2018年 04月 21日 ( 1 )

今日のカエル谷

2018年4月21日 晴れ 25℃(12:30)

 昨日は、トンボ友と終日、トンボを楽しませて頂いたので、
今日は、のんびり起きて、私たちのフィールドであるカエル谷へ行って来ました。
目的はクロスジギンヤンマです。
先日の作業のとき、Iさんたちが姿を観ているのです。
天気が良く気温が高いので、時間的に羽化は期待出来ませんが、
運が良ければ、木陰のような所で羽化している個体に出会えるかも知れません。

 谷の入口に着いたのは10時少し前でした。
支度をして、歩きだすと、目の前にひらひらするトンボがいます。それも3頭です。
アサヒナカワトンボで、今シーズンの初認です。
a0122264_18372388.jpg
↑ アサヒナカワトンボの♂




 カエル谷へ来たとき、私たちが最初にやることは、水周りの点検です。
水辺に生きる生きものにとって、水は命なのですから、問題ないかを確認しておく必要があるのです。

 問題がありました。
南沢からの取水している小川に、水が流れてないのです。
先日来てから、雨が降ってなく、地震も起きてませんから、考えられることは、イノシシです。

 小川を辿って行くと、派手にやられていました。
食べ物を漁ったにしては、久々の派手さです。
イノシシたちに、ストレスが溜まっているのだろうか、猟期は済んだのですが…。
a0122264_21055735.jpg
↑ イノシシが破壊した取水口です。
堰にしていた土のうは崩され、配管はむき出しです。


 トンボを観ているわけには行きません。ひと汗かいて、修復しました。
a0122264_21121980.jpg
a0122264_21130770.jpg
↑ 土のうを積み直し、砂で押さえて修復した取水口です。



 と言うことで、小一時間ほど遅れてのトンボ観になりましたが、収穫がありました。
a0122264_18481377.jpg
a0122264_18484548.jpg
↑ ヨツボシトンボです。 やはり今シーズン初認です。
下の写真の個体は、今朝、羽化したようですが、翅が1枚欠損していて、思うように飛べませんでした。
a0122264_21303146.jpg
↑ ヨツボシトンボの羽化殻です。
トンボは、写真を撮る前に飛ばれてしまいました。

a0122264_21195510.jpg
↑ クロスジギンヤンマの♂です。
他の方は、先週見たとのことですが、私は今シーズン初でした。
羽化後、10日は経っていると思われます。

羽化殻もたくさんありました。20は越えてました。(↓)
a0122264_21225102.jpg
a0122264_21225728.jpg
a0122264_21231165.jpg
a0122264_21232500.jpg
a0122264_21233386.jpg
a0122264_21240956.jpg


 初認のトンボ以外も、トンボがいました。
a0122264_21263506.jpg
↑ シオヤトンボの成熟した♂です。
写真に撮れませんでしたが、産卵も観ることが出来ました。

a0122264_21315525.jpg
a0122264_21320435.jpg
↑ ホソミイトトンボです。

a0122264_21333567.jpg
a0122264_21335355.jpg
a0122264_21342190.jpg
a0122264_21343565.jpg
↑ 成熟間近ちのタベサナエたちです。

a0122264_21374368.jpg
↑ カエル谷風景です。(トンボ池)
a0122264_21375393.jpg
↑ これからの季節は、ほっとするヤナギオアシスです。
a0122264_21371122.jpg
↑ 満水になった南谷池です。



 今日のおまけです。

a0122264_21412500.jpg
↑ ノミノフスマ(ナデシコ科)
a0122264_21414135.jpg
↑ ムラサキサギゴケ(サギゴケ科)
a0122264_21415449.jpg
↑ ゲンゲ(マメ科 レンゲ、レンゲソウとも呼ばれる)
a0122264_21440918.jpg
↑ キツネノボタン(キンポウゲ科)
a0122264_21420927.jpg
↑ ノダフジ(マメ科)
a0122264_21431344.jpg
↑ 花の蜜を求めクマバチ(ミツバチ科)の動きも目立つようになって来ました。
a0122264_21425278.jpg
↑ メダカ(メダカ科)は、産卵行動が始まっていました。
a0122264_21443755.jpg
↑ シュレーゲルアオガエル(アオガエル科)の抱接です。
上が、赤ちゃんではなく、♂です。



 今日は、今シーズン初のトンボが3種見ることが出来、嬉しい1日となりました。




 カエル谷のこと

 なつかしい生きものたちが絶えないようにと、
20年ほど前から実践している自然再生の、一つのフィールドです。
かつては田んぼでしたが、山間にあることや、耕作者の高齢化などで、
米づくりを止めた所を、周囲の山ごとお借りして、友人たちと、水辺として整備し、維持しています。
 トンボは、これまで65種確認されています。

 カエル谷は、時々、子どもたちに開放し、生きものを捕まえたりして、遊んでもらっています。

 毎年、季節が巡るたびに、生きものや、植物たちと出会えることは、とても幸せで、やりがいを感じます。
 それに、私たち人間にとっても、汗を流した後の語らいや、お弁当などは、
心身共に、リラックスさせてくれますから、続けて来て良かったなあと思うこの頃です。





by tombo-crazy | 2018-04-21 22:01 | トンボの棲む環境 | Comments(0)