6月17日(火) うす曇り
今日はカエル谷の作業日でした。
草刈りと、繁茂し過ぎた藻の間引きなどをしました。
今の時期は暑いですから、1時半頃、終わろうと小屋の前で一段落していると、分校生でトンボ狂会のメンバーでもある夢さんから着信。
「今、樋渡さんとカエル谷へ向かっているので、だれか残っていて!」 と言うことで、みんなで待機。
ほどなくして、6種類のヤンマの羽化殻を持って二人が見えました。
羽化殻は、勉強家の尚さんへ仙さんが届けることになりました。
みなさん用事があったりして、残ったのは、お二人と私だけになり、トンボ観をして過ごしました。
▲ 真剣にトンボを探すお二人です。 (後ろ姿だからいいですね。)
暫くして、シシパラに行った夢さんが私を手招きします。 何か見つけたようです。
羽化したてのオジロサナエの♂でした。
勿論、カエル谷の初認です。
松平でも見たことありませんでした。
夢さんが、あそこにぶら下がっていると指さしてくれるのですが、見つけきらず、高い所へ飛ばれたのを、かろうじて証拠写真に撮ることが出来ました。
それにしても、渓流のトンボのイメージがあったオジロサナエが、カエル谷にいるなんて、翅のある生きものは意外な所に出て来るのですね。
先入観に縛られず、しっかり観るようにしたいと思います。
夢さん、ありがとうございました。
▲ オジロサナエのいたシシパラです。 オジロサナエは、左手奥の、春になるとミツバツツジの咲く辺りにいました。
注) シシパラ イノシシのために作ってあげた空間です。
手前の水辺の畔を荒らすので、イノシシのための水場もつくり、動きやすいようにと草も刈ってあげてますが、
イノシシたちは、相変わらず、トンボやカエルの生息地として再生した手前の水辺にも防護柵を掻い潜って出没します。
相手は野生の生きもの、仕方がないですね。 腹を立てずに付き合いましょう。