八重山遠征

2018年5月7日~12日 

 静岡のトンボ友Fさんに誘って頂き、八重山諸島の石垣島と西表島のトンボを観て来ました。
屋久島より西へ行ったことがありませんでしたから、私にとっては、ほとんどのトンボは初見です。
 一方のFさんは、4度目ですので、これまで観れてなかったトンボが目的ですから、
見て回るところは、Fさんにお任せでした。




1日目  宿から直線で4.5Kmほどの、バンナ岳( 標高230.1m )北西にある
    公園の人口池と、薄暗く水のほとんどない、人手の入ったせせらぎで、
    16時20分頃から2時間ほどトンボ観。
     石垣島に着いてすぐだったのと、暑かったこともあり、
    夜は爆睡でした。

    以下、確認順に。
    なお、写真は、後日、他のポイントで撮ったものも含まれます。



 (1) アオビタイトンボ
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↑ アオビタイトンボの♂です。(公園の池で)
開放水面がないせいか、トンボの数は少なかったです。
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↑ アオビタイトンボの♂です。(翌日の水辺で)

2日目の水辺は、明るく、面積があり、近くには草原や、山もあり、
たくさんのトンボがいました。

繁殖時期(時間)に早いのか、
水辺にいたのは全て♂で、♀は見つけることが出来ませんでした。
アオビタイトンボは大分以来の再会です。




 (2) アカスジベッコウトンボ 初
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↑ アカスジベッコウトンボの♀です。
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↑ アカスジベッコウトンボの♂です。


アカスジベッコウトンボは、♂も♀も魅力的でした。

写真は、全て公園以外で撮ったもので、
公園では、一度だけ、上空を飛んでいるのを、チラッと見ただけでした。

なお、リュウキュウアカショウビンが、
池の上空を飛んで行くのを、二度、見ることが出来ました。




 (3) クロイワカワトンボ 初 沖縄県RDB(2005)準絶滅危惧種
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↑ クロイワカワトンボの♂です。
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↑ クロイワカワトンボの♀です。

薄暗い所にいて、探すのも、撮るのも苦労しました。




 (4) コナカハグロトンボ 初 沖縄県RDB(2005)絶滅のおそれのある地域個体群
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↑ コナカハグロトンボの♂です。
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↑ コナカハグロトンボの♀です。

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↑ コナカハグロロトンボの交尾です。(西表島にて)

コナカハグロトンボは、生息数が多い感じで、
川から離れたとこでも目にしました。
アオイトトンボのように、翅を半開きにして止まっていたり、
閉じた状態で止まっていました。
どちらかと言うと、薄暗いところが好きなようです。




 (5) ヒメホソサナエ 初 沖縄県RDB(2005)準絶滅危惧種
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↑ ヒメホソサナエの♂です。
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↑ ヒメホソサナエの♀です。

6日間で、2度見ただけでした。




 (6) リュウキュウベニイトトンボ 初
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↑ リュウキュウベニイトトンボです。

本州のベニイトトンボと違い、眼が緑色でした。
環境の適応能力が高いようで、公園の池や、小さな水辺、田んぼにもいました。
特に、時期が合ったのか、午前中の田んぼには、連結や交尾態がたくさんいました。




 (7)  アカナガイトトンボ 初
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↑ アカナガイトトンボの♂です。

上記、写真は、全て公園以外で撮ったもので、
公園では、流れ込んでる川?の薄暗い所で、チラッと見ただけでした。




 (8)  コシブトトンボ 初
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↑ コシブトトンボの♀です。
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↑ コシブトトンボの♂です。

500円硬貨ほどの大きさしかなく、ヒメトンボと間違えて観てました。
パソコンでアップして、コシブトトンボと判りました。


上記、写真は、全て公園以外で撮ったもので、
公園では、ハスの葉に止まっていた♂1頭をチラッと見ただけでした。
距離があったのと、池の構造から、トンボの観察には不向きな所でした。
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↑ 公園の池です。
桟橋で囲まれているため、全て見下ろす形になります。
ハスとスイレンが繁茂し過ぎていて、開放水面がないのは、
トンボにとっては、良い環境とは言えません。
実際、トンボは種類、数共に少なかったです。
利点としては、車から降りて、すぐ見れることくらいでしょうか。

人間本位の池づくりではなく、
トンボなど水生生物などのことも配慮した池づくりであったならと悔やまれます。

周囲をフェンスで囲み、良い子はここで遊ばない…
との看板がある所を、各地で、見かけますが、
池の改修時に、堤体側の法面の構造や部材を工夫して、
滑りにくく、這い上がりやすくしたり、
堤体側以外は、出来るだけ緩やかな駆け上がりにした上、
遊べるゾーンを設けるなど、利用区分をすることで、
仮に子どもが池に落ちたとしても、
這い上がりやすく、助けに入る方も安心です。
また、緩やかな駆け上がりを増やすことで、水生植物も生育でき、
生きものにとってもプラスになります。

子どもは、池があれば入りたいものです。
注意看板とフェンスで囲って子どもを近づけないようにするよりも、
池の造り方を工夫することで、子どもにも、生きものにも良い池になります。

そのような池は、まだ少数ですが、各地に出来つつあります。
ぜひ、ご検討願います。

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↑ 池の近くにあったギランイヌビワ(クワ科)と言う珍しい植物です。

果実のように見えるのは花で、イチジク状花序と言うそうです。
一般的な花と違い、枝先からではなく、
太い枝や、幹から、直接、花(実)が出ていました。
食べられるとのことでした。





2日目  昨夜のニュースで、八重山諸島は梅雨入り宣言とのこと。
    いつ降り出してもおかしくない雲行きでしたので、
    昨日の公園で、雨が降り出すまでの20分ほどトンボ観。
    6種のトンボが見れました。
     雨脚が強くなったので、開館時間前の昆虫館へ入れて頂き、
    館長の山田守さんから八重山の昆虫のレクチャーを受けて
    10時半まで楽しい時間を過ごしました。
     山田さんはチョウで、私たちはトンボですが、共通項はいっぱいです。
    橿原昆虫館と言う、私との接点もありました。
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↑ 世界の昆虫館です。
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↑ 沖縄県指定天然記念物のアサヒナキマダラセセリの標本と写真。
5月が成虫の見れる時期とのことでした。
   

 公園の池では、ヒメトンボとムスジイトトンボがいましたが、
離れていて写真は撮れませんでした。


 (9) ヒメトンボ 初
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↑ ヒメトンボの♂です。

尾部の黒色部を除けば、ナニワトンボにそっくりでした。
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↑ ヒメトンボの♀です。

コシブトトンボとヒメトンボは、どちらも小さく、雰囲気が似ていて、
同じ生息地にいることが多く、
しっかり観ないと、間違えやすかったです。

 



 (10) ムスジイトトンボ
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↑ 八重山にもいたムスジイトトンボです。どちらも♂です。


どちらも、初見は、公園の池でしたが、写真は、他のポイントで撮りました。



午後も雨の予報でしたので、昆虫館を出た後は観光に変更し、
於茂登トンネルを通り、石垣島の北を目指しました。

再び海が見える頃、雨も上がり、素晴らしい景色と、出会いがありました。

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↑ シロハラクイナです。 初
この後も、石垣島郊外のいろんな所で見ました。

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↑ カンムリワシです。 初

これが木の枝や枯れ木だったらと悔やまれます。
こんな所にとまっているせいか、猛禽類特有の風格は感じられませんでした。

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↑ 平久保崎から浦崎へと続く海岸線です。

サンゴ礁の関係か、中部地方とは違った海の色でした。
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↑ 平久保崎灯台と大地灘(島)です。
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↑ 平久保崎の南西側の景色です。

平久保崎周辺は、車も人も少なく、離島の雰囲気を感じることが出来、
今回の石垣島で一番気に入りました。





3日目  午前は、石垣島最高峰の於茂登岳( おもとだけ 標高525.5m )の南西にある
    宿から直線で9Kmほどの、水辺群と田んぼで、2時間ほどトンボ観。    
     午後は、某林道?脇の親水公園と、登山道を横切る流れでトンボ観。
   

 (11)  アオモンイトトンボ
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↑  アオモンイトトンボの♀です。
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↑ アオモンイトトンボの♂です。

愛知周辺で見る アオモンイトトンボよりも、小さく感じました。

       (参考) アオモンイトトンボ♂の体長比較
           沖縄のトンボ図鑑では…32
           近畿のトンボ図鑑では…30~35


 (12) ウスバキトンボ
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↑ ウスバキトンボも少数ですが飛んでいました。
これらのトンボたちは、これから更に北上するのでしょうか?




 (13) オオシオカラトンボ
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↑ オオシオカラトンボの♂です。
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↑ オオシオカラトンボの♀です。

本州にいるオオシオカラトンボとは微妙に違うようで、
八重山諸島個体群として扱われているそうです。




(14) オキナワチョウトンボ 初
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↑ オキナワチョウトンボの♂です。

初日と3日目にチラッと見ただけでしたが、
4日目に念願が叶い、たくさん見ることが出来ました。




(15) コフキショウジョウトンボ 初
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↑ コフキショウジョウトンボの♂です。
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↑ コフキショウジョウトンボの交尾です。

池のような所にもいましたが、田んぼにもいました。



 (16) タイリクショウジョウトンボ 初
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↑ タイリクショウジョウトンボの♂です。

私の眼には、愛知周辺にいるショウジョウトンボとの差異が判りませんでした。




 (17) ヒメハネビロトンボ 初   および その仲間
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↑ ヒメハネビロトンボの♂です。
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↑ ヒメハネビロトンボの産卵です。

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↑ ハネビロトンボの仲間ですが、同定出来ません。

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↑ コモンヒメハネビロトンボです。(Fさん観察・撮影)


 (18) ハラボソトンボ  
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↑ ハラボソトンボの交尾です。
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↑ ハラボソトンボの産卵です。
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↑ 縦に並んで止まるハラボソトンボとアカスジベッコウトンボです。


上記のトンボたちを観た於茂登岳山麓西側の水辺群は、
石垣島滞在中、一番トンボを数多く観ることが出来ました。
    この日はチラッ見も含めると18種確認し、今後に期待が持てました。


お昼は、近くに店もなかったことから、県道を走り、奮発しました。
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↑ 八重山の郷土料理の定食で、とても美味しかったです。


食事の後は、明日の下見で林道へ行き
途中、親水公園に立ち寄りトンボ観。
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↑ 林道?脇にあった親水公園。

アカスジベッコウトンボ、アカナガイトトンボ、コナカハグロトンボ、
ベニトンボ、ヒメキトンボ、ムスジイトトンボがいて、
楽しめました。




 (19) ヒメキトンボ 
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↑ ヒメキトンボの♂です。
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↑ ヒメキトンボの♀です。

魅力的なトンボでした。




 (20) ベニトンボ 初
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↑ ベニトンボの♂です。
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↑ ベニトンボの♀です。

紫色の小さな花が、道端などにたくさん咲いていましたが、名前が判りません。
どなたか、知ってられたら、下記アドレス宛に、教えて頂けますか?
YMN1415@NIFTY.COM  (アルファベットは小文字にしてください。)




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↑ ヒメキトンボの♂とベニトンボの♂です。
どちらもきれいな色合いでした。



 (21) ホソミシオカラトンボ 初
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↑ ホソミシオカラトンボの♂です。

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↑ ホソミシオカラトンボの♀です。

ちょっと見ただけでは、愛知県などで観るシオカラトンボとの見分けが出来ませんでした。




(22) オオキイロトンボ 初
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↑ オオキイロトンボの連結飛翔です。
最後の日に撮った写真です。




4日目  8時に宿を出て、某山の登山道沿いと、M川へ向かう林道とM川、
     於茂登岳西山麓の水辺群と田んぼ、バンダ公園の池の順で、トンボを観ました。


   目的地 その① 某登山道

     Fさんが、今回のトンボ観で観たかったトゲオトンボと、チビカワトンボを観るのが目的です。
      登山口に付くと、机と椅子があり、パトロールの方が見えました。
     アサヒナキマダラセセリの保護活動で、密猟者のパトロールとのこと。
     あいさつをして、私たちの目的を告げ、お話をしていると、
     石垣島のトンボ情報を教えてくださいました。
     どこかで、お見かけした感じだったので、お名前を伺うと、
     昨年、私の住む町で行われたトンボのシンポジウムに来てられた方で、
     日本トンボ学会会長の渡辺さんでした。 ご苦労様です。
     せっかくの機会なので、いろいろお話をお聞きしたかったのですが、
     Fさんは、目的のトンボに早く会いたかったらしく、林道を奥へと行ったので、
     後を追いました。



     林道と登山道を合わせ、1時間ほど歩き、
     小さな、渇水気味の沢に出合うたびに、トンボを探しましたが、
     見つかりませんでした。
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↑ 標高280m付近です。
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↑ オモトの滝です。

     滝壺の隅で、Fさんが観たかったトンボを観ることが出来ましたが、
     薄暗いのと、足場が悪く、写真は今一でした。(下記2種)



(23) チビカワトンボ 初 沖縄県RDB(2005)準絶滅危惧種
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↑ チビカワトンボの♂です。



(24) トゲオトンボ 初 沖縄県RDB(2005)準絶滅危惧種
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↑ トゲオトンボの♂です。
チビカワトンボと同じ環境にいました。

薄暗い所で、最初の1頭を見つけるまでは大変でした。

下記は、同じ環境で見つけたサナエトンボの仲間と思われる羽化殻です。
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↑ スダジイ(別名イタジイ、オキナワジイ)の巨木です。

三角点のある頂上へも行きたかったのですが、
トンボは期待できないらしいのと、次のポイントへ行く関係で、
この樹の所で引き返しました。

歩いた割には、観れたトンボは少なかったですが、
トカゲなども観れて、良かったです。
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↑ サキシマキノボリトカゲです。
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↑ イシガキトカゲの幼体です。
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↑ 巨大なゼンマイと言った感じのヒカゲヘゴの新葉です。
食べられるとのことでした。
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↑ 葉が落ちてしまったヒカゲヘゴです。
大蛇のように見えますね。




   目的地 その② 某ダムに注ぎ込む川 

山を下りた私たちは、渡辺さんに教えて頂いた近くの川へ向かいました。
林道入り口へ車を置き、奥へ向かったのですが、
林道沿いで、ヒメホソサナエ♀、ベニトンボ♀を観ることが出来ました。

この林道には、たくさんのチョウ屋さんがいました。

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↑ M川です。

コナカハグロトンボがいました。


 

   目的地 その③ 於茂登岳西山麓の水辺群と田んぼ 

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↑ プール状の水辺群です。

水のあるプールや、乾燥し草地になっているプールもありました。
石垣島のトンボの将来を考えた時、
これらの水辺をトンボの生息地として維持出来たらと思います。
広さ、水質、周囲の環境共、申し分ないように思いました。


 (25) ミナミトンボ 初 沖縄県RDB(2005)準絶滅危惧種
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↑ 穂が出始めた田んぼの上の、一定範囲をホバリングするミナミトンボの♂です。
なわばり飛翔のようでした。

集合時間を決めて、別行動をしているとき、山裾の田んぼで見つけました。
エゾトンボの仲間であることは判りましたが、
八重山が初めての私には、何トンボかは判りませんでした。
携帯でFさんに連絡し、確認して頂くと、
「1時間延長しましょう。」とのこと。
Fさんは、まさか、こんな所で観れるとは思わなかったと、喜んでられました。
3頭いました。




( 参考 ) 

「沖縄のトンボ図鑑」(いかだ社)に記載されているミナミトンボの生息地

平地から低山地の植生豊かな池沼や、抽水植物が茂る緩やかな流れに生息。
未熟な個体は、林縁や林内の小空間を旋回して接触する。
成熟した♂は、水面上でホバリングを交えて一定の空間を往復飛翔し、なわばりを持つ。
交尾は周辺の植物などに静止して行われ、
♀は単独で水域を訪れ、不規則に飛びながら間欠的に打水して産卵する。



私の場合、予備知識がなかったことで先入観念を持ってなかったことと、
耕作を止めた山間の田んぼを、カエルやトンボなど、
なつかしい生きものたちが絶えないようにと、
水辺として維持管理しているカエル谷での20年の観察結果が、
発見につながったようです。

定着は、別として、トンボには翅がありますので、
意外といろんな所へ飛んで来ると感じています。
ちなみに、カエル谷でこれまで確認されたトンボは65種で、定着は40種ほどです。




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↑ サキシマハブが左手上のほうに写っています。(田んぼの縁で)

Fさんは、対岸で撮っていたので、テンションが下がってはと、黙っていました。
カエルの動きで蛇がいることが判りました。
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↑ サキシマヌマガエルです。(田んぼの縁で)
背中線のあるもの、ないもの、どちらもいました。

石垣島の山間の田んぼで気づいたことがあります。
それは、畔の一部が垂直でなく、緩やかな駆け上がりになっていることです。
これらの構造は、田んぼとその周辺で暮す生きものにとっては、
素晴らしい環境となり、実際、たくさんの生きものを観ることが出来ました。

イネのない時期は、駆け上がり部に、水があるのかは知りませんが、
とても良い田んぼの構造に思います。




田んぼの近くでとても小さなセミを見つけました。
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↑ 全長16~25の小さなセミです。

Fさんの話では、サトウキビの害虫のイワサキクサゼミとのことでした。






 目的地 その④ バンダ公園の池とせせらぎ

      宿へ帰る途中、20分ほど寄って来ましたが、トンボはあまりいませんでした。






5日目  キイロハラビロトンボ、ヤエヤマサナエなどを目的に、
     日帰りで、西表島の某川と某林道へ行って来ました。
    
 
 目的地 その① 某川

      県道脇のちょっとしたスペースに車を停め、川に沿って上流を目指しました。
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↑ 10分ほど歩いた所の流れ
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↑ 流れを横切るかつての作業道?(奥の砂利の部分)
渡渉をしながらこの道を進みました。
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↑ 40分ほどして辿り着いた地点です。
堰があり、取水口のようです。

私たちは、ここを少し上がった所で折り返すことにして、
Fさんは、200mほど下流に戻り、私はこの辺りでトンボを探しました。

左岸に少し開けた草地の丘があったので、
もしかしたら、休んでいたり、採餌しているトンボがいるかもと上がってみると、
珍しいトンボに出会えました。

最初に見つけたのは、腹部が鮮やかな黄色の小型のトンボです。
写真は撮れませんでしたが、
キイロハラビロトンボの若い個体だったように思われます。

最初のトンボを逃がしてしまったので、更に慎重に探すと、
1頭のサナエが止まるのを見つけました。
静かに近づき、何枚か撮ることが出来ました。
前日お会いした渡辺さんが発見したと言う、ワタナベオジロサナエでした。

つづいて、草地の上をフ~と飛ぶ、
色は違いますが、モノサシトンボのようなトンボを見つけました。
止まったところで、何枚か写真を撮り、
Fさんも来てもらい、一緒に観察することが出来ました。
どちらも、これまで観てないトンボとのことで、喜んで頂けました。
お役に立てて良かったです。

いずれも1頭だけでしたが、自分で見つけたので嬉しかったです。


      他に観れたトンボは
     アカナガイトトンボ、コナカハグロトンボ、キイロハラビロトンボです。
    


 (26) キイロハラビロトンボ 初 沖縄県RDB(2005)準絶滅危惧種  および その仲間
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↑ キイロハラビロトンボの♂です。
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↑ キイロハラビロトンボの♀です。

とてもきれいな明るい色のトンボで、楽しい時間を過ごせました。


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↑ オオハラビロトンボの未成熟♂です。(Fさん観察・撮影)
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↑ オオハラビロトンボの未成熟♀です。(Fさん観察・撮影)




 (27) ワタナベオジロサナエ 初 沖縄県RDB(2005)準絶滅危惧種
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↑ ワタナベオジロサナエの♀です。

もしやと思って、胸のパターンなど、予習しておいて良かったです。



 (28) マサキルリモントンボ 初 沖縄県RDB(2005)準絶滅危惧種
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↑ マサキルリモントンボの♂です。

雰囲気のある、とても、きれいなトンボでした。



なお、この川沿いでは、うれしい発見もありました。
絶滅危惧種のコガタハナサキガエル(アカガエル科)に出会えたのです。
支流を横切ろうとした時、動いたものがいたのです。
長年の勘で、カエル!と判りましたから、
静かに、石の下を覗き込むと、いてくれたのです。
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↑ 環境省絶滅危惧ⅠB類コガタハナサキガエルです。
とても、うれしかったです。



 目的地 その② 某林道

     林道を往復8Kmほど歩いてのトンボ観と言うか、トンボ探しです。
    チョウは、たびたび目にするものの、トンボの姿はほとんどありません。
    Fさんの目的のトンボは、ヤエヤマサナエとのこと。

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↑ 車を停めた所から1.3Kmほど入った所にあった水道施設です。

ここからFさんは更に奥へ向かい、私は、仲間川の船着き場を目指しました。
船着き場へ下る途中の草地でヒメトンボの♀や、きれいな花に出会えました。
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↑ ノボタンの仲間のようですが、名前は判りません。
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↑ イジュ(ツバキ科)と思われます。

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↑ オヒルギの群生林です。
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↑ ミナミトビハゼです。
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↑ 種名は判りませんが、小さなカニがたくさんいました。
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↑ 船着き場から見た仲間川の支流です。

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↑ 水道施設前の林道入口です。

船着き場から戻った私は、Fさんの後を追いました。

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↑ ゲートの所から2.8Kmほど入った展望台から観た仲間川です。
ここで、Fさんと合流し、引き返しました。
以下、帰りの林道で観たトンボたちです。


 (29) イリオモテミナミヤンマ? 不明 沖縄県RDB(2005)準絶滅危惧種
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↑ イリオモテミナミヤンマでは…とのことでしたが、
ケシ粒大の上、ボケていて、私には判別不能です。


追記
Fさんから、アップ後、イリオモテミナミヤンマの♀との連絡が入りました。
ただ、私の肉眼と写真では、同定に至らないため、?としておきます。
いつの日か、巡り合える時が来たらと思います。
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↑ イリオモテミナミヤンマの♀です。(Fさん撮影)



 (30) ヤエヤマサナエ 初 沖縄県RDB(2005)準絶滅危惧種
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↑ ヤエヤマサナエの♀です。
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↑ ヤエヤマサナエの♂です。

どちらも、西表の林道の帰りに見つけることが出来ました。
案内役のFさんは、往きに見つけたとのことでしたが、
仲間川を見たかった私は、始めに船着き場へ降りていたので、
観れてませんでしたが、
帰り道で、それも自分で見つけることが出来、うれしかったです。
片道4Kmあまりの林道を歩いた一番の目的のトンボだったようです。

この林道では、クジャクや、イノシシの子ども(ウリ坊)1+2頭、ナンヨウショウビンなどを観ることが出来ました。



昨日、今日と、いいトンボがたくさん観れたので、
Fさんに感謝と言うことで、
今夜は、奮発して食べました。




6日目 (最終日) 始めは、於茂登岳西山麓の水辺群と田んぼでトンボ観。
        その後、観光。
        トンボは、17種観れました。
        以下、追加分です。
 

 (31)タイワンウチワヤンマ
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↑ タイワンウチワヤンマの♂です。
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↑ タイワンウチワヤンマが近づいたら
腹部拳上するタイリクショウジョウトンボの♂です。



 ( 参考 ) 

腹部拳上姿勢をとる理由として定説化しているのは
強い日差しの受光量軽減とされていることが多いですが、


私の観察結果では、

               ① 日陰でも腹部拳上姿勢が観られること。
                ② 太陽の位置とトンボの腹部の位置が必ずしも合わないこと。
               ③ ♀よりも♂により多く見られること。
               ④ 縄張りを張っている♂によく見られること。
               ⑤ 今回の事例。
                 などから、受光量軽減だけではなく、
               自分の存在をアピールする手段としても行われているように思います。
               それに、暑ければ、水の中にダイビングすればいいです。
               実際、いろんなトンボで、ダイビングを目にしています。


 


 (32) リュウキュウギンヤンマ?の♂ 初
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↑ 腹部の班などから、もしかしたらオオギンヤンマではなく、
リュウキュウギンヤンマの♂かも知れません。


追記
アップ後、Fさんからリュウキュウギンヤンマの♂との連絡が入りましたが、
近くでしっかり観れなかったのと、上の不鮮明な写真しかありませんので、
この場では、?をつけておきたいと思います。
同じトンボを長いレンズで撮っていたFさんの写真がお借りできれば、
追加でアップしたいと思います。


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↑ ウミアカトンボの♂(上)と♀(下)です。
(Fさん観察・撮影)


観光は、川平湾と西側の海岸線を見せて頂きました。
先回とあわせ、ほぼ、島を一周したことになります。
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おかげさまで、初めての八重山諸島のトンボ観でしたが、
楽しく充実した旅になりました。
手配から現地の案内まで、やってくださったFさんに感謝感謝です。

また、現地で、貴重な情報を提供くださった山田さんと、渡辺さんにも、
この場をお借りして、お礼申しあげます。



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終り





by tombo-crazy | 2018-05-15 22:24 | トンボ見て歩記 | Comments(0)
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