赤とんぼの産卵を観に

 2018年9月16日(日) 曇り時々雨 気温 31℃(12:30)

 秋雨前線の停滞で、トンボ観に行けない日が続いてましたが、
朝、起きると、雨が降っていません。
天気予報は終日曇りマークで、傘マークはありません。
ただ、所により10~20%の降水確率。
自他共に認める雨男ですから、その時はその時と、赤とんぼの産卵を観に目的地へ向かいましたが、
目的地の手前20分ほどから雨が降り出し、15分ほど傘をさして、周囲を散策。
雨が止むと、少しづつトンボの姿。
でも、飛びまわっているのは、ウスバキトンボのみ。
赤とんぼたちは、少数ですが、杭や電柵に止まっていたので、産卵を始めるのを待ちました。
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↑ ウスバキトンボです。

アキアカネなどのアカネ属と間違えられることが多いですが、
少し大きいこと、成熟しても真っ赤にならないこと、
アカネ属と違い、あまり止まることなく群れ飛んでいることなどから、
見分けは簡単です。

なお、ウスバキトンボは、
東南アジアから、世代交代しながら、日本列島を北上して行きます。
お盆の頃から、各地で目立つようになることから、
「盆トンボ」や「精霊トンボ」などと言われ、
大切にされて来たようです。
高校野球の夏の甲子園で、球場の上をたくさんのトンボが舞う映像を
見た方は多いと思いますが、ウスバキトンボです。
交差点で信号待ちのとき、眼に付くトンボもウスバキトンボのことが多いです。

翅が大きく、薄く、グライダーのように、風を掴み、羽ばたくことなく飛翔します。

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↑ アキアカネの♀(上)と♂(下)です。



 1時間半ほど赤とんぼの産卵ペアが来るのを待ったのですが、交尾態も確認出来ず、
温泉でも入って帰ろうかと、
歩きだしたら、稲刈りの済んでない田んぼで、赤とんぼが連結産卵。

 ワンペアだけでしたが、今年初めてのナツアカネの産卵です。
以後、1時間半ほど、計4ペアのナツアカネの産卵を観察し、写真に撮ることが出来ました。
 
 アキアカネは、交尾態で飛んで行くワンペアを見たのですが、産卵は観れずに終わりました。

 と言うことで、数は出ませんでしたが、久しぶりに赤とんぼの産卵が観れて楽しい1日になりました。

 これで蒸し暑くなかったら、良かったのですが、中々涼しくなりません。

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↑ ♂と♀(後)が連結して飛びながら稲刈り前の田んぼで、
産卵(空中産卵)するナツアカネです。

写真の一部には、♀のお腹の先端や、空中に卵が写っています。

なお、アキアカネの場合は、稲刈りの済んだグジュグジュした田んぼなどで、
お腹の先端を打ちつけるようにして産卵(打泥産卵)します。

両者の産卵行動の違いを知っていると、
観たい赤とんぼに出会える確率は高いのですが、
米作りを取り巻く環境と、日本人の意識の変化が、
赤とんぼと言われたアカネ属たちを、各地から消しています。
私の住む地域も、ブロックローテーションと言って、
毎年コメを作らない田んぼが増えていることで、
赤とんぼを観ることは難しくなっています。

今回の田んぼは、自宅から車で1時間半ほどの所にあります。
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↑ 連結を解いた後、単独で産卵するナツアカネです。
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↑ 連結産卵は、疲れるようで、
♂は連結を解いた後、こうして休んでいます。

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↑ マユタテアカネも近くにいました。
イネに止まっているのは♀です。

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↑ 少数ですが、ハグロトンボもいました。
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↑ アジアイトトンボもいました。

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↑ 観察地の小渡地区です。

ナツアカネは、左手のイネの刈ってない田んぼにいました。
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田んぼの東隣は、堤防を挟んで川が流れていて、小さいですが、ワンドもありました。
石垣の裏手が田んぼです。
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↑ 上流側と、下流側です。川は矢作川です。

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↑ 筏で遊んだり、網を仕掛けて魚を捕る人たちもいました。
年を重ねても、人それぞれ、楽しく、夢中になるものを持っていることはいいですね。





今日のおまけです。

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↑ 車のルーフに止ったイナゴです。

私が出た小学校では、稲刈りが済むと、
手ぬぐいを二つ折りにした袋を持って、全校生徒で田んぼに出掛け、
イナゴを捕って、一晩寝かせて糞を出し、
翌日、給食室で熱湯をかけてもらって、翅と後足をむしり、茹でてもらい、
一部を佃煮にして食べ、大半は業者に引き取ってもらい、
それで得たお金で、図書室の本を買ったりしていたイナゴでしたが、
長いこと食べていません。

食べてみたいですが、最近の田んぼは、農薬を使っている所が多いせいか、
イナゴの数も少なく感じています。





 


by tombo-crazy | 2018-09-17 21:49 | トンボのいる風景 | Comments(0)
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