2009年7月26日(日)
昼頃のことです。 仁王川で、恒例になった親子の川遊びをしたとき、ヤンマを捕まえてた人がいました。 「どこにいたの?」と尋ねたら、「そこの柳に止まっていたので、捕まえた。」とのこと。 コシボソヤンマは、日中、あまり飛び回ることがないので、どうやら朝早くから止まっていたようですが、テントを張ったりしていて気づきませんでした。 止まっているところは撮れませんでしたが、仁王川初記録ですので、写真に撮らせていただきました。 ![]() ↑ コシボソヤンマ♀ (2009.7.26 松平・仁王川) ![]() ![]() ![]() ↑ テント右手前にある柳の、高さが2mほどのところに止まっていたとのことです。 大勢人がいて騒がしかったはずですが、コシボソヤンマは気にしてなかったようです。 他には、アオハダトンボ、ハグロトンボ、オニヤンマ、コオニヤンマ、シオカラトンボ、ウスバキトンボがいました。 ▲
by tombo-crazy
| 2009-07-28 07:20
| ヤンマ科
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アキアカネやナツアカネの「赤とんぼ」と言われるアカネ属ではありませんが、
農家の人たちにとっては、ウスバキトンボと言う標準和名は知らなくとも、 盆トンボ、精霊とんぼなどと親しみを込めて呼んでいるウスバキトンボです。 私たちのフィールド松平の人たちは、おしょろとんぼ(御精霊蜻蛉)と呼んでいます。 お盆が近づく頃、稲の生育状況の確認や、草取り、水の管理などで、毎日通う田んぼの上を群れ飛ぶトンボは、いやでも眼に入り、親しみを感じたと思われます。 ご先祖さんがトンボになって、今年も豊作になるようにと、田んぼを見守ってくれていると、 昔のお百姓さんたちは受け止め、子どもたちに伝え、おしょろとんぼと丁寧語で呼ぶようになったようです。 地方によっては、ご先祖さんのお使いだから捕まえてはならないと言い伝えられているそうですが、 日中は中々止まらないトンボですので、子どもが捕まえるのは至難の技と言えます。 ![]() ↑ ウスバキトンボの成熟♀ (2008.7.30 長ノ山) ![]() ↑ ウスバキトンボの群飛 (2007.7.22 美浜) ![]() ↑ ウスバキトンボの成熟♂ (2009.7.23 仁王川) ウスバキトンボは、卵から羽化するまでの期間が一月少しと短いことや、 体の割には大きめで薄い翅を持っているなどの特性を活かし、 東南アジア辺りから世代交代を繰り返しながら日本にやって来るものの、 寒さには弱いため本州以北では、幼虫が越冬出来ていないと言われていますが、 実際の所は謎に包まれたトンボのようです。 ちなみに私が住んでいる地域では、その年の気候にもよりますが、早い年は4月末頃には確認することがありますが、 数的にはほんの僅かで、群れ飛ぶようなことはありません。 ▲
by tombo-crazy
| 2009-07-24 12:22
| トンボ科
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生まれ育った東北の田舎では、アオハダトンボと共に 「神様とんぼ」 と呼んでいたハグロトンボですが、
アオハダトンボは、きれいな流れの近くでしか見ることが少ないのに対し、 ハグロトンボは意外なところで見ることがあります。 それは、コイぐらいしか棲めないような、あまり水がきれいでないコンクリート護岸の河川や、田んぼ横の排水路であったり、住宅地の庭先であったりします。 子どもの頃には、川から200mほど離れた標高350mほどの神社のある山の上で見たこともあります。 ハグロトンボは、アオハダトンボと比べ、環境への適応能力が高いだけでなく、成熟するまでのある期間、水辺を離れ、分散して過ごすようです。 ![]() ↑ 成熟♂ (2006.8.23 足助川) ![]() ↑ 成熟♀ (2005.8.29 竹村) ![]() ↑ 成熟♂ (2006.8.23 巴川) ![]() ↑ 「竹村に生き残っていたハグロトンボ確認地点」 (2005.5~2008.9 豊田市竹村) ![]() ↑ 竹村の北から南へ流れる逢妻男川です。(上記地図の青矢印部から撮影 2006.9.15) 竹村は、標高20~50mほどで、豊田市の南部に位置し、かつては稲作や養蚕が盛んな所でしたが、 トヨタ自動車の進出と共に、農地や丘陵地が、自動車関連の事業所や、住宅地などになった地域で、 気づいたときは、アザミも消えていました。 田んぼは、哺場整備により乾田化され、減反政策により、毎年続けてコメを作る田んぼが減り、農薬や多品種化による稲作の農事暦の変化などにより、 秋の風物詩であったアキアカネも、稀にしか見れなくなっています。 そんな竹村地域でしたが、2005年の5月に 「庭に黒い翅のトンボがいます。」 との情報をいただき、 ハグロトンボが生き残っていたことが確認され、川をきれいにしようとの機運が高まり、川がきれいになると共に、ビオトープなども出来ました。 ↓ こちらは、アオハダトンボやハグロトンボの生息環境が残る松平地区の仁王川です。 逢妻男川の流れる竹村からは、直線で東へ13Kmほどの位置にある巴川の支流です。 ![]() ↑ 仁王川の王滝湖園地と呼ばれる付近です。 この付近は巨岩が累々とした渓谷でしたが、行政による観光開発で、ダム湖が造くられ、10年も経たないうちに大量の土砂が堆積し、写真のような川となり、 かつての渓谷は分断され、輝きを失い、魚たちも遡上出来なくなっています。(2010.8.22 仁王川) ![]() ダムを取り除けば、渓谷も昔の姿に戻り、魚たちも遡上して来ると思われますので 関係者と市に働き掛けていますが、動きが観られません。(2010.8.22 仁王川) ![]() ![]() ↑ 王滝湖園地の上流部です。 ![]() ![]() ↑ 王滝湖園地の下流部です。 上流部と合わせ、かつては簗山渓谷と言われていましたが、現在は王滝渓谷となっています。 ![]() ↑ ほとんどのトンボは、産卵に適したところで♂が縄張りを確保し、♀の来るのを待ちます。 ハグロトンボの場合も同じで、♂は、時々翅を開いたり、腹部先端を反らして白色部を見せて♀を誘います。♀(写真上)は、気に入った♂がいると、近づいて翅を開き、♂に受け入れの気持ちを伝えます。 (2010.8.22 仁王川) ![]() ↑ めでたく交尾です。 メタリックグリーンの腹をしたほうが♂です。(2010.8.22 仁王川) ![]() ↑ 中州の草地でも交尾しているペアがいました。 (2010.8.22 仁王川) ![]() ↑ 交尾を解いた瞬間です。 このペアの場合、交尾時間は1分22秒でした。(2010.8.22 仁王川) ![]() ↑ 縄張りに他の♂が近づくと、縄張りの♂はスクランブルを掛け侵入者を追い払います。(2010.8.22 仁王川) ![]() ↑ 首尾よく交尾出来た♀は、水辺の植物に卵を産み込みます。 (2010.8.22 仁王川) ![]() ↑ 水に洗われヒゲ状になったミゾソバの根は産卵に適しているようで、複数の産卵が観られたのですが、ときどき、♂が、ちょっかいを掛けに来ます。 (2010.8.22 仁王川) ![]() ![]() ↑ 王滝湖園地から1.5Kmほど上流の宮口川との合流点の仁王川です。 ツルヨシが繁茂し、6~7月にはアオハダトンボも見られます。8月始めには、たくさんいたハグロトンボも、季節が変わったためでしょうか、数が少なくなっていました。 なお、この付近の仁王川は、北に80mほどの所を流れていたのですが、哺場整備に伴い、南に位置が変わりました。 その際、近自然工法を取り入れたことで、蛍や魚などが戻っています。(2010.8.22 仁王川) ![]() ↑ ツルヨシにとまったハグロトンボの♀です。 (2010.8.22 仁王川) ![]() ↑ ハグロトンボの♂です。 (2010.8.22 仁王川)
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by tombo-crazy
| 2009-07-23 15:05
| カワトンボ科
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ふるさとの我が家は、谷間の川沿いにありましたので、たくさんのトンボを観ることが出来ましたが、
なぜか、アオハダトンボとハグロトンボは、「神様とんぼ」 と言い、殺しちゃいかんぞと聞かされていました。 オニヤンマはオニヤンマで、シオカラトンボはシオカラトンボかムギワラトンボなのに、 何でこのトンボは神様なのかと不思議に思い、先生にたずねると、 本当はアオハダトンボと言うのだけれど、害虫を食べてくれるので子どもたちにいじめられないようにだよと、ニコニコ笑って答えてくれました。 そんないきさつがあるだけに、これまで、イトトンボの仲間だけは、一度も翅をむしったり、腹をちぎったりしませんでした。 ![]() ↑ アオハダトンボの成熟♂ (2007.8.11 仁王川) ![]() ↑ アオハダトンボの成熟♀ (2006.6.3 仁王川) ハグロトンボと似ていますが、♀の場合、白い縁紋があるのがアオハダトンボの特徴です。![]() ↑ アオハダトンボの成熟♂ (2006.6.3 仁王川) ![]() ↑ アオハダトンボの顔 (2006.6.3 仁王川) ![]() ↑ 仁王橋から上流側を見た仁王川です。 (2006.5.31) ![]() ↑ アオハダトンボの成熟♂ (2008.8.9 仁王川) ![]() ↑ 仁王橋から下流の宮口川との合流点付近を見た仁王川です。 (2009.7.23) 川の奥に点々と光っているのはウスバキトンボですが判りますか? ![]() ↑ 仁王川で遊ぶ親子と、カエルの分校の人たちです。 (2006.8.19) ![]() ↑ 仁王川で遊ぶ子どもたちです。 (2007.8.5) ![]() ↑ 仁王川で遊ぶ子どもたちです。 (2007.8.11) ![]() ↑ 仁王川で遊ぶ子どもたちです。 (2008.8.9 ) 私たち『カエルの分校』のフィールドの一つ松平地区坂上町にある仁王川です。 この川は、以前は80mほど北側を流れていたのですが、今から14年ほど前の哺場整備のときに、 多自然型川づくりとして南へ付け替えられました。(平成9年完成) 当初懸念された自然の回復ですが、今のところ順調で、 アオハダトンボやニホンカワトンボ、オニヤンマをはじめ、 ゲンジボタルや、カマツカ、ドンコ、シマドジョウなども戻って来ています。 ただ、写真で解るように、一部地域住民の要望があったとのことで園芸種の種が蒔かれ、自然とは異質な景観になっていることや、 川底などに使われた大石が、丸みのある川石でなく、山石を割って使用しているためエッジがあり、 川遊びのときは気をつける必要があります。 なお、園芸種の草花については、草刈りにより、徐々に減っています。 全国各地で行なわれた哺場整備は、トンボをはじめ、たくさんの生きものの生息に大きなインパクトを与えてしまいましたが、 事前の手を打ったり、工法などを工夫することで、ダメージを低く抑えることが出来ますので、関係当局のご配慮をいただければと思います。 子どもたちにとって、自然が一杯ある水辺は、とても楽しいところです。 危険だからと近づけないのではなく、 場所を指定し、部分的に草を刈り、大人も一緒に遊んだり、ゴミを捨てないなど、 大人たちが配慮することで、楽しく安全に遊べます。 ▲
by tombo-crazy
| 2009-07-23 12:14
| カワトンボ科
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ミヤマカワトンボは、その名のとおり、他のカワトンボと比べ上流域で見られるトンボです。
加茂地方の場合、標高450mほどから見かけけることが多いのですが、水系によっては、標高100mほどのところでも見ることがあります。 水質や、川の形態、周囲の自然環境、トンボ相などによって違いが出ているのかも知れません。 ![]() ↑ ミヤマカワトンボの成熟♀です。 (2007.7.11 駒ヶ原・黒田川) ♂同様、翅の端近くに黒い帯模様がありますが、♀には白い偽縁紋があります。 ![]() ↑ ミヤマカワトンボの成熟♂です。 (2009.9.2 神越渓谷) ![]() ↑ ミヤマカワトンボの成熟♀です。 (2009.9.2 神越渓谷) 2010年7月23日 一年前のリベンジをと、ミヤマカワトンボを撮りに、黒田川に向かいしまた。 実際のところは、連日の猛暑が、病み上がりには辛いので、標高930mで、渓流がある、涼しい駒ヶ原へ行ったのでした。 ![]() ↑ 木漏れ日の中の黒田川です。 体感温度で、25℃は下回っていると思います。 別天地です。 ![]() ↑ 林道の奥には鷹巣山(通称:段戸山 1152m)が見えていますが、今日は見るだけで登りません。 渓流に入ると、お目当てのミヤマカワトンボが、休んでいました。♀がやや多いようです。 ↓ 寛ぐミヤマカワトンボの♀たちです。 ![]() ![]() ![]() ![]() 満腹なのか、はたまた♂たちのちょっかいを避けるためなのか、 大半は、やや水辺から離れた小枝や笹などに止まっていました。 水辺近くの♀は、近くに虫が飛んで来るとスクランブル発進をしてましたので、空腹だったようです。 ↓ ミヤマカワトンボの♂たちです。 ♀と違い、偽縁紋がありません。 どの個体も腹部先端を上に向け、時折り翅をヒラヒラさせて♀の気を惹こうとしていましたが、成果はあまり上がってないようでした。このような行動は、年頃の人間と似ていて、ほほえましいのですが、当事者にとっては涙ぐましい努力のようです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ↓ ミヤマカワトンボの♂たちのバトルです。 自分の縄張りで♀を待つ♂にとり、他の♂は恋敵ですから、近くへ来るとスクランブルをかけて追い出そうとしますが、 相手もそう簡単には引き下がりません。 延々と一時間近く、ぐるぐる回りながら追いかけっこが続きます。 カワトンボの仲間は、姿・形がきれいですから、2頭だけのバトルの場合、求愛のディスプレーにも見えることでしょう。 ![]() ![]() ![]() ↓ 努力の甲斐あって、求愛のディスプレーまでたどり着いたカップルです。 向かって左が♀、右が♂です。 ![]() 2011年6月22日 モリアオガエルの調査のついでに立ち寄った田之士里川に、ミヤマカワトンボがいました。 ![]() ↑ 田之士里川です。 ![]() ↑ ミヤマカワトンボの♂です。 ♀の気を惹こうとしているのでしょうか?腹部先端を上に向けたりしていました。 ![]() ↑ 時々翅を開いては閉じて、何とか♀の気を惹こうと言う♂でした。 ![]() ![]() ↑ 反応があったようで、♀たちが飛んで来ました。 ![]() ↑ ♂の元へ行くかと思ったのですが、少し離れたところで、のんびり寛ぐ♀たちです。 (11:40) じらし戦術かも知れません。 ♂が考えるほど♀たちの心理は単純ではないようです。 人間と違いシンプルとの話もあるようですが…。???です。 ▲
by tombo-crazy
| 2009-07-23 10:55
| カワトンボ科
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![]() ↑ 橙色翅型の成熟♂です。 (2006.5.30 百田) ![]() ↑ 淡橙色翅型の成熟♀です。 (2006.5.4 田茂平) ![]() ↑ 淡橙色翅型の若い♀です。 (2008.5.5 仁王川) ![]() ↑ ニホンカワトンボの透明翅型の成熟♂と思われます。 (2008.5.17 百田) なお、同じエリア内には透明翅型のサヒナカワトンボもいるため、 大きさと、体形の微妙な違いから、そうではないかと思うのですが、確信はありません。 文献によっては、ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボは、静岡,長野,新潟県以外の県では混生してないとの記述を目にしますが、 加茂地方のいくつかの河川で、混生を確認しています。 ![]() ↑ 橙色翅型の交尾です。 (2006.6.3 仁王川) ▲
by tombo-crazy
| 2009-07-22 13:20
| カワトンボ科
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![]() カワトンボの仲間の分類は難しいらしく、糸魚川-静岡構造線より西で、中央構造線より北にあたる愛知県の加茂地方に住む 私たちにとっては、オオカワトンボとニシカワトンボとしてなじみの深かったカワトンボでしたが、2004年のDND鑑定や、 2007年の名称見直しで、オオカワトンボがニホンカワトンボになり、写真のニシカワトンボがアサヒナカワトンボとなりました。 ![]() ![]() 成熟前の♂の縁紋は、♀と同じ白色をしています。 ![]() ![]() ![]() ▲
by tombo-crazy
| 2009-07-22 11:42
| カワトンボ科
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ショウジョウトンボに似ていますが、アカネ属のトンボなので小さく、スマートです。
翅の付け根が橙色がかっていて、全身、澄んだ赤色です。 ![]() ![]() ショウジョウトンボたちの妨害にも怯まず、3分ほど産卵を続けていました。 ネキトンボはアカネ属の仲間でありながら、中々強いトンボのようです。 ![]() ![]() 胸に黒い線があること、足が黒いことなどが、ショウジョウトンボ♂との見分けになります。 ![]() ♂と比べ、胸の黄色味が目立ちますが、文献では、赤味がかったものもいるとのことです。 写真は翅の基部の橙色が重なり、やや赤味を帯びたようになっていますが、実際には、黒と黄色のコントラストが目立ちました。 腹部上面については、♂よりも、黒い縞が目立ちます。 ![]() ショウジョウトンボと比べ、翅の付け根がやや橙色味を帯びていて、翅の横の長さも長く、腹部も寸胴ではありません。 ![]() ショウジョウトンボと異なり、腹部の裏側には、赤と黒のきれいな模様があります。 なお、トンボの種によっては、写真のような尻上げ行動をとるものがいて、ものの本などでは、太陽の光を受ける面積を小さくする 体温調節のためである…などとの記述を見るのですが、私が何種類かのトンボを見ている限り、それよりも、自分をアピールする 行動のように感じています。 理由としては、 ①腹部裏側の向きと、太陽の位置が必ずしも合ってない。 ②体温調節であれば、翅があるのですから、木陰へ飛んで行ったり、日向に出てくれば良いはずです。 ③尻上げ行動をとるトンボの中には、腹部裏側がきれいな模様になっているトンボが多い。(ハッチョウトンボ他) みなさんの観察結果ではいかがでしょうか。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 彼は、私から80センチほどの枝先にいて自分の縄張りをしっかり守っていたのです。少々私が動いても留まったままでした。 他のトンボが近くに来ると、すぐスクランブル発進しますが、元の枝に戻ることを繰り返していましたから、戻るコースを読んで、 置きピンで撮らせてもらったのでした。 つまり彼が撮らせてくれたのです。協力的な彼に感謝感謝です。 (2009.9.29 カエル谷) ▲
by tombo-crazy
| 2009-07-22 10:07
| トンボ科アカネ属
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![]() いつの時代も、子供にとってオニヤンマはとても魅力的なトンボのようです。 私も、子どもの頃、神社に続く参道の上を行ったり来たりするオニヤンマを、何度か捕まえて遊びました。 勿論、最初のうちは網を振っても、中々捕らえることが出来ませんでしたが、オニヤンマは不思議なトンボで、子供に捕まりそうに なっても、さっと身をかわすだけで、遠くへ逃げて行ってしまうことはなく、再び舞い戻り、再度のチャンスを与えてくれるのでした。 やがて、子供にもその動きが読めるようになり、捕れるようになりました。 今にして思うと、あれが自分の縄張りのパトロール飛翔だったようです。 なつかしい時代の夏休みの思い出ですが、今の子どもたちにも、オニヤンマを捕まえる楽しさを、ぜひ、味合わせてあげたいと思 います。 ![]() ![]() オニヤンマは、水量が少なく浅い流れで、腹部の先端を川底の砂にちょんちょんと叩くように産卵します。 かつては田んぼの周りにいくらでもあった細流ですが、最近は、コンクリートやパイプラインになってしまい、 結果としてオニヤンマも減っています。 どんな生きものにとっても子孫を残すことは大切な行為のためか、産卵中のオニヤンマは 人が観ていることなど気にせずに 産卵を続けます。 先日(2009.7.19東浦)も、5人ほどが観ている目の前で、4~5分ほど産卵行動をしていました。 ![]() ![]() 夏休み自然教室での出来事でしたから、子供たちは、驚きの眼で見ていました。 ![]() ![]() これはチャンスと、目で追うと、北山杉の細い幹に止まりました。40枚ほど、いろんな角度で撮らせていただきました。 トンボたちは、産卵や、餌を食べているときは、人が近づいても、さほど気にしないことが多いように感じます。 (2009.9.13 旧小原村榑俣で) ▲
by tombo-crazy
| 2009-07-21 22:35
| オニヤンマ科
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![]() トンボの産卵には、いろいろなタイプがありますが、オオアオイトトンボの場合、水辺に覆いかぶさるようになった木の、樹皮の中に 卵を産みつけます。 なお、オオアオイトトンボは、普段は林の中などで過ごし、産卵の時期になると、大挙して水辺へ押し寄せます。 ![]() ![]() ![]() トンボの産卵には、いろいろなタイプがありますが、オオアオイトトンボの場合、水辺の木の樹皮の中に卵を産みつけます。 なお、オオアオイトトンボは、普段は林の中などで過ごし、産卵の時期になると、大挙して水辺へ押し寄せます。 ![]() ▲
by tombo-crazy
| 2009-07-15 18:46
| アオイトトンボ科
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カテゴリ
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