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ふるさとのトンボ

2018年9月3日 曇り時々雨 気温24℃(7:10)

 法事のため、新幹線を乗り継ぎ、久々に帰省しました。
一泊だけでしたので、ゆっくり観察とは行きませんでしたが、
朝食前の時間を使い、子どもの頃に遊んだ池へ行ってみました。

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↑ 温泉宿から10分ほど歩き、振り返ったところです。

朝日が城山の影から昇り始めていました。
霧が掛っていて良かったです。
小学校は城山の登り口にありました。






 その① 四角池  (正式名は不明ですが、子どもたちはそう呼んでました。)

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↑ 水質の変化なのか、今年の暑さのためなのか判りませんが、
ウキクサで開放水面が消えていた四角池。
家からは、バスが通る坂道を25分ほど歩くと着ける所でした。

(参考) 
当時のバスは、車掌さんのいるボンネットバスでした。
時代が変わり、車社会となった今は、バスは走っていません。
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↑ 四角池近くの貝山集落です。
左手には、かつて分校がありました。
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↑ 子供の頃に見た蔵と物置ですが、どちらも2011年の震災のためか、傾いていました。



 すぐ傍を磐越自動車道が通るなど、すっかり景色が変わっていましたが、
子どもの頃の記憶を頼りに、辿りつけました。
宿からは15分ほどで着きました。

 当時の池は、町の新聞店の管理で、フナやコイがたくさんいたのですが、
小学生だった私たちは、捕獲禁止の看板を横目に、内緒で釣っていました。
たまに、おじいさんが見周りに来ることがあったのですが、
田んぼの中だったので見通しが良く、早くおじいさんに気づき、逃げたものです。
それに、子どもの足のほうが早かったので、背中にどなり声だけを聞いただけでした。
 普通の子とは思ってましたが、けっして良い子ではなかったですね。

 池の周囲の小川には、小ブナやドジョウなどがたくさんいて、「ざっこ」と言ってた網で、小魚などを捕って遊びました。

  注) 「ざっこ」は雑魚を捕る網の意と思われます。
    全国的には、「押し網」とか「さで網」と言われているようです。
    当時の釣り具店では「ざっこ」と書かれていました。

 当時は、ざっこの中に入ったゲンゴロウやヤゴは戻し、フナなどは持ち帰りましたが、
タガメが入ると、足で踏みつけ、捨てていました。
なぜかと言うと、フナやドジョウやカエルを殺すことを知っていたからです。
当時は、タガメが絶滅危惧種になってしまうなどとは、夢にも思いませんでした。
と言うか、絶滅危惧種なんて言葉も聞いたことがありませんでした。
無理もありません。農薬もほとんど使われず、圃場整備もされてなかった60数年前のお話です。

 「ざっこ」の使い方は、小川の中に入って、網で獲物を追うのではなく、
網を岸辺の草むらの根もと付近に固定し、底辺部は川底に付けた状態で、
下流側から、足を使って、網の中に獲物を追い込むやり方でした。
草の根もとに隠れていた、魚や水生昆虫たちが、面白いように捕れました。


 かっての小川も消え、暗渠と、コンクリートの三面張りになっていましたから、
今も、タガメがいるかは?でしたが、
水はきれいで、小魚やオニヤンマがいました。

 この池では、苦い思い出もあります。

 冬のことです。
 いつもの遊び仲間と、雪道をのろのろ走るトラックの後にロープを結びつけさせてもらい、
坂道を上がり、帰りは、手づくりのスキーで滑って来る遊びをしていた時、
池に氷が張っているはずだから、滑りに行こうと四角池まで行きました。
雪で、真っ白になった景色の中に、凍りついた四角池がありました。
 スケートは、ありませんが、すり減った長靴で滑らして遊ぶのです。
スキーとは別の感触があるので、楽しく遊んでいたのですが、
池の真ん中あたりへ行ってたミーちゃんが、バリバリと言う氷の割れる音と共に、
池の中へ落ちてしまったのです。
 小さな池でしたが、真ん中辺は深さがありましたから、
暫くもがいていたミーちゃんが、氷の下に入ってしまい、見えなくなって、さすがにびっくりでした。

 田んぼの周囲にあった、はざ掛け用の竹ざおを持って来て、消えた辺りに突っ込み、
運よくミーちゃんが、竹ざおを掴んでくれたので、4人で力を合わせ、
無事助けだすことが出来たのですが、真冬にずぶ濡れになってしまい、
みんなでミーちゃんを家まで送り、お母さんに、池に落ちて濡れたことを話し、謝ると、
「助けてくれて、ありがとね。…」と、
お礼に飴玉を頂いたまでは良かったのですが、
翌日、学校で、先生からしっかり叱られました。
ミーちゃんが死なないで、本当に良かったです。
もしも、死んでいたら、とても四角池へは行けません。
当然ですよね。
 いろいろあった思い出の四角池です。






  その② 大池

 四角池より、バス道を更に奥へ向かい、左手の谷間へ入った大池です。
家からは、40分位でした。
 すり鉢池とも言われていて、時々、犠牲者が出ていたので、「大池は気をつけろ!」と言われていましたが、
釣り禁止でなかったことや、水がきれいだったこと、景色が良かったこと、
それに、フナがたくさんいて、イモリやゲンゴロウもいたので、お気に入りの池でした。
だから、一人でも、たびたび行ってました。

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↑ 右手上の堤がある所が大池です。
左手を歩いて大池を目指しました。
道筋には、数種類の赤とんぼがいました。
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↑ 左手上に、大池の堤が見えます。
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↑ 石をくり抜いて造られていた水位調整用の縦樋です。
大池は江戸時代に造られたとのことでした。
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↑ なつかしの大池です。
ただ、ウキクサで水面は見えませんでした。
子どもの頃は、こんなことはなかったのですが…。
周囲の林はキノコの宝庫でした。

周囲では、草花や、秋の木の実、トンボなどが観れて、うれしかったです。

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↑ ノシメトンボです。
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↑ マイコアカネもいました。
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↑ マユタテアカネです。

今回は、法事のための帰省でしたから、一眼レフは持って行かず、
全てコンデジのオートフォーカスで撮りました。
トンボにピントが中々合ってくれず、困りました。

イネの上には、真っ赤になったアキアカネやナツアカネ、マイコアカネなども止っていたのですが、
撮ることが出来ませんでした。
トンボの撮影はマニュアルモードですね。


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↑ ツリガネニンジン(キキョウ科)です。
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↑ ツルボ(キジカクシ科)の花とアマガエルです。
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↑ ノコンギク(キク科)です。
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↑ ワレモコウ(バラ科)です。
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↑ キキョウ(キキョウ科)です。
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↑ 花は終わっていましたが、オカトラノオ(サクラソウ科)の群生です。
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↑ 1輪だけ花が咲いてたウツボグサ(シソ科)です。
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↑ ノブドウ(ブドウ科)の実です。
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↑ 色づき始めていたガマズミ(スイカズラ科)です。
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↑ シバグリ(ブナ科)です。
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↑ ヤマボウシ(ミズキ科)の実です。
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↑ ヤマナシ(バラ科)の実が落ちていました。
子どもの頃は、かじって味わいました。
長十郎の芯のような味がしましたが、美味しく感じました。


5時少し前から、朝露の中を歩いたため、靴やズボンの裾が濡れましたが、
久々のふるさとの自然に触れることが出来、うれしかったです。






朝食後

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↑ 兄の家の庭先にいたノシメトンボです。

オニヤンマもちらっと見ました。







通学路の川 (桜川)

かつての我が家から小学校へ行く道筋には、桜川と言う小さな川があります。
名前も良く、ちょっとした小滝などもあり、川沿いの古い街並みと共に、
学校の往き帰りに楽しめた川でしたが、
町中を流れていることもあり、生活排水が流れ込み、
そんなにきれいな川ではありませんでした。
その上、一部の心ない大人(本人はそう感じてなかったと思いますが。)が、
大雨で、川が増水すると、ゴミなどを平気で流すのでした。

「水に流す」という言葉は、こんな日本人の風習から来ているのかと、
小学校の高学年になった私は、さみしく感じたものでした。

ところが、以前と比べ、とてもきれいになっていました。
それで、お寺へ真っ直ぐ行かず、寄り道したら、うれしいことが、ありました。
町の人たちが、行政による洪水対策のための桜川の改修に合わせ、
浄化に取んでいるとのことで、
水がきれいになり、川魚やハグロトンボなどを観ることが出来たことです。

今回の帰省で、一番うれしかったことです。

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↑ 桜川と界隈です。

左手奥の大神宮のある山の下に、我が家がありました。
今は、長男の家が建っています。
小学校へは、川の右岸を歩いて行くのですが、
時々、山越えなどをして道草をして帰りました。

女性で初めてエベレストに登った淳子さんの家は、上の写真の辺りにあり、
活版印刷屋さんで、ガッチャンガチャガチャの音がしてました。
お父さんは、サイドカー付きのハーレーに乗っていて、
ゴーグルを着けて走る姿はかっこよく、乗せてもらったことがあります。
淳子さんはお父さんの血を引いたと思われます。
印刷屋さんの眼の前には、不動山があり、僕らの遊び場でした。
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↑ 不動山の登り口です。

山の下の川べりには、「三道館」と呼んでいた武道場があり、
学校帰りには、恰幅の良いおじいさんたちが羽織袴で弓を射るのを観てました。
僕も剣道や柔道、弓道を楽しみました。





お寺 ( 臨済宗妙心寺派 恵日山 福聚寺 )

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法事は11時からでした。
一連の法要が済み、庫裡での精進料理の会食までの間に、
お寺の池を見せて頂きました。

お寺は、3年ほど前から大改修中で、池のある裏庭も立ち入り禁止になっていたのですが、
特別に、ご案内頂きました。

拝見したかった理由は二つです。
一つは、ため池の研究者としての立場と、
8月の中日新聞に載っていた住職でもある玄侑宗久さんの連載エッセー「うゐの奥山」第74回に、
「池さらい」で、この池が載っていたので、興味があったのです。

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↑ お寺の池です。

エッセイに書いてあったように、ヘドロが取り除かれ、とてもきれいになっていて、
マユタテアカネなどが止っていました。
お庫裡さんのお話では、コシアキトンボもいるようですが、
雨が降っていたためか、姿がありませんでした。


周囲は山で、水草などもありますから、トンボにとっては中々の生態系です。
お庫裡さんは、ホタルを復活させたいと考えられてました。
池の周りの環境と、池には貝(タニシにカワニナ)がいますから、
ヘイケボタルなら可能性があります。

ただ、将来的に危惧するのは、コイが放流されることです。
コイは大食漢の上、悪喰で、特に貝が好物ですから、
ヤゴは勿論、ホタルのエサとなる貝も食べてしまいます。
その上、泥と一緒に吸い込みながら食べますから、
たくさん食べた分、排出し、水は濁り、ヘドロが溜まります。

お庫裡さんは、コイは入れたくないので、説得してと言ってられましたが、
宗久さんの顔には、コイもいいのでは…との意が汲み取れました。

お二人で、時間をかけてお決めください。

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↑ 山門横に止まっていたノシメトンボです。
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↑ お寺さんへの道沿いにあった手押しポンプの井戸です。
震災の時は、大活躍したようですが、放射能のことがあったので、
飲むことは出来なかったようです。








ちなみに、福聚寺の敷地内には、たくさんのしだれ桜があり、
桜のお寺としても、いいところです。
見ごろは4月半ばから20日頃でしょうか。



数年後、また、寄らせて頂きますね。






















by tombo-crazy | 2018-09-04 20:51 | つれづれ感じるままに | Comments(0)

今年もよろしくお願いします。

トンボ好きの全国のみなさまへ

2018年になりました。
今年もよろしくお願い致します。


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by tombo-crazy | 2018-01-01 15:17 | つれづれ感じるままに | Comments(0)

冷え込んだ日のトンボ見

2016年4月13日(水) 曇り


その ① 庭の池
 
 明け方小雨が降ったらしく、昨日と同じ6時20分に庭の池を覗いてみましたが、
 新しい羽化殻も、羽化中の個体もありませんでした。
 水温は12℃でした。
 今日のスポット天気予報では、昨夜9時時点で、18時頃から雨とのことでしたが、今にも降りそうな雲行きです。
 もう一度スポット予報を確認すると、日中は曇り、雨は21時頃、日中の降水確率はゼロとなっています、
 目の前で、NHKテレビが、今日の天気予報は、夕方以降本降り、日中は30%の確率で雨と報じています。
 降られるものと思って下見に行って来ます。


その ② ワンド

 tomboさんから羽化情報を頂いていたワンドへ行って来ました。
 10時半に現地着。風があり、水温12℃と言う天候が気になりましたが、1時間半ほど探してみました。
 が、見つかったのは、昨日以前羽化したと思われる羽化殻のみでした。
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 近くの店でランチを済ませた後、冬場の山歩きで見つけた、サナエ類が期待出来そうなため池を覗いて来ました。


 その ③ 山の中のため池
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↑ ヒルムシロが出始めていた水面。
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↑ 水の中の黒い塊は、ヒキガエルのオタマジャクシです。
来年の産卵の時期が楽しみです。
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↑ 池の周囲に道はなく、けもの道を利用させてもらいました。
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↑ タベサナエが10頭ほど暖をとっていました。
他にはホソミイトトンボがいました。

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↑ ため池の西を流れる渓流。

 雰囲気も良く、湿地や渓流もあるので、今後のトンボが期待できそうです。



by tombo-crazy | 2016-04-13 22:05 | つれづれ感じるままに | Comments(0)

赤とんぼのいる田んぼを再び

 2015年10月24日

 このところ赤とんぼ調査が続いています。
JAあいち豊田の「赤とんぼの舞うコメづくり」活動への協力を兼ねています。
JAの呼びかけに賛同された個人農家や農業法人の田んぼと、これまで個人的に経年観察していた田んぼを回りながら、新産地がないかも観ています。

 田んぼを主な生息地として生きて来たアキアカネやナツアカネは全国的にその数を減らしていますので、
子どもの頃、トンボたちと思う存分遊んだ私たち世代としては、その復活に取り組むことは責務と思っています。
せめて小学生までは、野外で伸び伸びと遊んでほしいですから…。
出来ればトンボ捕りが出来る環境を全国の各小学区に取り戻したいと願っています。

 経年調査地は、下記の地図に示す通りです。
JAさんは2014年春からの5年計画です。
ご協力頂いているコメづくりの方々は、赤とんぼの見分け方を勉強しながらのスタートですが、何とか昔のように復活せさせたいとの想いで取り組んでられます。
とりあえずは、トンボにとって有害と指摘されている箱処理剤の使用は止め、転作はせず毎年コメづくりを続け、栽培品種や作り方は、これまでやって来た方法を大きく変えないでやって行く方向ですが、赤とんぼに関心が向くことで、それなりの成果が期待できると思っています。


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 以下、赤とんぼをたくさん観察出来た所などをアップします。



〔旧旭町平田…通称:小渡〕10月7日
  アキアカネとナツアカネの産卵がたくさん確認出来ました。
  栽培品種は愛知県が中山間地用に開発した幻のミネアサヒでした。
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近くには小学校や子ども園があるので、たくさん増やすことで、将来的には子どもたちが観察したり遊んだり出来そうです。
温泉も歩いてすぐの所にありますから、羽化や産卵に合わせて泊まりがけで観に行くことも出来そうです。
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▲ 連結産卵するアキアカネです。
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▲ 連結産卵するナツアカネです。



〔旧藤岡町飯野…通称:小渡〕10月6日、7日
  たくさんのナツアカネと、少数ですがアキアカネの産卵が確認できました。
 ▲ 5枚ある田んぼのうち、ミネアサヒの手前2枚は稲刈りが9月27日に済んでいました。
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 ▲ 手前が大地の風が栽培されている3枚の田んぼです。ナツアカネがたくさんいました。
 ここも、近くに小学校や子ども園があるので、たくさん増やすことで、将来的には子どもたちが観察したり遊んだり出来そうです。
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 ▲ ナツアカネの連結産卵です。
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 ▲ アキアカネの連結産卵です。
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 ▲ 翌日も立ち寄ったらご夫婦で稲刈りをしてられました。来春の羽化が楽しみとのことでした。




〔設楽町豊邦〕9月30日に続き、10月8日に再訪

   県内でも有数のミヤマアカネの産地です。
  ただ、獣害対策のワイヤーメッシュ柵に囲まれていますので、観察の場合、地主さんに許可を得る必要があります。

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 ▲ ミヤマアカネの産卵地となっている小川は、田んぼのある北側の沢の水で、国道の下を通って田んぼ脇へと流れて来ます。
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 ▲ アキアカネの産卵用にと田んぼに水を蒔いておいたらアキアカネだけでなくミヤマアカネが産卵に来ました。
 小川の方の密度が濃いので、それを避けてのさんらのでしょうか?

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 ▲ 予想通り産卵に来てくれたアキアカネです。
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 ▲ 水をまいた田んぼで産卵するミヤマアカネ。
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 ▲ こちらは通常の小川での産卵です。




〔豊田市大見町〕10月12日
  カエル谷の作業が終わってから用事で五ヶ丘東小学校へ行くとき覗いたらアキアカネが産卵してました。
  小学校までは歩いて10分ほどの所です。
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〔豊田市南部の高岡、竹村地区〕

 平たん部のため、勤め人が多く、個人で農業をしている方はごく少数です。
そんな関係もあり、ブロックローテーションによる転作や、乾田化の影響が出ていて、アキアカネなどの赤トンボは、たまに見かける程度で、ひと月ほど観てますが、産卵もごく少数です。
その代りウスバキトンボはたくさんいて、赤とんぼ(アカネ属)ではありませんが、地域の人たちにとっては、なじみのある風景になっています。
ブロックローテーションがなくなるか、やり方を変え、毎年コメづくりをする田んぼを確保しないと、アキアカネなどの赤とんぼを復活するのは困難に思います。
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 家から近いので、その後も何度か様子を観ていますが、数頭のアキアカネの産卵を確認しただけで、現在は田んぼが乾燥してしまい、赤トンボたちの姿が見えない日々が続いています。




〔豊田市八草地区〕 10月13日、14日

  面積こそ小さいですが、アカネ属赤とんぼが多種類生息している穴場です。
 栽培している品種はミネアサヒと大地の風です。
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 今の時代には珍しくなった「はざ架け」をする地主さんです。いつも気持ち良くトンボの観察をOKしてくださいます。
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 ▲ アキアカネです。

 
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 ▲ コノシメトンボの♂です。
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▲ マイコアカネの♂(上6枚)と♀(下1枚)です。
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▲ ヒメアカネの♂です。

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▲ 近くの湿地にいたノシメトンボの連結産卵です。


 つづく






 


by tombo-crazy | 2015-10-24 17:41 | つれづれ感じるままに | Comments(0)

番外編  ちょっといい話 「トンボに掴まれた人」

   トンボ狂会メンバーで、カエルの分校の賛助会員にもなっていただいているみいさんからちょっといいお話が届きましたので、本人の了解を頂き、ここへ転載させていただきました。
  なお、文章はすべてご本人が書かれたままです。



  トンボ狂会のみなさまはじめまして。
昨年入会させていただいた、みいと申します。
いつもみなさまのすばらしいトンボの写真をみせていただいて感銘をうけています。
そして、ここに私が投稿する日はこないな、、、といつまでたっても上達の気配のないカメラの腕にあきらめ半分でおりました。

  そんな私が今日はじめて投稿させていただきたいと思ったのは、とても困っているトンボとの出会いがあったからです。
美しいトンボの写真をご期待されると申し訳ないですが、写真は私の父がその時たまたま持っていたsonyのコンデジで撮ってくれたものです。
写真のクオリティというより、私の不思議な出会いをみなさまに見ていただけたらなと思いました。

  私の実家の近所では2年前の台風の時に水路があふれ、田んぼの横のイチジクの木も流され、床下浸水にあった家もありました。
このトンボさんはきっとその時に上流から流れてきて、じっと大人になる時を待っていたのだと思いました。
せっかく大人になったところで試練にあい、私が通りがかった17:30までかなり長い間困っていたのだと思うと切ない思いがいたします。
身体はすでに完全にきれいな色になっていて、複眼がまだ灰褐色で本来の美しい色になっていませんでした。
トンボは前翅がけがをするととべなくなると本で学びましたが、確かに指の上でウォーミングアップするときは前翅の動きだけを確認して後翅はそれほど動かさないでいる気がしました。

 こんなしょぼい人間のメスの手を借りないといけなくて、そのうえ名前を間違えられて、とトンボさんにとっては踏んだり蹴ったりで気の毒なことでした。
ずいぶん長い間目と目をみつめあっていたので、「よく目をみてよ!離れてないよ!」とさぞや言いたかったことでしょう。
 ご興味を持っていただけた方はよかったら下記(省略)のピカサアルバムをご覧くださいませ。

このトンボさんが素敵なメスと出会ってくれますように!

 みい



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  ▲ 大阪の実家近くのいつもの犬の散歩コース。
     道路にあいた排水溝(?)の金属格子のところでなんだか不思議な音がしました。
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  ▲ 覗き込むとトンボのおおきな目がこちらを見ています。
     時々ぶんぶんと飛んで、なんとか出ようとするのですが、金属格子より翅が大きくてとても出られません。
     格子の金属にしがみつくのだけれど、つるっとすべってしまって力が入らないみたいでとっても困っています。父が翅を掴んで出そうとしましたが、それは嫌なようで掴めません。
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  ▲ 近くに落ちていたトクサの枯れ枝をもって差しのべたところ、つかまりました!じわじわとトクサをのぼってきます。
     ところが頭が格子の真ん中に来るようにしても左右の両翅ともひっかかってしまいました。大きいのです!
     しかしゆっくりトクサを引っ張るとトンボはしっかりつかまっていて、左右の前翅は少したわんだけれど、無事格子の外へ。
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  ▲ 無事に後翅もでました!
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  ▲ しばらくじっとしていて、疲れ果てたのかな、と思ったら今度はトクサをだんだんのぼってきてとうとう私の指に手をかけました。
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  ▲ とうとう指に乗り換えてしまいました。 立派なお姿です。
    これだけ立派な全身をみても、「目が離れている気がする。君はサナエトンボ??そうだ!きっとコオニヤンマちゃん!!」と思っていました。
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  ▲ まだ翅は少し半透明。このあと前翅を何度かぶるぶるっとウォーミングアップを繰り返すのを指にのせたまま自宅に帰りました。
    そして自宅庭についた途端に空高く飛び立っていきました。
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  ▲ 格子の幅は9cm。両翅を広げると12cmほど。
     「日本のトンボ」のサナエトンボ科をどれだけみても同じ胸の模様はいなくて、やっと「オニヤンマの♂」だったことに初めてきづきました。
     オニヤンマを掴んだ人はいっぱいいると思いますが、オニヤンマに掴まれた人間はそんなにいないかなと思って幸せな気分になりました。




   追記: この件に関するその後のやり取りのメールご紹介しておきます。


 みいさんへ

 良いことをされましたね。
 オニヤンマにとってはいい人に巡り合え、トンボとして生きる道が開けました。
 せっかくだから、「加茂のトンボ」番外編で紹介させていただけますか?
   オニヤンマにとって良かったこと。
     ① 感性の豊かな人が通りかかり、翅音に気付いてくれた。
     ② たまたま、トンボが好きな人だった。
     ③ サポート役のお父さんも心優しい方だった。
     ④ 暫く大雨がなかった。
 などが、トンボに生きる道を開いてくれたように思います。
 これだけ立派な体ですから、良い伴侶を見つけ子孫を残しますよ。 


 用水の上流域を探索する楽しみが増えましたね。
 ご家族で、草原や山に隣接した道を歩いてみてください。
 今回助けたトンボに出会える可能性が高いです。

 やまね





 やまねさんへ

 ありがとうございます。
上流域にいけば会えますでしょうか、実家に帰る楽しみがまた増えました。

 せっかくだから、「加茂のトンボ」番外編で紹介させていただけますか?
はい、どうぞお願いします。
 あのトンボもこんな遠い名古屋でちゃんと「オニヤンマ」とすぐにわかって「立派な体」と言ってくださるみなさまに見てもらえたら喜んでいると思います。

 本当はもうちょっとだけ長くとまっていてくれたら母にも見せれたし、一眼レフも取ってこれたので
「ちょいと脚を持っておけばよかったのかな…」と少し後悔していると
 父に「持ってたら噛みつかれてたぞ。痛かったと思うぞ」と言われました。
 「えー助けてもらっても噛むかなあ」と言いつつも噛みつかれたというオチがなくて良かったでした。

 みい




 みいさんへ

 確かに、お母さんにも観せてあげたかったですね。
 でも、観れなかったことが、お母さんにとっては観たいにつながり、観たときの感激があります。
 ご家族で、上流域のトンボ探しをしてみてください。きっと出会えますよ。
 ただし、玉手箱は開けないように。おばあちゃんになってもいいなら別ですが。

 脚を持たなくて良かったです。
 噛みつかれるだけでなく、トンボは必死に逃げようとしますから、脚がちぎれてしまいます。
 トンボを持つときは、翅をたたんで挟むように持つとバタバタしないので、噛みつかれたり、トンボを痛めないで済みます。

 転載許可、ありがとうございます。
 今日中に「加茂のトンボ」へアップさせていただきます。

 やまね
by tombo-crazy | 2014-06-18 16:50 | つれづれ感じるままに | Comments(1)

トンボシーズンの幕開け

今日から4月です。
二日連続の雨の後、昨日は風が強かったもののうす曇り。今日は晴天。気温も18℃くらいになりそうとの予報に、期待してカエル谷へ入りました。
仙さんがいたよと言ってくれたので、休憩時探してみると、やはりいました。今年初めて見るシオヤトンボです。
うれしいうれしいトンボシーズンの幕開けです。
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                 ▲ 昨日一部掘り下げた水辺 (4月2日撮影)
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                 ▲ 11時のとき18℃でした。昼過ぎには20℃位にはなったようです。

今日は、アカガエルの産卵で中断していたトンボ池の浚渫と、水位を元に戻す作業をしました。
この喜びを、トンボ仲間のダガヤさんにも感じてほしかったです。
                             
(注記:2月18日、ダガヤさんこと安井俊美さんは、くも膜下出血のため、突然旅立ってしまいました。 合掌)
by tombo-crazy | 2014-04-01 17:46 | つれづれ感じるままに | Comments(0)

おめでとう ございます。

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              みなさんの今年の観たり写真に撮りたいトンボは何でしょうか?

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              昨年は、友人たちのおかげで、いろんなトンボを観察することが出来ました。
              今年は、稲刈り前の田んぼのナツアカネの産卵を写真に撮れたらと思います。
              それと、渓流などのサナエ類も観てみたいです。
              勿論、カエル谷のトンボも種類が増えたら嬉しいです。
by tombo-crazy | 2013-01-01 16:45 | つれづれ感じるままに | Comments(0)

お客さんとトンボを楽しむ

6月10日(日)うす曇り

               カエル谷へお客さんがありました。
              静岡市からはカエル大好きさん、春日井市からはトンボ大好きさんご家族です。
              どちらも初対面なのですが、すぐに打ち溶け合えるのは生きものたちの力のようです。
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               ↑ 春日井からのNさんご家族です。
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               ↑ 静岡から来られたUさん(左)と、分校のSSさんです。

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               ↑ オオシオカラトンボの成熟間近の♂です。
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               ↑ こちらはオオシオカラトンボの成熟した♂です。 オオシオカラは、今シーズン初です。
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               ↑ ショウジョウトンボの成熟した♂です。

               以下は、春日井から来た小学4年生のSくんが捕まえたトンボたちです。
              自分でマスターした捕獲の腕は中々でした。(トンボ少年は貴重種ですね。)
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               ↑ クロスジギンヤンマの成熟した♂です。
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               ↑ ギンヤンマの成熟した♂です。
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               ↑ ヤマサナエの成熟した♂です。
              他にも何種類かのトンボを捕まえ、しばらく観てから放す少年でした。
               「カエル谷は、捕まえてもいいから、大好き…」とは、うれしいことを言ってくれました。
              『カエルの分校』は、子どもが捕ったくらいでは減らないように、生きものたちが安心して
               世代交代が出来る空間を目指しています。
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               ↑ ハラビロトンボの成熟した♂です。
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               ↑ こちらはハラビロトンボの成熟した♀です。
                どちらも、ハラビロのために造った新しい水辺近くで休んでいました。来年が楽しみです。
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               ↑ モノサシトンボの成熟した♂です。
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               ↑ クロスジギンヤンマ♂の飛翔です。

                トンボではありませんが、おまけです。
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               ↑ 催眠術に掛かったシュレーゲルアオガエルです。
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               ↑ ササユリです。
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               ↑ ササユリの近くにいたマムシです。







   
by tombo-crazy | 2012-06-10 22:36 | つれづれ感じるままに | Comments(0)