ハラビロトンボ (トンボ科)

2012年
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↑ 今年最後のハラビロトンボになるかもしれない老成した♀です。 (2012.7.2 カエル谷)

大きなトンボが増えたことが影響したのか、カエル谷から消えていたハラビロトンボが、今年は時々姿を見せるようになりました。
一方、カエル谷入口東の休耕田にたくさんいたハラビロトンボが、乾燥化による植生変化が影響したらしく、その数が減りました。
どうやら、入口東の休耕田から、より良い環境を求めて移動してい来たようです。
うまく行けば来年はカエル谷生まれのハラビロトンボを見ることが出来そうです。



2008年、最初にハラビロトンボと出会ったのは5月10日でした。 
ハラビロトンボは、休耕田や湿地、葦などが繁茂する池の岸辺の浅瀬などに生息していますが、いずれも開発されやすく、変化しやすい環境なので、将来が気がかりなトンボです。
ぽっちゃりとして可愛らしいトンボなので、カエル谷にも定着させたいと願っているのですが、カエルが多く、他の大きなトンボがたくさんいることなども影響しているようで、中々増えません。
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↑ 羽化間もない♀ です。  (2008.5.27 カエル谷)
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↑ 若い♀ です。  (2008.6.27 谷間)
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↑ 谷間の山(46.5mの四等三角点あり)と水田地帯。

名鉄三河線竹村駅の北北東900mほどに、谷間(やげん)と言う所があります。
線路側から眺めると、ちょっとした山に見えるのですが、西側の台地が東へ下がる斜面になります。
ここの山裾にある田んぼの一面は、減反をせず毎年コメ作りを続けているためか、ヘイケボタルや、アオイトトンボ、アキアカネ、ホウネンエビ、ヌマガエル、トノサマガエルなどがいる、竹村では、とても貴重なエリアになっています。
隣り合わせた田んぼには、それらの生きものがいませんので、農薬をあまり使わず、毎年コメ作りを続けることは、生きものにとって、とても重要なことになっているようです。
生きものたちのためにもパン食を控え、もっとご飯を食べるようにして、田んぼでは、コメ作りを続けたいものです。
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↑  成熟が近い♀ ですが、色合いはさほど変わりません。  (2008.5.19 カエル谷口東湿地)
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↑  羽化間もない♂です。翅の色が瑞々しいです。♀のようなぽっちゃり感はありません。 (2011.5.26 国附町の休耕田)
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↑  若い♂です。 人間で言ったら中学生くらいでしょうか。  (2008.5.24 カエル谷口東湿地)
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↑  若い♂ です。 ♂ ♀ 共、額の部分が青く金属光沢があるのがハラビロトンボの特徴です。(2008.5.22 七売)
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↑  顔のアップです。 この個体は、とても大らかで、10cmくらいまで近寄らせてくれました。(2008.5.22 七売)
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↑ アオビタイトンボです。 ハラビロトンボと同じように、額に青く輝く部分があります。(2009.8.6 中津市野依新池) 
 なお、青い部分の顔に占める比率は、アオビタイトンボのほうが大きいことが判りました。
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↑ 黒くなったハラビロトンボの若い♂です。人間で言ったら20歳間近でしょうか。 (2011.5.26 国附町の休耕田)
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↑ 青黒味を帯びて来たハラビロトンボの♂です。成熟も近いです。   (2011.5.26 国附町の休耕田)
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↑  ♂ のハラビロトンボは、はじめは♀ と同じ色合いですが、成熟に伴い全身が青黒味を帯びて来ます。(2008.5.22 七売)
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↑ 成熟♂です。 (2008.6.26 藤岡飯野 休耕田)

青黒くなった♂ のハラビロトンボは、やがて白い粉を吹き、オオシオカラトンボのような色合いになります。
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 ↑ 成熟した♂ です。 (2008.5.27 カエル谷)






# by tombo-crazy | 2009-09-20 11:38 | トンボ科 | Comments(0)

クロイトトンボ (イトトンボ科)

クロイトトンボは、周囲が林に囲まれて、浮葉植物があり、開放水面もある池や沼に生息していることが多いようです。

■潜水産卵  (2011年6月24日 天神上池、下池)

カエル谷の作業を昼で打ち切り、モリアオガエルの産卵数確認と潜水産卵を観ようと、SSさんと、久々に長ノ山を訪ねました。
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↑ 潜水産卵を始めて間もないクロイトトンボのペアがいました。♀は翅を半分ほど残して水の中です。 (天神下池で)
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 ↑ ♂の腹部も、大半が水の中に入り、♀は全身水の中です。 
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↑ ♂も胸の一部が水に入りはじめました。 
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↑ ♂も完全に水の中に入ってしまいました。
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↑ 他にも潜水産卵をしているペアがいましたが、ほど良い距離でしているのは中々いませんでした。  (天神上池で)
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↑ 天神上池です。
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↑ 天神下池です。

これれらの池の水源域は、シカやイノシシの生息地で、池の畔はヌタ場として使われ、近年、水質が悪化しているのが気になります。
その影響か、かつては無数にいたオオイトトンボも、今回は数個体確認しただけでした。
その点、クロイトトンボは水質変化に鈍感なようです。
   
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↑ クロイトトンボの成熟♂ です。  (2008.5.29 カエル谷)       
♂ は、腹部の第8・9節が青く、その間に山形の黒斑があります。また、成熟すると胸に白粉が出ます。
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↑ 若い♀ です。   (2009.9.18 天神中池)
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↑ 成熟した♀ です。  (2006.5.31 百田の池)
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↑ 交尾です。   (2007.6.12 カエル谷)
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↑ 潜水産卵もします。  (2004.6.20 天神下池)
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 ↑ 連結しながら飛ぶ二組のクロイトトンボ  (2009.7.2 カエル谷)
成熟したクロイトトンボは、♂ も♀ も、黒光りして中々きれいです。






 
# by tombo-crazy | 2009-09-20 07:34 | イトトンボ科 | Comments(0)

マイコアカネ (トンボ科アカネ属)

      2011年9月29日 晴れ
      久々に、気持ちの良い池に巡り合い、マイコアカネに会うことが出来ました。
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     ↑ マイコアカネの♂たちです。きれいな池のマイコアカネは、どれもが輝いて見えました。
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     ↑ 台風15号の影響でしょうか、水位が上がっていました。                          (2011.9.29 兵庫県小野市)      

           

     赤とんぼの中でも、小さく楚々とした感じから、ヒメアカネ(姫茜)と共に人気のあるマイコアカネ(舞妓茜)です。
              美しく雅な女性をイメージした名前ですので、名付け親は男性で間違いなさそうです。
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                ↑ 久々にマイコアカネらしい♂に出会えました。                (2011.9.15 半田市 上池)
                 きっかけは、前日の講演会です。蒸し暑い中、友人と3人で探し当てましたが…
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                ↑ 生息していたため池はため息が出てしまうほど汚い池でした。      (2011.9.15 半田市 上池)
                 知多半島の中でも由緒あるため池ですので、半田市の方々、よろしくお願いしますね。
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                ↑ 対岸から見た上池です。高圧線にカワウがたくさんいました。(2011.9.15 半田市 上池 トンボ狂会 SSさん撮影)
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                ↑ 生物多様性の講演会(中静透さん)の後、キャンパスを歩いていたとき、SSさんが見つけたマイコアカネ♂です。
                 3mほどの高さの茂みの中にいました。それにしてもよく見つけ撮影されたものです。
                 (2011.9.14 日本福祉大学半田キャンパス)
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                ↑ 南側から見たキャンパスです。マイコアカネは中央のメタセコイアの木の中に止まっていました。
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                ↑ 小さな眉斑がある若い♀です。  顔が青味を帯びてきていますから、人間で言うと、14、5と言ったところでしょうか。 
                 マイコアカネは、肩から胸にかけての黒模様に特徴があります。                 (2007.8.17 カエル谷)
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                ↑ ほんのり腹部が赤みがかった若い♂です。 やがて顔も青味を帯びてくるでしょう。      (2008.8.24 カエル谷)
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                 ↑ 腹部は赤くなりましたが、顔は青白くなってない成熟間近の♂です。            (2009.8.12 三春・大池)
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                  ↑ 顔も青味を帯びて、ほぼ成熟した♂です。                       (2009.8.5 宇佐市・植野池)

 
# by tombo-crazy | 2009-09-15 15:55 | トンボ科アカネ属 | Comments(0)

キトンボ (トンボ科アカネ属)

        キトンボは、肌寒くなり、他のトンボが姿を消し始める頃にカエル谷に現れますので、私同様、寒さに強いトンボのようです。
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         ↑ 成熟♂                                     (2006.10.16 旧東加茂郡松平町九久平 カエル谷)           
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        ↑ 成熟♂                                             (2005.10.20 乗鞍高原 まいめの池) 
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        ↑ キトンボ(手前)と、ムツアカネ(奥)です。                         (2005.10.20 乗鞍高原 まいめの池)

    2011年10月9日 
        トンボ狂会の仲間と、キトンボの産卵を見るため関ヶ原まで遠征しました。
        以前から多産地と知られた所ですが、時期が早かったのか産卵は見れず♂が3頭いただけでしたが、それなりに楽しめました。
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        ↑ キトンボです。                           
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        ↑ キトンボ(左)とマユタテアカネ(右)です。                        (上記4枚は 関ヶ原町瑞竜のため池にて)                    
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        ↑ キトンボがいたため池のひとつ八幡池です。 隣接する二つの池と比べ水が濁っているのが気がかりです。コイやザリガニ、
        イノシシの影響などが考えられ、いずれもトンボにとっては脅威になります。
        界隈の池にはブラックバスやブルーギルもいるようです。
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        ↑ 池の脇を東海自然歩道(兼:関ヶ原歴史ウォーク)が通っているため、時々ハイカーが通過していきました。  
# by tombo-crazy | 2009-09-14 14:03 | トンボ科アカネ属 | Comments(0)

ムツアカネ (トンボ科アカネ属) 地域外

  山と温泉があり、トンボが見れる乗鞍高原は、私のお気に入りのエリアで、独身時代から、これまで何度となく訪れています。
  2005年の秋、穂高と屏風岩に遊んだ帰り、乗鞍高原で二日ほど過ごし、温泉と、蕎麦と、トンボを楽しみました。
  一の瀬にある「まいめの池」へ行くと、ムツアカネが、キトンボやアキアカネ、コノシメトンボに混じって日向ぼっこをしていました。
  アカネ属には珍しく、成熟しても赤くならず、黒くなる赤とんぼです。
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↑ 写真は、いずれもムツアカネたちです。
山が雪で鎖されるのも、もうすぐのようです。(2005.10.20 乗鞍高原 まいめの池で)

                    


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↑ 成熟間近の♂です。 今年は乗鞍にいけませんでしたが、嬉しいことに友人がトンボの写真を送ってくれました。
( 2010. 9.22 乗鞍スーパー林道の白樺峠の樺池にて 写真はトンボ狂会のNさん撮影です。)



# by tombo-crazy | 2009-09-14 13:39 | トンボ科アカネ属 | Comments(0)