エゾイトトンボ (イトトンボ科) 地域外

         エゾイトトンボとの出会いも、北アルプスの高天原にある夢の平の竜晶池(標高2060m)が最初でした。
        ルリイトトンボ同様、明るいブルーが印象に残っています。
        最近は、乗鞍高原の湿地や池沼で出会っていますが、加茂地方にはいませんので、出会えたとしても数年に一度か二度のトンボです。
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        ↑ エゾイトトンボの成熟♂です。 (2007.7.4 乗鞍高原まいめの池)
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        ↑ エゾイトトンボの成熟♂です。 (2008.7.7 乗鞍高原まいめの池)
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        ↑ エゾイトトンボの連結です。 (2008.7.6 乗鞍高原まいめの池)
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         ↑ エゾイトトンボの未成熟♂です。 (2008.7.6 乗鞍高原まいめの池)
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        ↑ 羽化間もないエゾイトトンボの♂です。 (2007.7.4 乗鞍高原まいめの池)
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        ↑ ヒルムシロや、ミツガシワ、ミズバショウなど植生豊かな「まいめの池」です。 東隣には人工的に造られた「偲ぶの池」がありますので、
        風景写真を撮る人が「偲ぶの池」にいるときは、トンボの観察も遠慮がちになります。 (2007.7.4 乗鞍高原)

   追記: 2010年までは、まいめの池やアザミ池にたくさんいたエゾトンボなどのイトトンボ類でしたが、2011年の7月16日に訪ねたときは皆無でした。
        6月23日発生した集中豪雨が、沢の水が入っている池沼の水位を急激に高めてしまい、羽化などに影響したと思われます。
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        ↑ 立ち枯れの木が残る「偲ぶの池」です。 新しい池ですので、浮葉植物が少ないことから、水面に乗鞍岳を写すことで人気の池です。
        イトトンボの仲間はあまりいませんが、秋にはムツアカネを見ることが出来ます。  (2011.7.16)
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        ↑ エゾイトトンボの交尾です。 (2011.7.16 乗鞍に向う林道沿いの沼で)
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        ↑ エゾイトトンボの交尾です。 (2011.7.16 乗鞍に向う林道沿いの沼で)
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        ↑ エゾイトトンボの連結産卵です。 (2011.7.16 乗鞍に向う林道沿いの沼で)
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        ↑ エゾイトトンボの連結産卵です。 (2011.7.16 乗鞍に向う林道沿いの沼で)
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        ↑ ミツガシワが密生する乗鞍に向う林道沿いの沼(標高1610m)です。
        エゾイトトンボはたくさんいましたが、なぜかルリイトトンボはいませんでした。  (2011.7.16) 
# by tombo-crazy | 2009-07-10 17:39 | イトトンボ科 | Comments(0)

アマゴイルリトンボ (モノサシトンボ科) 地域外

2009年6月28日、山登りのとき立寄った新潟と長野の県境付近の池で、アマゴイルリトンボに初めて出会うことが出来ました。                
アマゴイルリトンボは、JR只見線大白川駅から入った守門岳(1537.2m)山麓の、旧下田村吉ヶ平にある雨生ヶ池(まごいがいけ、
別名:雨乞ヶ池)で発見されたことからアマゴイルリトンボ(雨乞瑠璃蜻蛉)となったとのことですが、意外な接点がありました。 
私は、青春時代、残雪の守門岳に登っていたのです。
もうひとつ判ったことは、アマゴイルリトンボは、新潟、山形、福島、長野の各県の限られた場所にしか生息していないことでした。
モノサシトンボのように、水辺からやや離れた、林の中の木漏れ日の中で休んでいました。
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↑ 成熟♂ (糸魚川市・白池近くの塩の道で)
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↑ 成熟♀ (小谷村・角間池近くの戸倉山登山道で)
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↑ 成熟♂ (角間池と白池間の塩の道で)

今回、山行の途中で幸運に恵まれ、アマゴイルリトンボなどを観ることが出来たのですが、一つだけ気がかりなことがあります。
それは、白池の東にある蛙池に、ニシキゴイがいたことです。
放流された人は、良かれと思ってしたことと思いますが、大食漢で悪食のコイは、トンボなど生態系への悪影響が懸念されます。
自然界には、「持ち込まず、持ち出さず!」を徹底し、昔からの生態系を守りたいものです。
なお、ニシキゴイは、白池や角間池にも放たれている恐れがあります。

■追記
2009年8月14日、九州の後で立寄った福島県北塩原村の中瀬沼でアマゴイルリトンボとの再会がありました。
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↑ 成熟♀ (中瀬沼近くの自然探勝路で)
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↑ 成熟♂ (中瀬沼近くの自然探勝路で)
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↑ 成熟♂ (中瀬沼近くの自然探勝路で)

なお、中瀬沼で、アマゴイルリトンボの興味ある現象と出会いました。
中瀬沼へは8月14日の午後3時~4時と、15日午前6時~7時の二度訪ねたのですが、14日は、バス道から自然探勝路に入って
すぐ何頭も観ることが出来たのですが、15日の朝方は、全く観ることが出来なかったのです。
彼らは、気温が低い間は、どこかで静かにしているようです。
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↑ 磐梯山と中瀬沼です。 (2009.8.15 朝6:40)

もう一つの興味は、桧原湖など裏磐梯の湖沼群は、1888年(明治21年)7月15日の磐梯山の噴火で出来たと言われてますので、
生息地が局地的と言われるアマゴイルリトンボは、噴火後の自然の回復と共に、どこからか移り住み、定着したと思われることです。
このことは、彼らの生息環境に合った水辺を確保出来れば、新たな生息地誕生の可能性があると思われることです。

(参考) 宿は、中瀬沼から15分ほど南へ歩いた「ペンションのだポパイ」 に取りました。
15日は、朝露を避けるのと、水辺へ近づくため、長靴を貸していただき歩いて来ました。
ちなみに、中瀬沼は周回路はありませんので、水際へは、地形図とコンパスを持って自己責任で入ることになります。






# by tombo-crazy | 2009-07-10 13:08 | モノサシトンボ科 | Comments(0)

ムカシヤンマ (ムカシヤンマ科)

2011年5月20日(水) 

所用で岐阜県に行った帰り、以前、友人に連れて行ってもらった某地に立ち寄り、1時間ほどトンボを見て来ました。
見つけることが出来たトンボは、シオヤトンボ3、タベサナエ3、アサヒナカワトンボ2、そしてムカシヤンマ5と、
時間的なこともあったせいか少なめでしたが、
久々にムカシヤンマに出会えたのは良かったです。それも♂と♀合わせて5頭ですから満足でした。
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↑ ムカシヤンマの♂です。

流れを横切り川の縁を上流へ向っているとき、トンボが視界に入りました。先ほど逃げられたダビドサナエより、ずっと大きい感じです。
消えた辺りを探すと、松の幹に、ムカシヤンマが止まっていました。それも♂のようです。
帰宅してからパソコンで確認すると、やはり♂でした。
これまで、♂個体にはあまり出合っていなかっただけに顔が緩む私でした。
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↑ ムカシヤンマの♀です。
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↑ ムカシヤンマの♀です。
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↑ ムカシヤンマの♂です。
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↑ ムカシヤンマの♀です。

ムカシヤンマは、おっとりしていて警戒心が低いので、出会った個体全てを撮ることが出来ました。ムカシヤンマに感謝感謝ですね。



2010年6月6日(日)

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カエル谷へ行くと、小屋の前の長椅子にムカシヤンマの♂が止まっていました。
ムカシヤンマは姿形が他のヤンマと違っているだけでなく、止まる所も少し変わっていて、
このように日当たりの良い地べたなどに、ぺたっと止まっていることが多いように思います。
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何枚か撮らせてもらった後、もう少し絵になる所へ止まってくれないかなと追い立てたら、より変な所へ止まってしまいました。
中々こちらの気持ちが解ってもらえません。
否、こちらの気持ちを知っているから、こんな所を選んでいるのかも知れません、再度、追い立てたら、林の上のほうへ飛んで行ってしまいした。 
人間、欲を出してはまずいですね。




2009年5月13日(水) 14:55~15:55

仕事の帰りに、カエルを調べるためカエル谷へ寄ったら、うれしいことが二つありました。
一つは、カエル谷では記録がなかったムカシヤンマが東沢の取水口近くのアカメガシワの木に留まっていたことです。
もう一つは、ニシカワトンボ(現アサヒナカワトンボ)の成熟した♂同士のタンデム(連結)飛行を初めて見れたことです。
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上記写真は、いずれもムカシヤンマの♀です。 
黄昏どきであったため、西日を受けてセピア色に輝いて見えました。 
このトンボとの出会いは今回が5度目です。 意外と大らかなトンボのようで、こちらの気配を気にする様子がありませんでした。
それでも、バックからカメラを出し、最初のシャッターを押すまでは、「飛ぶなよ、飛ぶなよ…」と念じていた私でした。
何しろ、私のカメラは昔のデジカメ(ニコンCoolpix995)なので応答性がよくないのです。それでもお気に入りなので手放せません。
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こちらは、昨年5月17日に、カエル谷から直線距離で南東へ13.5Kmほどの谷間で確認した♂です。




# by tombo-crazy | 2009-05-14 21:40 | ムカシヤンマ科 | Comments(0)

シーズン最後のトンボ

2008年12月12日

カエル谷で、ヒメアカネと、オオアオイトトンボを見ました。
今年の終認かなと思っていたら、もっと遅くまでいました。
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↑ オオアオイトトンボ老成♂です。 特徴である腹部の金属光沢の緑青色が消え、錆び色になっています。
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↑ ヒメアカネ老成♂です。 
 

12月20日

昼からカエル谷へ行くと、午前中から遊びに来ていた子供たちが「赤とんぼがいたよ!」と知らせてくれました。
しばらくすると、 「またいたよ!」と、再び子供たちの元気な声。
さすがに翅は傷んでいましたが、ヒメアカネの老成した♂でした。
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↑ 子どもたちが見つけたヒメアカネ♂です。
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↑ 子供たちは、焚き火で焼き芋パーティをしていました。
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 ↑ 氷の張った水辺で遊ぶ子どもたちです。 子どもは風の子ですね。
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↑ トンボ池から氷を持って来てくれました。

12月20日のヒメアカネは、これまでの終認記録です。
子供たちの自然を見つめる眼が年々向上して来たようで、うれしかったです。

トンボに限らず、ほとんどの小さな生きものたちは、人間と比べると短命です。
私たち人間は、気温が下がって来たので、そろそろお迎えが来ると言う目でトンボを眺めていたのですが、
トンボたちは、いつものように、日差しのある間は日向で翅を休めたりして、淡々と生きていました。

人間の寿命が、例えば30年しかなかったら、もっと優しくなれるのだろうか。
トンボのようにお迎えが近くなっても、静かに生きることが出来るのだろうか…。
あまりにも欲深くなった私たちです。
他の生きものたちには、私たち人間はどんな風に見えているのだろうか。
偉そうにしている割には、自分自身のことのほとんどが出来ず、意外と臆病な私たち人間です。

派遣や期間従業員の人たちが、企業論理の中で使い捨てにされている現実。
工場の入口で窮状を訴える人。
しかしビラを受け取る人はほんの僅か。
監視の目が怖いのだろう。
でも、明日は我が身と思うのですが。
生きものたちのように、人間も、限られた餌(賃金)を分け合って、つつましく生きてほしいものです。
消えて行くトンボを見ていて、そんなことを思いました。




# by tombo-crazy | 2008-12-20 21:36 | トンボ雑記 | Comments(0)

寒くなっての産卵

2008年11月13日

冬に備え、 「カエル谷」の古いテント小屋を片付け、少し南に新しい小屋を造ることにしました。 
骨組みは旧の小屋と同じ孟宗竹で、屋根は古い小屋で使っていた樹脂シートの再利用です。 
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↑ 屋根にシートをかけ、 囲炉裏も作ると、多少小屋らしくなりました。

今日は、風のないポカポカ陽気で、気温は日向で30℃になっていましたが、
夏のような暑さではなく、動いていると少し汗ばむ程度でしたから、
トンボにも、私たち人間にも快適な一日でした。
陽気に誘われたのか、産卵時期以外はあまり鳴かないシュレーゲルアオガエルが鳴いていました。
 
湿地とその周辺には、産卵のためやって来たヒメアカネがたくさんいました。
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↑ 小屋造りをしていたSSさんの足に止まったヒメアカネの♂(上)と♀(下)です。
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↑ 交尾をしているのもいました。

ヒメアカネは、北方系の赤とんぼのようで、例年12月の10日頃まで観ることが出来ます。
アカネ属では一番小さいので、他のトンボに食べられないようにするためか、
他のトンボがほとんど消えた頃が産卵のピークのようで、それまでは山裾などで静かに暮らしています。
今日は天候も良かったせいか、100~120頭はいたようです。
それでも♀は、10頭前後だったでしょうか。
♂たちは、ここぞと思う産卵に良さそうな場所で、♀が飛んでくるのを待ち受けていますから、♀も大変です。
♂同士は、互いに牽制し合っています。
ですから、山裾にいた頃のヒメアカネとは違う種ではと思うくらい、落ち着きがなく、のんびり写真を撮らせてくれません。
一頭の♂が少し動いただけで、周囲の♂が直ぐ反応し、飛んでしまいます。
そして、飛び立った所には、別の♂が入ろうとします。
すると、また、別の♂や、前にいた♂がチョッカイをかけるのです。
何しろ、じっとしていないのです。
このように、自然界の♂たちは、生存競争が激しく大変です。
そこへ行くと、私たち人間界の♂である男どもは、ぬるま湯生活で、甘やかされているように思います。
せめて、共に暮らす女性を大切にしなければ、バチが当たりそうです。
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オオアオイトトンボも、産卵に来ていました。30頭はいたと思います。
それ以外のトンボでは、アキアカネが数頭いました。 彼らの産卵時期は終わったようです。



# by tombo-crazy | 2008-11-13 21:27 | トンボ雑記 | Comments(0)