ナツアカネ (トンボ科アカネ属)

               子どもの頃は、ナツアカネもアキアカネも同じ赤とんぼと思っていました。
               大人になった♂の中にも、全身真っ赤になるのと、胸の辺りが真っ赤にならないのがいて、全身赤くなるのが赤とんぼの代表
               と思っていました。 子どもには、真っ赤な赤とんぼは、とてもかっこよく見えたのです。
               大きくなり、赤トンボ(アカネ属)には、たくさんの種類があって、かつて、赤とんぼの代表と思っていたのは、ナツアカネの成熟
               した♂であること、アキアカネは胸の辺りが真っ赤にならないこと、翅の縁が黒いのがノシメトンボなどであることを知りました。
               今から50年ほど前の、稲刈りが近づいた田んぼには、たくさんの赤とんぼがいましたので、捕まえては、それぞれの見た目の
               違いを不思議に思いながらも、いろいろ集めて眺めていたのです。
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                ↑ 羽化後、夏休みが終る頃までは、♂も♀も、同じような色合いです。                  (2005.7.5 椿立)
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               ↑ 刈りいれ前に田んぼへ集まって来た、全身真っ赤になった成熟♂です。                (2005.9.8 岩谷)
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               ↑ ♀の場合、成熟しても、真っ赤になりません。アカネ属の見分けのポイントは、胸の模様です。(2008.10.10 カエル谷) 
# by tombo-crazy | 2009-09-04 08:31 | トンボ科アカネ属 | Comments(1)

ヤマサナエ (サナエトンボ科)

ヤマサナエは、カエル谷では馴染みのサナエです。
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↑ 成熟♂です。 こうして地べたなどに、ぺたんと止まっていることが多く感じます。(2009.6.1カエル谷)
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↑  成熟♂です。 こうして、縦に止まることもあるようです。 (2008.5.17 額田)
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↑  二通りの止まり方をしている成熟♂2頭です。 (2008.5.29 カエル谷)
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 ↑  産卵中のヤマサナエです。 (2009.6.1 カエル谷)
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↑  変な飛び方をしているトンボがいたので近づいて見て驚きました。腹部が千切れてないのです。 (2009.7.15 カエル谷)
そんなトンボをオオシオカラが見つけ、盛んにアタックしていたのですが、健気に飛ぼうとしていました。
自然界の厳しさを思いました。
せめて、子孫を残した後であれば救いなのですが…。 
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↑ 羽化中のヤマサナエです。 (2008.5.17 カエル谷)





                             
# by tombo-crazy | 2009-09-03 16:20 | サナエトンボ科 | Comments(0)

フタスジサナエ (サナエトンボ科)

              2009年4月21日。
              用事でN町に行った際、待機時間を使い、近くの〇〇池に寄って来ました。
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              ↑ 〇〇池です。 水面にはヒルムシロやジュンサイが一面にあり、水中にはタヌキモなどがあります。
              湧水が流れ込む側は湿地になっていて、トンボにとっては素晴らしい環境で、多くのトンボを確認することが出来ました。
              そして幸いなことは、周囲が疎林に囲まれていることもあり、この池の存在が受益者である農家の方以外、ほとんど知られて
              いないこととと、広域用水とつながっていなく、外来魚などもいないことです。
              私が〇〇池の存在を知ったのは、国土地理院発行の1/25000地形図を基に行なった一連のため池調査でした。
              この池のトンボ相はN町では一二と言えますので、県の農林水産部の担当課へ保全についての配慮をお願いしておきました。
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               ↑ 未成熟♀です。                                               (2009.4.23 〇〇池)
# by tombo-crazy | 2009-09-03 15:39 | サナエトンボ科 | Comments(0)

オナガサナエ (サナエトンボ科)

                何とかっこ良いトンボだろうか…。 それがオナガサナエと最初に出会ったときの想いです。
                ただ、写真から見ていた印象と違い、意外と小さなトンボでした。全長は6cmほど。
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               ↑  成熟♂です。 腹部の第7~9節がウチワヤンマのように広がっているのと、尾部付属器がクワガタ
                 の角のように目立つのが特徴です。
                 ♀は、こんなので首を挟まれるのですが、交尾のためですので意外と気持ち良いのかも知れません。
                                                               (2009.9.2 神越川)
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               ↑  こちらは成熟♂のアップです。                             (2005.8.29 巴川)
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               ↑ 成熟♂のいた河原です。                                 (2005.8.29 巴川)
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                ↑  オナガサナエのいた川です。 ミヤマカワトンボもいました。          (2009.9.2 神越川)
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               ↑  成熟♀です。 カエル谷入口の地べたにいました。近くに渓流はありませんが、谷間に小川があります。                                               
                                                      (2005.8.24 トンボ狂会:仙さん撮影)
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                ↑ 成熟♀です。 出会いとは不思議なもので、昨日オナガサナエをアップするときは♀の画像がなく、
                 仙さんの画像を借用させてもらったのですが、今日、カエル谷の帰りに郡界川へ立寄ると、
                 トンボが虫を捕まえ薮へ消えるのに出合ったので確認すると、これまで見たことのないサナエが、
                 甲虫を食べていました。レンズを向けても気にすることなく、むしゃむしゃ食べていました。
                 私のほうが撮り疲れてしまい、40枚ほど撮って止めました。
                 家に帰り、名前を調べると、オナガサナエの♀でした。
                 なるほど、♂が立派な尾部付属器を持っているはずです。こんな図太い♀を相手にするわけですから、
                 ガッシリした付属器でなければ、相手が務まらないでしょう。
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               ↑  甲虫を食べるオナガサナエ成熟♀         (いずれも2009.9.4 郡界川 岩津発電所前で)
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                ↑  オナガサナエ成熟♂です。                            (2010.8.19 鬼久保)
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                ↑  同じ個体です。                                    (2010.8.19 鬼久保)
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                ↑  同じ個体です。                                    (2010.8.19 鬼久保)

                 鬼久保のトンボは、1970年代より、宮崎、近畿、作手などでトンボの調査をされて来た内藤信司さんの
                 「トンボの自然展」を観に豊橋まで行った帰り、山越えして作手村に寄ったことで観ることが出来ました。
                 木立に囲まれたモリアオガエルの産卵池で、タカネトンボやオオルリボシヤンマなどを観て、車に戻るとき
                 視界に入ったのです。
                 明るいので撮れそうと判断し、車からカメラを取り出し、慎重に近づいて撮りました。
                 三つ上の写真は、保険で撮った最初の一枚です。
                 下2枚は、いろいろアングルを変えて撮ったものです。
                 以前から感じているのですが、オナガサナエはものに動じないようで、1mほどの所でシャッターを切っても
                 逃げたりしないことが多いです。
                 今回も、撮り終えても同じところに留まったままでした。 足場が良くないので、私自身、50数枚撮って終り
                 にしました。
                 もっとも、こんな撮り方は、フイルム時代では家計が持ちません。デジカメの良さのひとつと言えます。
            
                               
# by tombo-crazy | 2009-09-03 11:14 | サナエトンボ科 | Comments(0)

ヤブヤンマ (ヤンマ科)

ヤブヤンマは、名前のイメージとは違い、とてもきれいなトンボです。
陽のあまり当たらないヤブや森林に囲まれたようなところにいるのでそのような名前になったとのことです。
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 ↑ 羽化間もないヤブヤンマです。  (2007.6.23 カエル谷)
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↑ ヤブヤンマが羽化していた水溜りのような湿地です。直射日光が当たることはありません。 (2007.6.23 カエル谷)
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↑ 湿地の中を覗くと、ヤブヤンマのヤゴが10匹ほどいました。 (2007.6.23 カエル谷)



2009年9月1日

なつかしい生きもののための生息空間『カエル谷』の作業日です。
TSさんは、トンボ池の草の間引き。
残りの3人(SSさん、AIさん、そして私)は、
連夜、イノシシに掘り起こされ荒れてしまった、かつての小屋跡をトンボ池にしようと
朝から池づくりをし、昼までに形にすることが出来ました。
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昼から用事のあるTSさんが最初に帰り、続いてAIさんが帰り、
12時半頃、SSさんと私が帰りかけたとき、
造ったばかりの池の法面に、ヤブヤンマが来て産卵を始めました。
近くの木に止まって、池づくりを見ていたのでしょうか。 
このヤブヤンマは出来たばかりの池に最初に産卵しに来たトンボです。
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2時までには帰る予定だったSSさんと、時間ぎりぎりまで、産卵写真を撮りまくりました。お互い、100枚は撮ったと思います。
それにしても、サービスが良いと言うのか、産卵に集中していて、
レンズを向ける私たちや、チョッカイを掛けるオオシオカラトンボたちを気にせず、
場所を変えては産卵するのでした。
あまり観ることのないヤブヤンマの産卵を間近に観ることが出来たのは、トンボのための池を造ったお礼かな…と、話す二人でした。 
出来ればTSさんと、AIさんにも、見せてあげたかったです。
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↑ 成熟したヤブヤンマの頭です。青い眼がとてもきれいです。                      (2004.9.19 飯田)
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↑ 成熟したヤブヤンマの♂です。 (2004.9.19 飯田)




 

# by tombo-crazy | 2009-09-01 22:43 | ヤンマ科 | Comments(0)