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■9月20日 晴れ
愛知県の最高峰は、長野県との県境にある茶臼山で、標高が1415mあります。 隣り合う萩太郎山(標高1358)を含めた山腹は、牧場やスキー場がある観光地となっていますが、 一部には豊かな自然が残り、沼や湿地もあります。 きっと、ルリボシヤンマがいるに違いない、そう信じて東納庫(ひがしなぐら)の帰りに寄ってみました。 ![]() ![]() 夢さんによれば、トンボ屋はGoogleなとの衛星写真でチェックしているので絶対見つけているとのことでした。 車から降りて池を目指して歩いて行くと、いました。いました。 手前の湿地状になった草地でルリボシヤンマの♂がホバリングしていました。 ![]() ![]() ![]() 隠れ沼にも、数個体いましたが、私の短いレンズ(18-105)では太刀打ちできませんでした。 ![]() ![]() 大きなコイがいましたので、トンボが消えたようです。 矢筈池(標高1215m)は、昔からコイがたくさんいたので寄らずに帰りました。 標高1260m近い牧場の中の池は、管理人が留守でしたので、見て来ませんでした。 ▲
by tombo-crazy
| 2012-09-22 22:08
| トンボ見て歩記
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■9月20日 晴れ
稲刈り前の田んぼでナツアカネの産卵を見れないかと、数年前、ナツアカネなど、たくさんのアカネ属を 見ることが出来た設楽町の東納庫(したらちょう・ひがしなぐら)へ行って見ました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 見たかったナツアカネですが、田んぼの中を飛ぶそれらしいトンボを数頭見ましたが、双眼鏡の世界で、 写真に撮ることは出来ませんでした。 どのアカネ属も、まだ時期が早い感じでしたので、日を改めて確認に行こうと思います。 以下は、ノシメトンボの連結打空産卵です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by tombo-crazy
| 2012-09-21 22:25
| トンボ見て歩記
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■2012年9月19日 くもり時々雨
午前中は、カエル谷で雨の中、各取水口に溜まった土砂の排出や、イノシシが荒らした畦の補修をし、 昼少し前に雨が上がったので、奥三河方面にルリボシヤンマを探しに行って来ました。 ■立ち寄り地 ![]() ![]() ![]() ![]() しばらくすると雨が上がり、トンボたちが飛び始めました。 ![]() ![]() 雨が上がり、気温が上がったためか、ミヤマアカネが目立つようになりました。 ![]() ![]() イネの品種は愛知の中山間地のブランド「ミネアサヒ」とのことでした。おいしいおコメになります。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (13:48'25~13:50'22) ![]() この日は、雨で増水していましたが、普段は緩やかな流れです。 ![]() 群れ飛ぶことの多いウスバキトンボは、日本各地で最も目にすることの多いトンボと思うのですが、 一般にはあまり知られていません。 その理由の一つは、アキアカネに代表される赤とんぼと一くくりにされているいるからのようで、 田んぼの上や周りにいれば、アキアカネと思っている人が多いようです。 このことは、ウスバキトンボにとっても、アキアカネにとっても残念なことで、 結果、アキアカネの場合、コメ作りの変化(毎年コメを作らない、乾田化、多品種化、農薬の使用など)の中で、 各地で激減しているのですが、それらの事実を知る人は少ないため、このままでは絶滅危惧種の指定を待つ前に、 地域によっては消えて行き、復活の望みは絶たれると思われます。 ウスバキトンボは、熱帯・亜熱帯地方から世代交代をしながら日本へやって来ます。 夏の甲子園で高校野球が開かれているとき、テレビ画面に映る無数のトンボはウスバキトンボです。 関東あたりでは、お盆の頃に最もその数が増えるため「精霊トンボ」とか「盆トンボ」などと呼ばれています。 アキアカネやナツアカネなどのアカネ属よりも6~10mmほど大きいことと、成熟してもアカネ属のような 赤い色にならないこと、ほとんど止まらずに風をつかみ滑空していることで見分けが可能です。 ■目的地「愛知洞」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 先回は時期が早かったせいか、オオルリボシヤンマしか確認出来ませんでしたが、やはりいました。 愛知洞は、家から車で1時間20分ほど行った山の中ですが、昔から加茂地域で、今は豊田市です。 予想した通り、加茂地域にもルリボシヤンマが生息していました。 うれしいです。 湿地のほうにいた夢さんが、1頭のルリボシヤンマを持って来てくれました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() オオルリボシヤンマは、たくさんいました。 ![]() ![]() オオルリボシヤンマたちは、15時半頃になると、池からその数を減らし始め、 代わってルリボシヤンマたちが水辺で見られるようになりました。 カエルなどと同じで、限られた水辺(産卵場所であり、子育ての場所)を時間をずらすことで棲み分け、 余分な争いが起きないようにしているようです。 これらも含め、私たち人間は、野生の生きものたちから、大いに学ぶことがたくさんあるように感じます。 ![]() ![]() 午前中の、トンボやカエルなど、なつかしい生きものたちの生息地保全作業が良かったのでしょうか? 神様が味方してくれたようで、今一の天気の中でしたが、今シーズン初のミヤマアカネの産卵が見れ、 私自身、加茂地域では初のルリボシヤンマが見れた、充実の一日でした。 まる一日付き合ってくれた夢さんにも、感謝感謝です。 ▲
by tombo-crazy
| 2012-09-20 22:16
| トンボ見て歩記
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■9月8日 くもり一時雨、後、回復
定例作業日の4日(火)が雨で中止になっていたので、涼しいうちにと、6時から草刈りをしました。 気温は21℃でしたので、気持ちよく草刈りが出来ました。 ![]() ![]() 毎晩、子連れで来るらしく、畦を崩したりしますので、補修の仕事が増え私たちを困らせます。 ![]() 夏場は、毎週草を刈らないと、すぐに草丈が伸びてしまいます。 ![]() 8時半頃、雨が降って来たので片づけを始めると、すぐに止んだので、トンボを見ながら再び草刈り。 9時近く、分校の人たちが見えました。 うっかりしてましたが観察会があったのです。 朝食をとらずに来たので9時半頃帰るつもりでしたが、みなさんが手伝ってくれたので、 トンボや草花を見ながら草刈りの延長です。 ![]() 草を刈っておかないと、なぜかイノシシは利用してくれません。 オオルリボシヤンマもいました。 カエル谷にも、秋が来たようです。 ![]() トンボ上池にネキトンボがいました。 オオルリボシヤンマもネキトンボも、カエル谷としては今シーズン初見です。 早起きは三文の徳は生きているようです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 飛び疲れたのか、ネキトンボは9時半頃になると休む個体が出てきました。 ![]() ![]() ![]() ![]() トンボの腹部挙上姿勢は、太陽光を受ける面積を少なくし体温の上昇を抑えるためと言われることが多い ですが、それだけでは説明できない場合が多いように感じています。 現在、観察結果をまとめていますので、後日、紹介したいと思います。 オニヤンマも5頭いました。 ![]() ![]() 水辺の二ヶ所に竹串を刺すと、すぐに止まってくれました。どちらもオニヤンマの♂です。 ![]() ▲
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| 2012-09-08 22:39
| トンボの楽園づくり
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■9月6日 くもり
狂会の夢さんに、「マルタンを見に浜松へ行きませんか」と誘われ、「他にはタイワンも見れる…」とのことで、 5時半に起きて、浜松方面へ行って来ました。 ■遠州浜 ![]() ![]() 最後に暑い砂地の中を東の池へと歩きました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 以下は、確認出来た主なトンボたちです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() タイワンウチワヤンマは私にとって初見です。 ![]() ■鶴ヶ池 ![]() 鶴ヶ池は、ベッコウトンボの桶ヶ谷沼と、尾根を隔てた北隣にある同じくらいの大きさの池で、 ベッコウトンボが自然繁殖している池です。 ただ、トンボの端境期なのと、時間帯や暑さが影響したのか、トンボはあまりいませんでしたが、 5頭だけでしたが、久しぶりにベニイトトンボを見ることが出来ました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 他にはクロイトトンボ、キイトトンボ、アジアイトトンボ、オオシオカラトンボなどがいました。 ■佐鳴湖 ![]() ![]() それは、マルタンヤンマの♂を捕獲することだそうです。 それで、薄暗くなるまで待つことになりました。 佐鳴湖は、昔、猿投湖と言われていたとのことで、市内に猿投山のある私にとって新しい発見でした。 ![]() ![]() ![]() 勿論、写真を撮った後、放しました。 ![]() ![]() ![]() 地図や地理が好きな私には嬉しい出会いでした。 佐鳴湖へ向かう途中、四ツ池公園の池に立ち寄ったのですが、成果はありませんでした。 帰宅したのは、8時40分頃でした。暑い最中の池めぐりだったので、さすがに余力はありませんでした。 でも、楽しかったです。 ▲
by tombo-crazy
| 2012-09-07 22:25
| トンボ見て歩記
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■9月2日 くもり
8月20日の南信州の馬の背と蛇峠山、30日の愛知県奥三河の寧比曽岳に続き 今回は、三重県の御在所岳(標高1212m )にアキアカネの調査に行って来ました。 トンボに関心がある人たちにとり、御在所岳は、アキアカネがたくさんいることで知られた山なのです。 ![]() ただ、この辺りにはアキアカネの姿がありませんでした。 ![]() 一杯でした。 今シーズンのマーキング調査は今日が最終日とのことで、御在所岳のアキアカネの情報を得るだけでは 申し訳ないので、お手伝いをさせていただくことにしました。 ![]() 御在所岳の山頂部は準平原の広大な台地となっていて、各ピーク間は遊歩道で結ばれています。 正面、スキー場のある丘が、御在所岳の三角点のあるピーク。 その陰、西側の望湖台が最高点です。 左手奥が主にマーキングをした御嶽大権現のあるピークです。 マーキング調査は、「ございしょ自然学校」から西の御嶽大権現へと続く遊歩道沿いに進めましたが、 長者池への分岐を過ぎた開けた草地へ出る迄の約950mは、潅木の中の道のためか、 見かけたアキアカネは40頭ほどと少なく、他の参加者と譲り合ってマーキングをしました。 ![]() 次に行ったのは、長者池への分岐から三角点のあるピークです。 ピークは広場になっていて、途中の階段と合わせて50頭ほどマーキングをすることが出来ました。 ![]() ![]() エリアです。 なお、この登山道は地獄谷や北西尾根へのルートの一部になります。 ![]() ![]() ■御在所岳でのアキアカネ確認結果 私がマーキングした数 計133頭 ( ♂ 68、♀ 65 ) 自然学校のスタッフの方のお話し 「5~6年前と比べアキアカネの数が1/3位になった。」 「去年のマーキングは35000ほどだったが、今年は19000に届かないかも知れない。」 「初心者の場合、マーキングゼロの参加者が多くなっていて、平均すると2~3頭。」 「スタッフやベテランの人が数を稼がないと、マーキング調査も難しくなって来た。」 ■コメント ①かつては10万はいるかと言われた御在所岳のアキアカネも、各地の激減の影響を受け、 その数を減らしているようです。 ②今にも雨が降りそうな天候だったためか、群れ飛ぶアキアカネは見られませんでした。 ③ほとんどのアキアカネは、静止しているか、地面近くを少し飛んでは止まることを繰り返していました。 ④繁殖地の場合、♂の割合が高いのが多いのですが、御在所岳は未成熟個体が成熟するまでの間 避暑に来ているせいか、♂と♀の比率は、ほぼ同じでした。 ⑤以下の写真で判るように、成熟間近の個体がほとんどでした。 ⑥今年で43年になる御在所岳でのマーキングも、下界での確認数が20数例しかないことや、 各地でのアキアカネの激減を考えると、ロマンはあっても実の少ないマーキングは収束させ、 それらのエネルギーを、生息地調査や、復活のための活動に軸足を移す時期に来ているように思い ました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ■おまけ アキアカネ以外に確認できたトンボたちです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 水草の繁茂した大きな貯水池へ行きたかったのですが、今にも大粒の雨が降り出しそうだったため、 14時少し前に、お世話になった「自然学校」のみなさんに感謝し下山しました。 ありがとうございました。 補足 私たちは、トンボを増やし、子どもたちに昆虫採集を復活させたいと自然の再生の活動していますが、 私の場合、種の同定などで捕獲しても、確認や写真撮影後、すぐに放すようにしています。 ▲
by tombo-crazy
| 2012-09-03 21:32
| トンボ見て歩記
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■8月30日 くもり後雷雨
20日の南信州の馬の背(標高1456.9m)と蛇峠山(標高1663.9m)に続き 今回は、愛知県奥三河の寧比曽岳(標高1120.6m )にアキアカネの調査に行って来ました。 奥三河と言っても、山頂付近は昔から加茂地方に含まれ、平成の大合併以降は、私の住む豊田市で 7番目に高い山になっています。 ちなみに合併前の豊田市の最高峰は、焙烙山(標高683.5m)で、現在は天狗棚(標高1240m)です。 調査地は、寧比曽岳の山頂付近の草地と、山頂~富士見峠(標高1128.8m)までの約500mほどの 尾根上の道(東海自然歩道)です。 ![]() 山名標示板の背後に見える山は、右が三国山(標高701.1m)で、左が猿投山(標高628.3m)です。 山頂までは直線で26Kmほどで、山頂手前に見えている山々は豊田市に含まれます。 ![]() ![]() あいにく恵那山や蛇峠山は、雲の中でした。 ■確認結果 アキアカネ 2頭 ウスバキトンボ 7頭 ミルンヤンマ 4頭 ![]() 南信州の馬の背~蛇峠山で約1060頭確認出来たのと比べ、寧比曽岳のアキアカネは極端に少なく、 一昨年の調査結果も考え合わせると、愛知県のアキアカネが絶滅に向かっているので、手遅れになる 前に、農業関係者を含めた早急な対策が急がれます。 ■おまけ ![]() ![]() ミルンヤンマは、これまで二度しか見てなかったヤンマでしたので、うれしかったです。 あまり出合えない理由としては、黄昏活動性が強く、日中は薄暗い林縁などで静止していることが多い との生態から来ていると思います。 今回は今にも雨が降りそうな雲行きだったとは言え、昼直前の時間帯であり、 確認した4頭の内3頭は、膝より低い高さを飛び回っていたので発見につながりました。 それと、渓流沿いではなく、標高が約1100~1220mの尾根筋にいたのも驚きでした。 別の見方をすれば、渓流を上り詰めた涼しい尾根筋だから日中も活動していたと思われます。 以前は、タカネトンボやムカシトンボ、アサヒナカワトンボも、この尾根筋で確認しています。 なお、飛び回っていたミルンヤンマたちは、ハエを狙っているようでした。 ■心残り 昼食後、ミルンヤンマの飛翔写真を撮ろうと思ったのですが、弁当を開いたとたん、雷雨になり、 弁当も食べずに急ぎ下山しました。 ▲
by tombo-crazy
| 2012-09-01 21:50
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