辺りに、たくさんの小さなルリアリ?がたかっている上、腹部にはイオウイロハシリグモのようなクモがたかっているのです。
     助けたいと、シダからヤマナシの枝に移し、アリを振り払ったのですが、100匹はいる感じで、
     その上、クモの毒が回っているのか、元気がありません。
     結局、数分後に力尽きて落ちてしまいました。
     オニヤンマと言えども、羽化中は無防備ですから、こんなこともあるのでした。  合掌

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↑  アリとクモにたかられ、弱ってしまったオニヤンマ♀。



 その②  カエル谷初のサラサヤンマ
    
      草刈りなどをして、柳オアシスで2度目の休憩をしているときです。
      背後にトンボが飛んできました。サラサヤンマでした。カエル谷では初記録です。
      来てくれたらいいなと願っていたトンボだけにうれしかったです。
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↑  サラサヤンマの♂です。
   ♀を探しに来たのかも。
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↑  柳オアシスです。









# by tombo-crazy | 2023-07-03 21:07 | トンボを残すために

いないことの確認 (グンバイトンボ)

  2023年6月28日(水)晴れ

  グンバイトンボがいなくなったことを確認するため、西三河の山間部に行って来ました。
 最初に寄ったのは、永年グンバイトンボが生息していて、ここ3年ほど確認出来なくなったT川です。
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↑ T川です。 
6月初めの豪雨で水位が2mほど上昇したようで、川の様相がすっかり変わっていました。
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↑  以前のT川とグンバイトンボ


  せっかくなので、N川とO川にも寄って来ました。 どちらの川も豪雨の影響か、トンボが少なかったです。
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↑  N川です。
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↑  ミヤマカワトンボ♂です。
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↑  N川沿いの田んぼにいたウスバキトンボです。
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↑ O川です。 かやぶき屋根は大川神宮の舞台です。
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↑  O川の近くの山側にあった馬頭観音です。










# by tombo-crazy | 2023-06-28 21:07 | トンボの棲む環境