早起きしてコサナエの羽化を観に

2018年4月26日 晴れ 19℃ (10:30)

 5時起きして、有料自動車道を乗り継いで、隣の県の池まで行って来ました。
目的は、コサナエの羽化です。
目的地が近づくと、霧が掛っていて、楽しみにしていた山々は観ることが出来ませんでしたが、
朝露に濡れた新緑が清々しく、目を楽しませてくれました。

 目的地へは、7:25に着きました。
ところがです。いつもの所から池へ行こうとしたら、
池を取り囲むように柵がしてあり、池に近づけないのです。

 困りました。
ため池は落ちたら危ないからと、周囲を金網のフェンスで囲っている池は、各地で見かけますが、
 目的の池は、ちょっと違う感じでした。
使われている柵は、イノシシなどの獣害防止柵と同じような仕様の所と、
住宅を囲むとき使われたりする、ちょっとおしゃれな仕様の所がありました。
 柵がある以上、勝手に乗り越える訳にも行きません。
近くの農家の方に訪ねると、「人が池に近づけないように、向こうの家の人が設置した…」
とのことでした。

 と、言うことで、教えて頂いた家に行き、目的を告げて、中に入らせて頂きたい旨を告げると、
 「よその人には、一切入ってほしくない…。」とのこと。
特にトンボの人たちは、池に入ったり、カメラを我が家に向けるので、
入れないように、柵を設置したとのことでした。

 心を込めてお願いしたところ、はじめは1時間だけと言ってられたのですが、
こちらの希望の11時まで入ることを了解頂きました。

 詳しいいきさつは知りませんが、
池の所有者の方を、頑なにしてしまった行動を、何人かのトンボ観察者や撮影者がしてしまったようです。
 山登りでも、そうですが、池の場合でも、所有者がいますから、
私たちは、他人の土地に入らせて頂くとの意識を持ち、良識ある行動が必要に思いました。

 なお、今回の池に関しては、次回は、お断りとのことでしたから、
再度訪れることは難しいと思います。
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↑ 人が入れないよう設置されていた柵です。
なお、中には行って気づいたのですが、
山側には柵はなく、実際、獣の足跡などがありました。


 コサナエの羽化探しですが、
池の中に入り、自由に歩き回ることは出来ません。
なぜなら、一部の岸辺には、ハルリンドウなどの草花が咲いているのです。
恐らく、これらが踏み荒らされるのを気にされていると思われます。
と言うことで、出来るだけ、そのような岸辺には入らずに、羽化中の個体を探しました。
 探索出来る岸辺は限られ、おまけに、三つある池の一つは、漏水でほとんど水がありませんでした。(下の写真)
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 双眼鏡も使いましたが、羽化中の個体も、羽化殻も確認出来ず、時間だけが過ぎて行きました。
 天気も気温も悪くありませんが、コサナエに限らず、なぜか、トンボの姿がないのです。

 遅目の朝食を済ませ、探索を続けました。

 9時25分頃、カワトンボが池を横切って田んぼのほうへ消えました。
 9時半を過ぎた頃、シオカラトンボの姿が見えました。
止まった所へ行って見ると、シオカラトンボの成熟♂でした。
今シーズンの初認です。
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↑ シオカラトンボの♂です。(9:39)

 10時少し前に、小さなサナエらしいトンボが飛んで来て止まるのが見えましたた。
静かに近づくと、タベサナエでした。
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↑ タベサナエ♂です。(9:54)

 暫くすると、また、サナエらしいトンボが、数頭、飛んで来ました。
止まった辺りに行って探すと、コサナエでした。
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↑ コサナエの♀です。 (10:01)
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↑ コサナエの♂です。 (10:01)
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↑ コサナエの♀です。 (10:05)

 ただ、長居はせずに林の方へ飛んで行ってしまうのですが、
時々、別個体と思えるトンボが飛んで来るので、羽化を探しながら、中継地にしているポイントを探す私でした。
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↑ コサナエの♂です。 (10:34)
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↑ コサナエの♂です。 (10:35)

 羽化探索時、目にしたものや、近づけなかった個体も含めると、
コサナエらしきトンボは、7~8頭はいたように思います。

 さて、肝心な羽化ですが、諦めかけていたとき、
対岸の辺りから、翅の光った処女飛行と思われる個体がふわふわっと飛び立つのが見えました。
時間は、10時20分頃のことです。

 ハルリンドウがたくさん咲いていたのと、池の所有者の方の家に近かったので、あまりしっかり見てなかった所です。
 ハルリンドウを踏まないよう、足元に気を付けて探すと、
羽化殻を一つ見つけることが出来ました。
勿論、今日初めてのことです。

 目を皿のようにして探すと、念願の羽化個体を見つけることが出来ました。
ハルリンドウの手前1mほどの所で、位置的にも良く、しっかり観ることが出来ました。
 ただ、発見が遅かったので、見つけたときは、翅が広がり、今にも飛び立ちそうな感じでしたが、
初めて観れたコサナエの羽化個体で、とても嬉しかったです。
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↑ コサナエの羽化殻です。 (10:25)
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羽化中のコサナエです。 (10:25)

 










by tombo-crazy | 2018-04-27 12:30 | トンボ見て歩記 | Comments(0)
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