汽水域のトンボ

       7月18日 快晴 36℃

              酷暑の中、仙さんたちと木曽川のヒヌマイトトンボを観て来ました。


             (参考)
                ヒヌマイトトンボは、1971年、茨城県の涸沼(ひぬま)で、廣瀬誠、小菅次男の両氏によって発見
                された汽水域に生息するトンボで、国の絶滅危惧種(Ⅰ類、CR+EN)に指定されています。



                ヒヌマイトトンボの生息環境です。葦原の中や周囲にいました。
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              ↑ 満潮時。(上流側から見ています。)
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              ↑ 潮が引いたところです。
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               ↑ 川の中寄りです。(上流側から見ています。)ヒヌマイトトンボは右岸の葦原にいました。

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                ↑ ヒヌマイトトンボの♀です。 止まっている草が泥水で汚れているのが残念です。
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               ↑ ヒヌマイトトンボの♂です。
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              ↑ ヒヌマイトトンボの交尾です。
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               ↑ 葦原にたくさんいたカニですが、名前は判りません。
              彼らは、ヒヌマイトトンボの卵やヤゴを食べたりはしないのでしょうか?

              ところで、今回のトンボ観で気づいたことがあります。
              それは、海水と淡水が混じる汽水域には、ヒヌマイトトンボ以外にも、数種のトンボが産卵し、生息している
              ことでした。

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              ↑ 潮が引き、水草が見える河川です。
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               ↑ 水草に産卵するアジアイトトンボです。
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               ↑ 産卵写真は撮れませんでしたが、水草の上で休むムスジイトトンボの♂です。

              他には、アオモンイトトンボ、オオシオカラトンボ、ウスバキトンボの姿が少数見れました。

              今回のヒヌマイトトンボ観は、30~40分ほど見ては1時間休んで、また観ることの繰り返しでしたが、
              交尾も見れたので良かったです。 来年は、ぜひ、産卵を見たいものです。
by tombo-crazy | 2012-07-18 22:22 | トンボ見て歩記
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