マダラナニワトンボの産卵

   2011年10月7日

       雨が二日続いた後の晴天です。時期も良しと、トンボ狂会の仲間とマダラナニワトンボの産卵を観察に行きました。
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       ↑ マダラナニワトンボが生息する古池です。
         文献などでは、マダラナニワトンボの生息地の条件のひとつに、水辺の周囲にマツを主とした疎林があるとの記載がありますが、
         今回の観察地は、里山林(2次林)の遷移が進み、常緑樹の占有率が6割を超える状態でしたので、
         マダラナニワトンボの今後の生育にどのような影響があるのか、今後に注視が必要です。
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       ↑ 最初に池に現れたマダラナニワトンボの♂です。 気温は18℃になっていました。 (11:08)
         マダラナニワトンボは不思議な習性のトンボで、ある季節にいつも水辺にいるかというとそうではありません。
         これまでの観察結果から、産卵のときにだけ、ごく限られた時間に水辺に現れるようで、
         水辺に来る時期や時間帯は、地域、天候などで多少ずれ込むようです。
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       ↑ 連結して産卵にやって来たマダラナニワトンボのペアです。 (11:11)
         産卵は、これまで言われているように、池の岸辺の湿った土や草地の上での連結打空産卵でした。
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       ↑ 連結して、どこからともなく次々と水辺へ現れるペアです。 (11:43)
         文献によれば、疎林の樹冠部付近で連結し、水辺へ来るようであると記されているのですが、残念ですが、交尾の場所や、
         どこから飛んで来るのかは確認出来ませんでした。
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       ↑ 次々と水辺へ現れるペアです。 (11:45)
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       ↑ 産卵がピークを迎えた頃は、目の前に連結した3~4ペアを同時に観ることが出来ました。(12:01)         
         産卵のため水辺に現れたペアは23を数え、これまでの最高でした。 (気温21℃)
         結局、この日の産卵は、11:11から12:02の間に行われました。
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       ↑ 相手が見つからず、最後まで水辺に留まっていたマダラナニワトンボ♂です。 (12:26)
         以前の観察では、産卵を終えた連結ペアの♀を捕まえ、交尾に至る♂を観たことがありますが、
         今回の観察では、交尾してもらえる相手がいなくてあぶれた♂が6個体いました。
         産卵に来た今回のペアたちは、産卵を終えると、水辺に留まることなく、連結を解いて、いつの間にか消えていました。
by tombo-crazy | 2011-10-12 07:39 | トンボ科アカネ属 | Comments(0)
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