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赤とんぼを探して 旧旭町

2017年10月27日 (金) 晴れ 気温 21℃ (11:30)

雨が止んで2日目なので
赤とんぼの産卵に期待して、旧旭町に行って来ました。

◆押井地区

 途中数か所の田んぼを観ながら、最初の目的地へは10:40に着き、
30分ほどで、アキアカネの交尾や産卵を観ることが出来ました。

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↑ 谷間にあることと、10月の長雨で、水位が上がった田んぼ。
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◆伊熊地区

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昨年はアキアカネの産卵をたくさん確認出来た田んぼでしたが、
このところの長雨が影響したのか、各田んぼと共、10頭前後のアキアカネがいただけでした。


◆ 余平地区
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田んぼが乾いたていたせいか、アキアカネが数頭いただけでした。


◆ 太田地区

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昨年はアキアカネの産卵をたくさん確認出来た田んぼでしたが、
伊熊地区同様、産卵は確認出来ず、10頭前後のアキアカネがいただけでした。







by tombo-crazy | 2017-10-27 22:03 | トンボの棲む環境 | Comments(0)

赤とんぼを探して 旧作手村

2017年10月26日(木) うす曇り 気温20℃ (11:00)

 1週間ぶりに雨が止んだので、赤とんぼ調査に旧作手村へ行って来ました。
旧作手村は、標高700mほどの山々に囲まれた、平均標高550mの準平原で、
「日本の重要湿地500」に選定されている「長の山湿原」などの泥炭湿地が点在し、
ため池や、小川に渓流もあり、トンボにとっては良い環境で、
かつては愛知県の84%に当たる種類のトンボが生息していました。
なお、今日の調査には作手の善福寺さんが同行してくださいました。

結果概要
    ①どの田んぼもジュクジュクした部分があり、少数のアキアカネが確認出来た。
    ②ただ、アキアカネの産卵は確認出来なかった。
     要因としては、雨続きの10月の天候が影響していると思われた。
    ③アキアカネの♀が多数いる日だまりの畑があった。    
    ④10年ほど前までは無数にいたノシメトンボは、1頭も確認出来なかった。

 スタートは作手村の中心部にある新設された作手小学校西の田んぼで、
10:30から14:10の間に、以下の地区を確認して来ました。


◆高里地区 (作手小学校西)
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◆菅沼地区 (法楽寺南)
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◆菅沼地区 (大平)
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◆岩波地区 (北側)
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↑ 農家の方が、ため池を造成中でした。将来が楽しみです。
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◆岩波地区 (長の山)
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↑ 長の山の田んぼです。
シカが多いため、獣害柵の高さは170cmほどあります。
かつては、このような柵の上には、たくさんの赤とんぼがいましたが、
今は、探してやっと見つかる程度です。


◆高里地区 (元開成小学校西)
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↑ 20数頭の♀のアキアカネが休んでいた畑。
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↑ のんびり休んでいた♀たちです。
このところの天候不順で、体力が低下しているのかも知れません。
なお、翌日、善福寺さんが、11時頃、様子見に行ったときは、
1頭もいなかったそうです。
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↑ ♀がいた畑から100mほど奥へ入った田んぼ。
数頭のアキアカネがいただけです。



◆高里地区 (高校南)
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◆清岳(きよおか)地区
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by tombo-crazy | 2017-10-26 21:58 | トンボの棲む環境 | Comments(0)

再びノシメトンボを探しに

2017年10月4日 (水) 晴れ 気温26℃(11:30)

下山地区のアキアカネの調査の帰り、峠を越えて、旧足助町の某地へ寄りました。
すると、獣害防止柵に、複数のアキアカネやノシメトンボが止まっていました。
ここは、かつてノシメトンボがたくさんいた旧足助町岩谷の田んぼから3Kmほどしかありません。
一部が生き残っていたようです。
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↑ アキアカネです。
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↑ ノシメトンボです。

地区の方が3名見えたので、お話を聞かせて頂くと、

           ①品種はミネアサヒ(愛知県の中山間地ブランド米)
           ②水入れは4月半ばで、田植えは5月始め
           ③取水は沢の水
           ④無農薬栽培
           ⑤中干しは6月半ば
           ⑥稲刈りは9月始め
           ⑦減反や転作はせず、毎年コメづくりをしている

と言うことが判りました。
標高は230~220mほどで、年間を通じて田んぼがカラカラに乾くことはないそうです。
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これらの要因と米作りのやり方が、アキアカネやノシメトンボと共生出来たようで、
たくさんの産卵を観ることが出来ました。

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↑ アキアカネの産卵です。 (11:48~12:03)
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↑ ノシメトンボの産卵です。 (12:16~12:32)

アキアカネとノシメトンボは、僅かに時間をずらして産卵してました。
来年は、稲刈り前の田んぼで連結産卵するノシメトンボを観たいと思います。
今年は、設楽町まで遠征しなくて済みました。

久々に田んぼでたくさんのノシメトンボを観ることが出来ました。
農家の方々に感謝感謝です。









by tombo-crazy | 2017-10-05 09:35 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

赤とんぼを見に


2017年9月24日(日) 晴れ

このところ市内数ヶ所の田んぼを見ているのですが、
時期が早過ぎたのか、産卵に適してなかったのか、
アキアカネの産卵に出会うことが出来ない日々が続いていました。
そこで、あそこならばと、家から40Kmほどの旧旭町の田んぼへ出掛けました。
この田んぼは、例年アキアカネの羽化や産卵が確認されている所です。
モンさんとイヨさんが同行です。
そして、たくさんのアキアカネの産卵を観ることが出来ました。
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↑ ほとんどの田んぼが乾燥気味だっただけに、
僅かな水たまりで待機していると、次々と赤とんぼが来てくれました。
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↑ アキアカネの交尾です。
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↑ アキアカネの産卵です。
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↑ アキアカネとマユタテアカネが仲良く産卵してました。 (上3枚)
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↑ 田んぼはシオカラトンボにとっても貴重な産卵場所らしく、
♀を待つ♂のシオカラトンボの近くで赤とんぼたちが産卵してました。






by tombo-crazy | 2017-09-25 21:41 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

赤とんぼの羽化を観る会

2017年6月17日(土) 晴れ

赤とんぼの復活を目指したコメづくりをしている旧旭町押井のSさんの田んぼで
赤とんぼの羽化の観察会がありました。
トンボの復活については、3年前から支援させて頂いています。

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↑ 田んぼへ向かう子どもたちです。
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↑ 一番奥が田んぼの持ち主で赤とんぼ復活を目指すSさんです。
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↑ 羽化を見に来られたみなさんです。
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↑ 少数ですが、アキアカネなどの羽化が観れました。


以下は、田んぼと田んぼの周辺で観ることが出来たトンボたちです。
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↑ アジアイトトンボ
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↑ キイトトンボ
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↑ ショウジョウトンボ
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↑ ハラビロトンボ
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↑ ホソミイトトンボ
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↑ ホソミオツネントンボ
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↑ モノサシトンボ
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↑ ヨツボシトンボ





by tombo-crazy | 2017-06-17 21:56 | トンボを残すために | Comments(0)

赤とんぼ調査 (市街地周辺の田んぼ)

   2016年10月18日、11月3日

  先日の旭地区(中山間地)の赤とんぼ調査に続き、市街地周辺の田んぼを観て回りました。
  ここで取りあげた田んぼは、圃場整備がされ、そのほとんどが農業法人によりコメづくりが行われています。
  確認の時間は9時半頃から12時半頃です。
  ちなみに標高は10~60mほどです。

  
 その① 旧高岡町 (10月18日)

  堤本町・山畑
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↑ 稲刈り後も、アキアカネの産卵に合わせた水管理をして頂いていますが…。
奥に見えるのは、トヨタ自動車の高岡工場です。
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↑ 二番穂が育った田んぼです。
北側には猿投山(628.9m)が見えます。
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↑ 今回確認した田んぼは、いずれも農業法人が有機農法でコメづくりをしています。
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↑ 初めてアキアカネの産卵が1ペアだけでしたが確認出来ました。
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↑ 田んぼの隅にいたアキアカネの♀です。

これまでの2年間、アキアカネの羽化や産卵が確認出来ていませんでしたが、
この秋から、稲刈り後も水を少し入れるアキアカネの産卵に合わせた水管理をしたのが効いたのか、
初めてアキアカネの産卵が1ペア確認出来ました。
アキアカネの個体数が少ない地域ですが、来年以降に期待したいと思います。




  堤本町・落田地区 (10月18日)
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 ↑ 山畑地区と同じ農業法人がコメづくりをしている田んぼです。
アキアカネが2頭いましたが、産卵は確認出来ませんでした。
奥に物流拠点としての倉庫などが見えますが、かつては田んぼでした。





 
  竹町・上沖地区 (10月18日)
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↑ 通称:竹村の谷間下(やげんした)と言う地区で、逢妻男川を挟むように田んぼがあります。
農業法人がコメづくりをしています。
2年前まで、毎年アキアカネやコノシメトンボが産卵し、羽化も確認された田んぼが1枚ありましたが、
ブロックローテーションで、昨年は小麦が栽培され、結果、今年は羽化も産卵もありませんでした。
一番下の写真の山のようになっている所は台地の端で、
トヨタ自動車の社長をされていた故豊田英二さんの屋敷があります。
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↑ ただ1頭いたアキアカネです。



   本町・共和地区 (10月18日)

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↑ 通称一本木と言われる地区の田んぼです。
農業法人がコメづくりをしています。
残念ですが、赤とんぼの姿はありませんでした。
奥に見える山は松平地区の焙烙山(683.5m)と六所山(611m)などです。
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↑ 日本人のコメの消費量の減少、コメ余り、米価の低迷、TPPなど、
コメづくりを取り巻く環境は厳しくなっているせいか、
転作ではなく、イチジクの栽培など、田んぼを畑地としての活用も目立つようになりました。
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↑ 国から補助金が出るため、(自治体からも出ることあり)
コスモスを植えている田んぼも目立つようになりました。
見て楽しむだけの陰で、アキアカネなどの産卵場所が消えていることを知って頂けたらと思います。
昔のようにレンゲにして、毎年コメづくりを続けるのであれば、赤とんぼたちの命はつながるのですが、
市街地周辺の田んぼにあっては、出来ない時代になっているようです。




   住吉町・八百山地区(竹村小学校北) (10月18日)

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↑ 竹村小学校北の田んぼです。
農業法人がコメづくりをしています。
一昨年までは、アキアカネの羽化や産卵が確認されていましたが、
昨年はブロックローテーションで小麦が植えられていた関係で、周囲にも赤とんぼの姿はありませんでした。



  大林町 上畔 (11月3日

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↑ 県道12号線(豊田一色線)の高架下東にある田んぼです。
農業法人がコメづくりをしています。
背中側には東名高速道路があります。
農業法人がコメづくりをしていますが、ブロックローテーションの影響で
赤とんぼの姿はありませんでした。




   西田町・ 大畔 11月3日
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↑ 東名高速上郷SA西600mほどにある田んぼです。
農業法人がコメづくりをしていますが、ブロックローテーションの影響で
赤とんぼの姿はありませんでした。




 その② 旧上郷町 11月3日


   広美町・小総、長総、 福受町・福広
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↑ 広美町(手前)と福受町(奥)の田んぼです。
農業法人がコメづくりをしていますが、ブロックローテーションの影響で
赤とんぼの姿はありませんでした。

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↑ 一部は2年3作体系(水稲-麦-大豆)になっていました。
これですと、田んぼでコメを作らない期間が2年間におよびますので、
トンボやカエルなどの水辺を必要とする生きものたちには、
隣接する小川などの避難場所がない場合、種の存続が出来なくなります。




桝塚西町・宮前、元屋敷 (11月3日)
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↑ 昨年は一面の小麦畑になっていましたが、今年は大豆畑になっていた、かつての田んぼです。
農業法人が2年3作体系(水稲-麦-大豆)の輪作をしています。
毎年コメづくりをしてないため、付近に赤とんぼの姿はありませんでした。





  市街地周辺の田んぼの まとめ

  ① 市街地周辺の田んぼのほとんどは、農業法人がコメづくりをしています。
  ② ただ、ブロックローテーションなど、毎年コメづくりをしてないことが多く、
    田んぼと共に生きて来たアキアカネを始めとする赤とんぼたちにとって、
    命をつなぐことが難しくなっています。
  ③ ただ、コメづくりを取り巻く環境は厳しくなっていますから、
    毎年コメを作ることは経営的にも困難と思われます。
  ④ 割合は少ないものの、有機農法などで毎年コメづくりをやろうとしている田んぼが確認出来たのは、僅かな希望でした。
  ⑤ 市街地周辺の田んぼの赤とんぼは、今後増えることはなく、年々減少すると思われます。
  ⑥ 今回の調査でも、アキアカネなどの赤とんぼは、探し回って、やっと見つける状態でした。
  ⑦ 赤とんぼを増やそうとした場合、農業法人や農家を支援する体制や仕組みが必要に感じました。
  ⑧ とりあえず誰でも出来ることとしては、ご飯を食べて、米価の下落を防ぐことでしょうか。

  トンボ好きのみなさん、よろしくお願いしますね。





  

by tombo-crazy | 2016-11-05 20:37 | トンボの棲む環境 | Comments(0)

赤とんぼ調査 (郊外の田んぼ)

   2016年10月6日、21日、23日

   毎年、アキアカネをはじめ数種類の赤とんぼが確認されている郊外の田んぼの確認結果です。
   これらの田んぼは、何代にも渡ってコメづくりをして来た田んぼですが、
   昭和40年代以降は兼業農家になり、数人の方がコメづくりをしています。
   田んぼは雑木林に囲まれた丘陵地にあり、ため池から昔ながらの小川を経由し導水されています。
   標高は115mほど。
   確認時間は10時~13時です。


  八草町・小江戸  (10月21日)
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↑ このところの雨で田んぼの所々には水たまりがありました。
ただ、昨年までコメづくりをしていた田んぼの一部は休耕田になっていました。
(近くの田んぼの地主さんの話では、来年はコメづくりを再開するとのことでした。)
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↑ 気温が23~24℃と低かったですが、10数ペアの産卵を確認しました。

他にも以下のような赤とんぼがいました。
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↑ ノシメトンボ♂です。
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↑ ノシメトンボ♀の腹部挙上姿勢です。

 腹部挙上姿勢で
 太陽の照射面積を少なくし、体温が上がり過ぎるのを防止するためとの説を
 見かけますが、それよりも自分の存在を誇示する行動のように思います。
事実、この日の気温は23~24℃と肌寒く感じました。
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↑ マイコアカネ♂です。
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↑ マユタテアカネのノシメ型♀です。
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↑ マユタテアカネの♂です。
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↑ ヒメアカネの♂です。




  八草町・秋合  (10月6日、23日)

   市内で最も赤とんぼの種類が多く確認されている田んぼです。
   地主さんは一人で、息子さんたちも手伝っての兼業のコメづくりです。
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(10月6日)

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(10月23日)
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(10月23日)
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↑ 最近はほとんど見ることがなくなった稲架掛けのある田んぼです。(10月23日)
田んぼは、所々に水が溜まっていて、アキアカネなどの産卵適地となっています。

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↑ アキアカネの連結産卵が多数確認出来ました。


他にも以下のような赤とんぼがいました。

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↑ マイコアカネ♀です。
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↑ マイコアカネ♂です。
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↑ ヒメアカネ♂です。

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↑ ノシメトンボです。
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↑ コノシメトンボです。

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↑ ネキトンボです。


   まとめ

   ① 小川からの導水、周囲に雑木林があるなどの立地条件と、減農薬と、
     アキアカネに合った水管理をすることにより、市街地に近い所でも
     赤とんぼと共生出来るコメづくりが出来ることを証明してくれました。
   ② このような立地条件は、郊外にある程度あるので、
     今回の田んぼのコメづくりを農家さんや、JAさんの協力を得て、
     展開して行くことが大切に思いました。
   ③ このような田んぼのお米は、例えば「赤とんぼ米」などのブランド化をして
    買い上げ価格をアップし、 農家にとってもうれしい仕組みが待たれます。






by tombo-crazy | 2016-10-27 21:42 | トンボの棲む環境 | Comments(0)

久々の信州遠征

  2016年9月9日(金)~10日(土)


   天気が良いときは用事があり、時間がとれるときは天候が今一で、中々遠出が出来ないでいました。
   夜、週間天気予報をチェックしていたら、傘マークがない日が、9日と10日と15日と言うことが判り、
   早速、イヨさん(トンボ狂会)に連絡。
     「…と言うような天気予報だけど、明日から行くこと出来る?」
     「行けるよ。」
   と言うことで、昨年のリベンジを果たそうと、イヨさんの車でムツアカネの産卵を観に出かけました。


  1日目 9月9日(金) くもり時々晴れ 気温14~15℃ (11:45~15:30 標高2120m )

   目的の水辺には11:45着。
   前日までの雨のため水位が上がっているのが気になりましたが、
   雲の間から時々晴れ間がのぞき、風もなく、まずまずのトンボ観察日和です。
   しかし、飛んでいる赤とんぼ(アカネ属)は少なく、産卵中のペアも見当たりません。
   ほどほどいたムツアカネも、石の上などでお休みモード。
   多数いたアキアカネも、お休みモードでした。

   昼直前、一度だけムツアカネが産卵に来ましたが、撮影距離に入る前に林の上の方に飛んでしまい、戻って来ませんでした。
   交尾ペアも数個体いましたが、産卵することなく、やはり林の方へ飛んで行ってしまいました。 
   悪い予感が頭を過りましたが、3時半まで粘ることにして、その間、二手に分かれて、トンボの観察をしました。
   結局、ムツアカネの産卵写真は、イヨさんが昼ごろ1枚撮っただけで、私は近くで観ることも出来ませんでしたが、
   処女飛行に飛び立った羽化直後(テネラル)のムツアカネ3頭に出会える幸運もありました。
   と言うことで、落ち込むことなく、明日への希望をつないで宿(P.歩絵夢)へ入り、温泉と美味しい食事で、元気を保つ私たちでした。
   
   今日の水辺で確認出来たトンボを数の多かった順にあげると
     アキアカネ、アオイトトンボ、ムツアカネ、コノシメトンボ、オオルリボシヤンマ、ノシメトンボ、シオカラトンボ、そして1頭だけでしたがウスバキトンボです。
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  ムツアカネ

     マダラナニワトンボと共に色は黒いですが、アカネ属で、私の大好きな赤とんぼの仲間です。
     私がムツアカネに初めて出会ったのは2005年の秋の乗鞍高原でした。
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↑ 飛んでいるムツアカネはあまりいませんでした。写真は♂
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↑ ほとんどはお休みモードでした。
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↑ お休みモードのムツアカネは、そのほとんどが警戒心が低く、カメラを持った手や、荷物などに停まりました。
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↑ ムツアカネの若い♀です。
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↑ 腹部挙上姿勢をとるムツアカネの♂です。
気温は15℃。時々僅かに太陽が雲の間から顔を出すような天気の中での腹部挙上姿勢です。
以前から言われて来た、体に直射日光が当たる面積を少なくし、体温を調節するための行動は、今回の場合も説明できません。
私のこれまでのいろんなトンボの観察結果では、木陰で腹部挙上姿勢をとる個体もいて、
今回の結果からも自分の存在を誇示する行動のように感じています。
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↑ 足元からふわふわと舞い上がり、近くに停まったテネラルなムツアカネです。3頭観ました。(13:35~13:48)
ほとんどが成熟し、繁殖期に入っているのに、今の時期の羽化は意外でした。
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↑ 交尾態のムツアカネも数組いましたが、暫く休むと林の方に飛んで行ってしまいます。



  アキアカネ
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  アオイトトンボ

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  ノシメトンボ

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  コノシメトンボ

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  オオルリボシヤンマ

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   雲も厚くなり晴れ間が期待出来なくなったのと、ムツアカネの産卵もないので、3時半に水辺を離れ、ビラタスの丘の宿へ向かいました。

   明日は晴れてくれることを願って9時半に就寝。








  2日目 9月10日(土) 晴れ

   高地の水辺  気温 13℃~15℃

    昨夜は厚い雲で星が見えなかったのですが、朝、カーテンを開けると晴れていました。
    産卵の時間帯は10時前後かもとの予測が当たれば、ムツアカネの産卵が観れて、
    昨日のテネラルな個体がいたことから、羽化も観れるかもと期待して、山を上がりました。
    水辺には9時25分着。
    たくさんの赤とんぼが、石や木道や笹の上などで休んでいました。
    ただ、うれしいことに水辺の上を舞っている赤とんぼがいて、その中にはムツアカネの姿もあり、期待が膨らみました。
    9時半頃になると交尾態のアキアカネが増えて来て、やがて産卵が始まり、
    9時57分には、待ちに待ったムツアカネの産卵が始まりました。
    その後、順調に産卵ペアが増え、昨年からのリベンジを果たすことが出来ました。
    昨年も昼ごろ着きました。
    今年(昨日)も到着が昼近くで、どうやら産卵時間が終わる頃に私たちは水辺に来ていたようです。
    結果、ムツアカネの産卵があまり見れなかったようです。
    次に来るときは、家を早朝に出るか、前日の夕方までに近くへ来ていたいと思います。


  ムツアカネ    
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↑ 羽化中のムツアカネ?です。 (9:46)
昨日の昼頃、テネラルなムツアカネを3頭目撃していたので、羽化中のムツアカネがいないか探して見つけました。
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↑ ムツアカネの産卵です。 1時間ほどの間に25+頭ほどの連結産卵があり、単独産卵も1個体ありました。( 開始は 9:57~11:05 )
暫く待てば、まだ産卵があったかも知れませんが、一度途切れたことと、昨日は昼近くなると見れなくなったこともあり、
次の目的地へ移動することにしました。

  お願い 

   ムツアカネの産卵の最盛期は、いつ頃なのか気になるところですが、県外の私たちは頻繁に通うことが出来ませんので、地元の方にお聞きするほかありません。
茅野や諏訪周辺にお住まいのトンボを研究してられる方、下記宛てに情報を頂ければ幸いです。
ワイエムエヌ1415■nifty.com (片仮名は英小文字に、■は@に変換願います。)

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↑ 交尾態の赤とんぼでいっぱいになった倒木や木道。120~30ペアはいました。(11:10頃)


  アキアカネ

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↑ アキアカネたちの連結産卵です。 1時間ほどの間に100+ほどの連結産卵がありました。 ( 9:47開始~11:12まで観察 )
ムツアカネの産卵が途絶えた後も、アキアカネの産卵は続いていましたが、今日のピークは過ぎた感じでした。

  
  

    上田市塩田平のため池   気温 32℃

    遠いと思っていたため、これまでトンボ見に来てなかった上田ですが、ムツアカネの水辺からなら近そうなので寄って来ました。
    
    今回のトンボ見については、地元塩田平のマダラヤンマ保護研究会の早川会長さんはじめ、会員の方、JAの方々のご協力のおかげで、
    短時間にも関わらずマダラヤンマ♂を見ることが出来、写真に撮ることが出来ました。
    機会があれば、次回は付近のため池も含め、ゆっくり観て来たいと思います。
    塩田平地区の方々へは、この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。


 (縁) 
    私たちがトンボやカエルなどの保護のために維持管理しているカエル谷の近くに大給城跡や奥殿陣屋があります。
    これらは家康と同じ松平家ゆかりの地で、かつて上田市の教育委員会と市民の方々が、当地を訪れたとき、
    カエル谷近くで道を尋ねられ、大給城跡をご案内しました。
    また、今回訪れたため池の一つは、奥殿松平家の殿さまの時代に貯水量アップの改修が行われたとのことです。
    上田とカエル谷のある松平地区、縁を感じた今回のトンボ見でした。

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↑ 最初に訪ねた I 池です。 ヒシが繁茂し、開放水面がなくなっていました。
マダラヤンマの将来を考えたとき、多数のウシガエルと共に、水の富栄養化が気がかりです。

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↑ 着いてすぐイヨさんが見つけたマダラヤンマ♂ ( 14:10 I池にて )
この池には20分ほどいましたが、確認出来たマダラヤンマは1頭だけでした。

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↑ 生息地として有名なS池です。
やはりウシガエルがたくさんいました。
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↑ マダラヤンマ♂の飛翔 ( 15:17 S池にて )
この池には45分ほどいましたが、確認出来たマダラヤンマは2頭だけで、保護研究会のお話しからも、今年の塩田平のマダラヤンマは少ないようです。
マダラヤンマは暑いと山へ行ってしまうとのことでした。


 (感想)

    初めてのマダラヤンマとの出会いでしたが、今回訪問した二つのため池とも、岸辺の一部にガマやヨシなどがあるものの、
    周囲がコンクリート護岸になっている、自然が残るため池とは程遠いため池でした。
    S池の場合、開放水面がありましたが、 I 池は富栄養化のためヒシが盛り上がるほど繁茂していて、開放水面がなく、
    マダラヤンマに限らず、水生昆虫などにとり、良い環境とは思えませんでした。
    コイがいるかは判りませんでしたが、たくさんのウシガエルも、トンボたちには脅威となるため、その対策も必要に思いました。
    塩田平は年間降雨量が900mmと、瀬戸内地方よりも少ないことや、担い手不足なども関係してか、
    秋の水落としが困難になっているようですが、出来れば、毎年は無理でも、3年に一度ぐらい、
    池の水を落とし、ヘドロなどを天日にさらし、一部を除去したり出来たらと思いました。
    そして、それらと並行し、
塩田平にたくさんあるため池に、マダラヤンマの好む生息環境を整え、
    
新たな生息地の確保をすることも大切に思いました。
    すべての池を見ていませんが、現在の生息地だけでは、マダラヤンマが消えるのは時間の問題のように感じました。







by tombo-crazy | 2016-09-12 20:43 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

赤とんぼ生息調査 その後

  2016年7月5日

  6月24日以降の赤とんぼ生息調査の結果報告です。
  6月26日、29日、7月1日、3日と、4日間で25ヶ所回り、24日の分も含め27ヶ所の田んぼを観た結果ですが、
  アキアカネなどの赤とんぼを確認出来た田んぼは、
  旧旭町押井と同じく旧旭町の平田
旧足助町萩の平、旧松平町長沢の4ヶ所のみで、
  羽化殻だけを確認したのは旧藤岡町飯野の1
ヶ所と言う、さみしい結果に終わりました。
  稲作文化と共存して来たアキアカネたちですが、人間側がコメづくりの大幅見直しをしないと、手遅れになると感じました。


  ■6月26日(日)うすぐもり  旧藤岡町、小原村、足助町
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↑ 旧藤岡町飯野のJAモデル田の田んぼです。赤とんぼの成虫は確認できませんでしたが、羽化殻が少数ありました。
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↑ 旧小原村大坂のJAモデル田の田んぼです。赤とんぼは確認できませんでした。
田植えが遅かったようです。
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↑ 旧藤岡町御作の田んぼです。赤とんぼは確認できませんでした。
田植えが遅かったようです。
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↑ 旧足助町西樫尾のJAモデル田の田んぼです。赤とんぼは確認できませんでした。
中干しに入っていました。
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↑ 旧足助町萩の平の田んぼです。赤とんぼが少数いました。
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↑ 旧足助町北貝戸の田んぼです。赤とんぼは確認できませんでした。
田植えが遅かったようです。



  ■6月29日(水)うすぐもり  旧高岡町、上郷町

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↑ 旧高岡町竹村地区の田んぼです。
ブロックローテーションで昨年秋からこの春にかけて小麦の栽培をしていた影響で、赤とんぼは確認出来ませんでした。
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↑ 旧上郷町高嶺地区の田んぼです。
竹村同様、ブロックローテーションで小麦の栽培をしていた影響で、赤とんぼは確認出来ませんでしたが、ウスバキトンボやアジアイトトンボがいました。
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↑ ウスバキトンボとアジアイトトンボです。

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↑ 旧上郷町畝部地区の田んぼです。
高嶺地区同様、ブロックローテーションで小麦の栽培をしていた影響で、赤とんぼは確認出来ませんでした。

 平野部の田んぼの赤とんぼや水生生物にとって、
 広範囲で転作をするブロックローテーションは、水生生物の生存を脅かす最大の要因になりつつあります。
 コメ余り対策として出て来た国の指導にもとづく農業の形態ですが、棲み分けなどで共存が図れたらと思います。
 また、私たち市民は、パンや麺類にあまり流れず、もっとおコメを食べるようにしたいものです。




  ■6月30日(木)うすぐもり  旧高岡町、旧猿投町東部
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↑ 旧高岡町・堤・神明の田んぼです。赤とんぼは確認出来ませんでした。
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↑ 旧猿投町猿投・別所の田んぼです。中干しに入っていたせいか赤とんぼは確認出来ませんでした。
耕作を止めた田んぼも増えているのが気がかりでした。



  ■7月1日(金)うすぐもり  旧猿投町

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↑ 旧猿投町亀首の田んぼです。中干しに入っていたせいか、赤とんぼは確認出来ませんでした。
昨年までなかった耕作を止めた田んぼもありました。
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↑ 旧猿投町加納・四反田の田んぼです。中干しに入っていたせいか、赤とんぼは確認出来ませんでした。
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↑ 上記田んぼのすぐ隣を流れる篭川です。
地域住民の河川環境向上への取り組みで、近年ホタルが増加しています。
かつて田んぼに生息していたアキアカネなどの赤とんぼついても関心が高まり、復活するとうれしいです。
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↑ 旧猿投町加納・下大坪の田んぼです。田植えが6月中ばだったこともあり、赤とんぼは確認出来ませんでした。
なお、この田んぼは福祉施設の入居者の方々によって無農薬のコメづくりが行われているのですが、
田んぼに水を入れる時期が6月に入ってからと遅いため、アキアカネの生活史とかい離してしまっているのが残念です。



  ■7月3日(日)うすぐもり  旧三好町、旧猿投町、旧松平町、旧足助町、旧下山村
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↑ 旧三好町・打越の田んぼです。ブロックローテンション直後で、田植えが6月になり、赤とんぼは確認出来ませんでした。

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↑ 旧猿投町八草・小江戸の田んぼです。数年前には市内でも一番と言って良いほどアキアカネの産卵を確認した所ですが、
中干しに入っていたこともあり、赤とんぼは確認出来ませんでした。
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↑ 旧猿投町八草・秋合の田んぼです。毎年アキアカネだけでなく、たくさんのアカネ属が観察されるエリアですが、
今年の田植えが6月に入ってからと言うこともあり、赤とんぼは確認出来ませんでした。
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↑ 旧松平町豊松・辻の下の田んぼです。中干しに入っていて赤とんぼは確認出来ませんでした。
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↑ 旧松平町坂上・向田の田んぼです。中干しに入っていて赤とんぼは確認出来ませんでした。
ホタル同様、トンボの舞うコメづくりに期待したいです。
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↑ 旧松平町坂上・朝日山のJAモデル田の田んぼです。中干しに入っていて赤とんぼは確認出来ませんでした。
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↑ 昨年までとは耕作者が変わっていました。
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↑ 旧足助町岩谷の田んぼです。中干しに入っていて赤とんぼは確認出来ませんでした。
なお、このエリアは、例年、市内でも有数の赤とんぼ(アキアカネ、ノシメトンボなど)を確認していますので、
7月10日頃までに再度確認に来たいと思います。

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↑ 旧足助町下平・川崎の田んぼです。中干しに入っていて赤とんぼは確認出来ませんでした。
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↑ 旧下山村花沢・芦原のJAモデル田の田んぼです。中干しに入っていて赤とんぼは確認出来ませんでした。
この田んぼの方が、峠を越えた朝日山の田んぼも請け負っていることが判りました。
なお、この田んぼでは、昨年の7月、JA主催で田んぼの生きもの調査をしていますが、圃場整備されていて、
昔ながらの小川と分離していることもあり、生物相はあまり良くありませんでした。
今回も、調査中に、奥さんが見えて、昨年は稲刈り後に、再度水を入れてジュクジュク状態にしていたが、ヤゴも赤とんぼもいないと嘆いてられました。
ウスバキトンボは多数いました。



  ■調査を終えて感じたこと。
  JAモデル田に限らず、耕作者のほとんどの方は、以前のように赤とんぼの復活を願っていましたが、
  どうしたら自分の田んぼで赤とんぼが復活してもらえるかよく判らないとのことで、
  せめて農薬は出来るだけ使わないようにしている位でした。
  アカアカネの生活史と田んぼの水管理などが一目で判るような記録板を兼ねたボードを作ることや、
  関係者への啓発の場を作ることが必要に思いました。
  ブロックローテーションについても、赤とんぼとの共存が可能な仕組みを考えて行く必要を感じましたので、
  県の農業総合試験場やJAさんへ働きかけて行きたいと思います。




 

by tombo-crazy | 2016-07-05 18:01 | トンボを残すために | Comments(0)

田んぼの赤とんぼ調査

  2016年6月24日(金)曇り 気温20℃(7:30)

 梅雨の合間に赤とんぼの調査に行って来ました。
 今日回ったのは旧旭町、現在の豊田市旭地区です。



 ◆押井の田んぼ

 無農薬でコメづくりをしているSさんの田んぼです。
 いろいろ勉強されていて、田んぼの水管理もアキアカネの生活史と大きくずれないようにするなど
 手間をかけて努力されておられるだけに、アカネ属も含め、たくさんの羽化を確認出来ました。
 最初の1頭を見つけた所でメールを入れると、暫くして民宿のお客さんとSさんご夫妻が来られ、
 大変喜んでられました。
 世の中、食に関しても、看板に偽りありが何食わぬ顔で散見され、話題になったりしていますが、
 正真正銘の「赤とんぼ米」と言えるかと思います。
 みなさん、お米を買うときは、売り手側の甘い言葉に引っかからないようにしたいものです。

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 ◆伊熊の田んぼ

 近くを通るたびに立派なシダレザクラが気になっていました。
 推定樹齢は250年以上と言われ、豊田市の名木に指定されています。
 こんな立派な木を先祖代々守ってられるのですから、コメづくりもそれなりの努力をされているのではと
 立ち寄らせて頂きました。
 予想通り、たくさんのアキアカネの羽化が確認出来ましたが、田んぼの持ち主の方には会えませんでした。
 来春、桜が咲いたときに、ぜひ、お会いしたいと思います。

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  おまけです。

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↑ ヤマアジサイ(通称)です。
今の時期、野山を歩くとたくさんの種類の野生のアジサイを観ることが出来ます。
ただ、日本には、不思議な人たちが多く、
それらの野生のアジサイがヨーロッパに渡り、品種改良?されて、西洋アジサイとして里帰りしたものを
素晴らしいと思ってか、道路沿いにまでたくさん植えて、アジサイロードとなっている所が余りにも多く、悲しく思います。
アジサイに限らず、もっと、自然の中にある日本古来の植物を大事にしてほしいものです。
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↑ こちらも野生のアジサイのエゾアジサイです。(2013年7月新潟の山中で)



 ◆余平の田んぼ

  減農薬のためとアイガモ農法を実践してられる田んぼと、その周辺の田んぼも確認させて頂きましたが、
  田植えの時期が遅かったとみえ、赤とんぼの羽化は確認できませんでした。
  せめて、田んぼへの水入れを4月下旬までにして頂けると、ヤゴが育ち羽化の可能性があるのですが…。

  なお、アイガモは、草だけでなく、益虫と言われるオタマジャクシやカエルの幼体やヤゴも食べますから、
  赤とんぼも舞うコメづくりを期待するのであれば、あまりお勧め出来ない農法です。
  観光用と言うか、知らない人たちへのイメージ戦略としては良いかも知れませんが…。
  また、アイガモは、成鳥になるとイネの穂を食べるので、幼鳥しか使えないことや、
  まんべんなく草を食べてくれないこと、アイガモに掛る手間と費用をなど考えると、あまりメリットはなく、
  減農薬を目指すのであれば、ある程度の手間をかけてやらざるをえないように思います。

  アイガモ農法の方は留守でお会いできませんでしたが、犬の散歩をしていた年配のご婦人から
  周辺のコメづくりについて、いろいろお話を聞くことが出来ました。

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↑ お休み中だったカモたち。
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↑ 赤いネットは、合鴨の幼鳥をカラスから守るためとのことです。
ご苦労されています。

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↑ アイガモの田んぼと介木川を挟んで反対側の田んぼです。



 ◆小渡小近くの田んぼ

  昨年、隣り合う田んぼでありながら、赤とんぼの発生が明らかに違った田んぼが気になっていたので、
  今年も行ってみましたが、昨年同様、赤とんぼの羽化が確認出来た田んぼと、出来ない田んぼが隣り合わせになっていました。
  昨年はモデル田の看板がありましたが、今年はなかったことは、減農薬農法を諦めたのでしょうか?
  近くで手入れをされていた方の田んぼでは赤とんぼの羽化ありでした。
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↑ 今年も赤とんぼの羽化が確認出来なかった法人さんの田んぼ(昨年はJAのモデル田)
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↑ 昨年同様、赤とんぼの羽化が多数確認された農道より東側の田んぼです。
どちらも同じミネアサヒを栽培しているのですが、意外な現象です。
秋の産卵時期の田んぼのジュクジュク具合や、農薬などの影響でしょうか?
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↑ たくさん確認出来た羽化間もないアキアカネです。
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↑ 羽化間もないノシメトンボもいました。





by tombo-crazy | 2016-06-24 18:41 | トンボを残すために | Comments(0)