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やっと観れたノシメトンボの産卵


 2018年10月20日(土) 晴れのち曇り 気温20℃(10:40)

 ここ数日で最も良い天気予報でしたが、
今年の赤とんぼの産卵が空振り続きだったため、
行き先を決められないまま、朝を迎えてしまいました。
トンボ友のみなさんも、同じような想いだったようです。
ダメならダメで、今年はそんな年だったと記録に留めようと、
結局、ノシメトンボの産卵を目的に、某地へ行って来ました。
この秋、5度目です。

 現地には10時5分に着きました。
いつもなら、機材や飲み物、弁当を持って入るのですが、
12時半までに産卵が観れなければ引き返そうと、
車に置いたまま、道のない林の中を水辺へ向かいました。
私自身は、何度も通っているので迷わず行けますが、
トンボ友のために、先日、白テープを付けておきました。
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↑ 目的地です。奥が水辺です。

例年より10数cmは水位が下がっていて、
周囲はイノシシが歩き回ったり、寝そべっていたと思われる痕跡がありました。


すでに、水辺を取り囲むように、ノシメトンボの♂が数頭いました。
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↑ ノシメトンボの♂たちです。

天気は良く、♂が陣取ってますから、後は♀が来るのを待つだけです。

10時20分頃、ミヤマアカネに行ったと思っていたtomboさんが合流し、2人で待ちました。

11:40頃には、♂の数が10頭ほどに増え、
連結ペアや交尾態の姿も見るようになりました。
やっと、ノシメトンボの産卵に出会えそうです。
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(11:52)
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(12:02)
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(12:32)
↑ 交尾態で休むノシメトンボです。

待ちに待った産卵は12時5分頃から始まりました。
昨年までとは少ないものの、全部で5ペアの産卵が観れ、うれしかったです。
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↑ ノシメトンボの連結産卵です。
ちなみに一番下の写真には、落下する卵が写っています。

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↑ 連結を解いた後も産卵を続けるノシメトンボの♀です。
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↑ 単独で産卵するノシメトンボの♀です。
この3枚には、落下する卵が写っています。


ただ、例年と違い、ヒザほどある草丈の、半分ほどの高さで産卵することが多く、
草に隠れてしまい、撮り難くかったです。
例年は、草丈と同じ位の高さで産卵していました。
この違いは、なぜだろうかと疑問に思いました。
一つの要因としては、
イノシシに踏み荒らされ、草が、網の目状に倒れてしまったため、
草の下の方に入らないと、陽の光が当たり過ぎ、
落ち着いて産卵出来ないためと思われます。

ちなみに、草の名は、コイヌノハナヒゲ(カヤツリグサ科)です。

大変なこともありましたが、今シーズン初めてのノシメトンボの連結産卵に
幸せな時間を過ごすことが出来た2人でした。

産卵は、1時頃に終りましたので、約1時間のドラマでした。



ノシメトンボの他には、
リスアカネ、マイコアカネ、マユタテアカネ、アキアカネ、アオイトトンボ、キイトトンボなどがいました。
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↑ リスアカネの交尾です。
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↑ マユタテアカネの♂です。




今日のおまけはハラビロカマキリです。
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気になったこと
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↑ 測量の跡です。

開発されなければいいのですが…。
ソーラー発電パネルが敷設されるのだろうか?

市内のもう一つのノシメトンボの産卵が確認されたKの田んぼが、
今年は産卵がなかっただけに、未来に残したい環境です。




追加です。



 私たちがノシメトンボの産卵を観ていた頃、近くの田んぼでアキアカネの産卵を狙っていたMさんがいました。
  「ノシメの産卵が始まったので、こちらに来ては!」と連絡したのですが、
  「今日はアキアカネは諦め、蛙の写真を撮ってます。(^^)」との返事でしたが、
 翌日、以下の写真と共に、おかげさまで、楽しい1日になりましたのメールが入りましたので、
届いた写真の一部をアップします。

 Mさんは、私たちと同じトンボ狂会のメンバーで、
「とても追い付けないが、tomboさんの飛翔写真を目標にしています。」と、言っていますが、
 今回の写真、私にはとても撮れないくらい、素晴らしいと思いますよ。
tomboさんも、そう思いますね。 (感想を入れてください。)
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↑ Mさん撮影のノシメトンボの交尾態飛翔と連結産卵です。 (10月22日)













by tombo-crazy | 2018-10-21 18:53 | トンボの棲む環境 | Comments(1)

ふるさとのトンボ

2018年9月3日 曇り時々雨 気温24℃(7:10)

 法事のため、新幹線を乗り継ぎ、久々に帰省しました。
一泊だけでしたので、ゆっくり観察とは行きませんでしたが、
朝食前の時間を使い、子どもの頃に遊んだ池へ行ってみました。

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↑ 温泉宿から10分ほど歩き、振り返ったところです。

朝日が城山の影から昇り始めていました。
霧が掛っていて良かったです。
小学校は城山の登り口にありました。






 その① 四角池  (正式名は不明ですが、子どもたちはそう呼んでました。)

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↑ 水質の変化なのか、今年の暑さのためなのか判りませんが、
ウキクサで開放水面が消えていた四角池。
家からは、バスが通る坂道を25分ほど歩くと着ける所でした。

(参考) 
当時のバスは、車掌さんのいるボンネットバスでした。
時代が変わり、車社会となった今は、バスは走っていません。
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↑ 四角池近くの貝山集落です。
左手には、かつて分校がありました。
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↑ 子供の頃に見た蔵と物置ですが、どちらも2011年の震災のためか、傾いていました。



 すぐ傍を磐越自動車道が通るなど、すっかり景色が変わっていましたが、
子どもの頃の記憶を頼りに、辿りつけました。
宿からは15分ほどで着きました。

 当時の池は、町の新聞店の管理で、フナやコイがたくさんいたのですが、
小学生だった私たちは、捕獲禁止の看板を横目に、内緒で釣っていました。
たまに、おじいさんが見周りに来ることがあったのですが、
田んぼの中だったので見通しが良く、早くおじいさんに気づき、逃げたものです。
それに、子どもの足のほうが早かったので、背中にどなり声だけを聞いただけでした。
 普通の子とは思ってましたが、けっして良い子ではなかったですね。

 池の周囲の小川には、小ブナやドジョウなどがたくさんいて、「ざっこ」と言ってた網で、小魚などを捕って遊びました。

  注) 「ざっこ」は雑魚を捕る網の意と思われます。
    全国的には、「押し網」とか「さで網」と言われているようです。
    当時の釣り具店では「ざっこ」と書かれていました。

 当時は、ざっこの中に入ったゲンゴロウやヤゴは戻し、フナなどは持ち帰りましたが、
タガメが入ると、足で踏みつけ、捨てていました。
なぜかと言うと、フナやドジョウやカエルを殺すことを知っていたからです。
当時は、タガメが絶滅危惧種になってしまうなどとは、夢にも思いませんでした。
と言うか、絶滅危惧種なんて言葉も聞いたことがありませんでした。
無理もありません。農薬もほとんど使われず、圃場整備もされてなかった60数年前のお話です。

 「ざっこ」の使い方は、小川の中に入って、網で獲物を追うのではなく、
網を岸辺の草むらの根もと付近に固定し、底辺部は川底に付けた状態で、
下流側から、足を使って、網の中に獲物を追い込むやり方でした。
草の根もとに隠れていた、魚や水生昆虫たちが、面白いように捕れました。


 かっての小川も消え、暗渠と、コンクリートの三面張りになっていましたから、
今も、タガメがいるかは?でしたが、
水はきれいで、小魚やオニヤンマがいました。

 この池では、苦い思い出もあります。

 冬のことです。
 いつもの遊び仲間と、雪道をのろのろ走るトラックの後にロープを結びつけさせてもらい、
坂道を上がり、帰りは、手づくりのスキーで滑って来る遊びをしていた時、
池に氷が張っているはずだから、滑りに行こうと四角池まで行きました。
雪で、真っ白になった景色の中に、凍りついた四角池がありました。
 スケートは、ありませんが、すり減った長靴で滑らして遊ぶのです。
スキーとは別の感触があるので、楽しく遊んでいたのですが、
池の真ん中あたりへ行ってたミーちゃんが、バリバリと言う氷の割れる音と共に、
池の中へ落ちてしまったのです。
 小さな池でしたが、真ん中辺は深さがありましたから、
暫くもがいていたミーちゃんが、氷の下に入ってしまい、見えなくなって、さすがにびっくりでした。

 田んぼの周囲にあった、はざ掛け用の竹ざおを持って来て、消えた辺りに突っ込み、
運よくミーちゃんが、竹ざおを掴んでくれたので、4人で力を合わせ、
無事助けだすことが出来たのですが、真冬にずぶ濡れになってしまい、
みんなでミーちゃんを家まで送り、お母さんに、池に落ちて濡れたことを話し、謝ると、
「助けてくれて、ありがとね。…」と、
お礼に飴玉を頂いたまでは良かったのですが、
翌日、学校で、先生からしっかり叱られました。
ミーちゃんが死なないで、本当に良かったです。
もしも、死んでいたら、とても四角池へは行けません。
当然ですよね。
 いろいろあった思い出の四角池です。






  その② 大池

 四角池より、バス道を更に奥へ向かい、左手の谷間へ入った大池です。
家からは、40分位でした。
 すり鉢池とも言われていて、時々、犠牲者が出ていたので、「大池は気をつけろ!」と言われていましたが、
釣り禁止でなかったことや、水がきれいだったこと、景色が良かったこと、
それに、フナがたくさんいて、イモリやゲンゴロウもいたので、お気に入りの池でした。
だから、一人でも、たびたび行ってました。

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↑ 右手上の堤がある所が大池です。
左手を歩いて大池を目指しました。
道筋には、数種類の赤とんぼがいました。
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↑ 左手上に、大池の堤が見えます。
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↑ 石をくり抜いて造られていた水位調整用の縦樋です。
大池は江戸時代に造られたとのことでした。
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↑ なつかしの大池です。
ただ、ウキクサで水面は見えませんでした。
子どもの頃は、こんなことはなかったのですが…。
周囲の林はキノコの宝庫でした。

周囲では、草花や、秋の木の実、トンボなどが観れて、うれしかったです。

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↑ ノシメトンボです。
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↑ マイコアカネもいました。
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↑ マユタテアカネです。

今回は、法事のための帰省でしたから、一眼レフは持って行かず、
全てコンデジのオートフォーカスで撮りました。
トンボにピントが中々合ってくれず、困りました。

イネの上には、真っ赤になったアキアカネやナツアカネ、マイコアカネなども止っていたのですが、
撮ることが出来ませんでした。
トンボの撮影はマニュアルモードですね。


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↑ ツリガネニンジン(キキョウ科)です。
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↑ ツルボ(キジカクシ科)の花とアマガエルです。
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↑ ノコンギク(キク科)です。
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↑ ワレモコウ(バラ科)です。
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↑ キキョウ(キキョウ科)です。
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↑ 花は終わっていましたが、オカトラノオ(サクラソウ科)の群生です。
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↑ 1輪だけ花が咲いてたウツボグサ(シソ科)です。
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↑ ノブドウ(ブドウ科)の実です。
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↑ 色づき始めていたガマズミ(スイカズラ科)です。
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↑ シバグリ(ブナ科)です。
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↑ ヤマボウシ(ミズキ科)の実です。
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↑ ヤマナシ(バラ科)の実が落ちていました。
子どもの頃は、かじって味わいました。
長十郎の芯のような味がしましたが、美味しく感じました。


5時少し前から、朝露の中を歩いたため、靴やズボンの裾が濡れましたが、
久々のふるさとの自然に触れることが出来、うれしかったです。






朝食後

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↑ 兄の家の庭先にいたノシメトンボです。

オニヤンマもちらっと見ました。







通学路の川 (桜川)

かつての我が家から小学校へ行く道筋には、桜川と言う小さな川があります。
名前も良く、ちょっとした小滝などもあり、川沿いの古い街並みと共に、
学校の往き帰りに楽しめた川でしたが、
町中を流れていることもあり、生活排水が流れ込み、
そんなにきれいな川ではありませんでした。
その上、一部の心ない大人(本人はそう感じてなかったと思いますが。)が、
大雨で、川が増水すると、ゴミなどを平気で流すのでした。

「水に流す」という言葉は、こんな日本人の風習から来ているのかと、
小学校の高学年になった私は、さみしく感じたものでした。

ところが、以前と比べ、とてもきれいになっていました。
それで、お寺へ真っ直ぐ行かず、寄り道したら、うれしいことが、ありました。
町の人たちが、行政による洪水対策のための桜川の改修に合わせ、
浄化に取んでいるとのことで、
水がきれいになり、川魚やハグロトンボなどを観ることが出来たことです。

今回の帰省で、一番うれしかったことです。

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↑ 桜川と界隈です。

左手奥の大神宮のある山の下に、我が家がありました。
今は、長男の家が建っています。
小学校へは、川の右岸を歩いて行くのですが、
時々、山越えなどをして道草をして帰りました。

女性で初めてエベレストに登った淳子さんの家は、上の写真の辺りにあり、
活版印刷屋さんで、ガッチャンガチャガチャの音がしてました。
お父さんは、サイドカー付きのハーレーに乗っていて、
ゴーグルを着けて走る姿はかっこよく、乗せてもらったことがあります。
淳子さんはお父さんの血を引いたと思われます。
印刷屋さんの眼の前には、不動山があり、僕らの遊び場でした。
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↑ 不動山の登り口です。

山の下の川べりには、「三道館」と呼んでいた武道場があり、
学校帰りには、恰幅の良いおじいさんたちが羽織袴で弓を射るのを観てました。
僕も剣道や柔道、弓道を楽しみました。





お寺 ( 臨済宗妙心寺派 恵日山 福聚寺 )

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法事は11時からでした。
一連の法要が済み、庫裡での精進料理の会食までの間に、
お寺の池を見せて頂きました。

お寺は、3年ほど前から大改修中で、池のある裏庭も立ち入り禁止になっていたのですが、
特別に、ご案内頂きました。

拝見したかった理由は二つです。
一つは、ため池の研究者としての立場と、
8月の中日新聞に載っていた住職でもある玄侑宗久さんの連載エッセー「うゐの奥山」第74回に、
「池さらい」で、この池が載っていたので、興味があったのです。

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↑ お寺の池です。

エッセイに書いてあったように、ヘドロが取り除かれ、とてもきれいになっていて、
マユタテアカネなどが止っていました。
お庫裡さんのお話では、コシアキトンボもいるようですが、
雨が降っていたためか、姿がありませんでした。


周囲は山で、水草などもありますから、トンボにとっては中々の生態系です。
お庫裡さんは、ホタルを復活させたいと考えられてました。
池の周りの環境と、池には貝(タニシにカワニナ)がいますから、
ヘイケボタルなら可能性があります。

ただ、将来的に危惧するのは、コイが放流されることです。
コイは大食漢の上、悪喰で、特に貝が好物ですから、
ヤゴは勿論、ホタルのエサとなる貝も食べてしまいます。
その上、泥と一緒に吸い込みながら食べますから、
たくさん食べた分、排出し、水は濁り、ヘドロが溜まります。

お庫裡さんは、コイは入れたくないので、説得してと言ってられましたが、
宗久さんの顔には、コイもいいのでは…との意が汲み取れました。

お二人で、時間をかけてお決めください。

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↑ 山門横に止まっていたノシメトンボです。
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↑ お寺さんへの道沿いにあった手押しポンプの井戸です。
震災の時は、大活躍したようですが、放射能のことがあったので、
飲むことは出来なかったようです。








ちなみに、福聚寺の敷地内には、たくさんのしだれ桜があり、
桜のお寺としても、いいところです。
見ごろは4月半ばから20日頃でしょうか。



数年後、また、寄らせて頂きますね。






















by tombo-crazy | 2018-09-04 20:51 | つれづれ感じるままに | Comments(0)

再びノシメトンボを探しに

2017年10月4日 (水) 晴れ 気温26℃(11:30)

下山地区のアキアカネの調査の帰り、峠を越えて、旧足助町の某地へ寄りました。
すると、獣害防止柵に、複数のアキアカネやノシメトンボが止まっていました。
ここは、かつてノシメトンボがたくさんいた旧足助町岩谷の田んぼから3Kmほどしかありません。
一部が生き残っていたようです。
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↑ アキアカネです。
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↑ ノシメトンボです。

地区の方が3名見えたので、お話を聞かせて頂くと、

           ①品種はミネアサヒ(愛知県の中山間地ブランド米)
           ②水入れは4月半ばで、田植えは5月始め
           ③取水は沢の水
           ④無農薬栽培
           ⑤中干しは6月半ば
           ⑥稲刈りは9月始め
           ⑦減反や転作はせず、毎年コメづくりをしている

と言うことが判りました。
標高は230~220mほどで、年間を通じて田んぼがカラカラに乾くことはないそうです。
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これらの要因と米作りのやり方が、アキアカネやノシメトンボと共生出来たようで、
たくさんの産卵を観ることが出来ました。

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↑ アキアカネの産卵です。 (11:48~12:03)
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↑ ノシメトンボの産卵です。 (12:16~12:32)

アキアカネとノシメトンボは、僅かに時間をずらして産卵してました。
来年は、稲刈り前の田んぼで連結産卵するノシメトンボを観たいと思います。
今年は、設楽町まで遠征しなくて済みました。

久々に田んぼでたくさんのノシメトンボを観ることが出来ました。
農家の方々に感謝感謝です。









by tombo-crazy | 2017-10-05 09:35 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

ノシメトンボを探しに

2017年10月1日(日) うすぐもり 気温25℃(11:30)


旧作手村、旧足助町岩谷などでは、かつて、田んぼの周りでたくさんのノシメトンボを観ることが出来ましたが、
2008年頃になると、急にその数を減らしてしまい、今では、探し回らないと観ることが困難になっています。
そんな中、毎年、細々ですが、ノシメトンボを観ることの出来る山の中の湿地へ行ってみました。
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道なき山を分け入り、水辺には10時に着きました。
しかし、アオイトトンボ、ネキトンボ、ホソミイトトンボはいましたが、ノシメトンボの姿はなく、
待つこと1時間ほど、♂が次々に水辺近くに入り、全部で8頭になりました。
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↑ ♀が入るのを待つノシメトンボの♂たちです。
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↑ 12:07~12:12の僅かな時間帯に、4ペアの産卵を観ることが出来ました。
ただ、3頭の♂は相手がいなく♀が現れるのを待っていました。

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↑ 連結を解き、警護産卵をしているペアです。
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↑ 連結は疲れるのでしょう、連結を解き、単独で産卵する♀たちです。
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↑ 産卵を終え、暫く休む♀です。ご苦労さまでした。

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↑ ネキトンボの産卵も観れました。
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↑ 羽化したてのホソミイトトンボもいました。
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↑ クモの餌食になったアオイトトンボです。
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↑ キイトトンボもいました。
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↑ マユタテアカネもいました。 上♀、下♂







by tombo-crazy | 2017-10-02 20:45 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

田んぼの赤とんぼ

   2016年10月6日(木)うす曇り 気温 28℃(14:30)

   午前は用事があったので、いつもの湿地へは行かず、田んぼへ行きました。
   一番の期待は今シーズン見てないマイコアカネです。
   いるにはいましたが、♂は姿をちらっと見ただけで、写真に撮れたのは♀だけでした。
   でも、ノシメトンボなどの赤とんぼ(アカネ属)を観ることが出来ました。
   次は、午前中に来て産卵も観たいと思います。
   それにしても中々晴れ間が出ない昨今です。

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↑ マイコアカネの♀です。
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↑ ネキトンボの♂です。
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↑ ノシメトンボの♂です。
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↑ マユタテアカネ♀のノシメ型もいました。

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↑ 群れ飛ぶウスバキトンボです。
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↑ 市内でも指折りの赤とんぼの種類が多い田んぼです。







by tombo-crazy | 2016-10-06 21:30 | トンボ見て歩記 | Comments(0)

田んぼの赤とんぼ調査

  2016年6月24日(金)曇り 気温20℃(7:30)

 梅雨の合間に赤とんぼの調査に行って来ました。
 今日回ったのは旧旭町、現在の豊田市旭地区です。



 ◆押井の田んぼ

 無農薬でコメづくりをしているSさんの田んぼです。
 いろいろ勉強されていて、田んぼの水管理もアキアカネの生活史と大きくずれないようにするなど
 手間をかけて努力されておられるだけに、アカネ属も含め、たくさんの羽化を確認出来ました。
 最初の1頭を見つけた所でメールを入れると、暫くして民宿のお客さんとSさんご夫妻が来られ、
 大変喜んでられました。
 世の中、食に関しても、看板に偽りありが何食わぬ顔で散見され、話題になったりしていますが、
 正真正銘の「赤とんぼ米」と言えるかと思います。
 みなさん、お米を買うときは、売り手側の甘い言葉に引っかからないようにしたいものです。

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 ◆伊熊の田んぼ

 近くを通るたびに立派なシダレザクラが気になっていました。
 推定樹齢は250年以上と言われ、豊田市の名木に指定されています。
 こんな立派な木を先祖代々守ってられるのですから、コメづくりもそれなりの努力をされているのではと
 立ち寄らせて頂きました。
 予想通り、たくさんのアキアカネの羽化が確認出来ましたが、田んぼの持ち主の方には会えませんでした。
 来春、桜が咲いたときに、ぜひ、お会いしたいと思います。

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  おまけです。

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↑ ヤマアジサイ(通称)です。
今の時期、野山を歩くとたくさんの種類の野生のアジサイを観ることが出来ます。
ただ、日本には、不思議な人たちが多く、
それらの野生のアジサイがヨーロッパに渡り、品種改良?されて、西洋アジサイとして里帰りしたものを
素晴らしいと思ってか、道路沿いにまでたくさん植えて、アジサイロードとなっている所が余りにも多く、悲しく思います。
アジサイに限らず、もっと、自然の中にある日本古来の植物を大事にしてほしいものです。
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↑ こちらも野生のアジサイのエゾアジサイです。(2013年7月新潟の山中で)



 ◆余平の田んぼ

  減農薬のためとアイガモ農法を実践してられる田んぼと、その周辺の田んぼも確認させて頂きましたが、
  田植えの時期が遅かったとみえ、赤とんぼの羽化は確認できませんでした。
  せめて、田んぼへの水入れを4月下旬までにして頂けると、ヤゴが育ち羽化の可能性があるのですが…。

  なお、アイガモは、草だけでなく、益虫と言われるオタマジャクシやカエルの幼体やヤゴも食べますから、
  赤とんぼも舞うコメづくりを期待するのであれば、あまりお勧め出来ない農法です。
  観光用と言うか、知らない人たちへのイメージ戦略としては良いかも知れませんが…。
  また、アイガモは、成鳥になるとイネの穂を食べるので、幼鳥しか使えないことや、
  まんべんなく草を食べてくれないこと、アイガモに掛る手間と費用をなど考えると、あまりメリットはなく、
  減農薬を目指すのであれば、ある程度の手間をかけてやらざるをえないように思います。

  アイガモ農法の方は留守でお会いできませんでしたが、犬の散歩をしていた年配のご婦人から
  周辺のコメづくりについて、いろいろお話を聞くことが出来ました。

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↑ お休み中だったカモたち。
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↑ 赤いネットは、合鴨の幼鳥をカラスから守るためとのことです。
ご苦労されています。

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↑ アイガモの田んぼと介木川を挟んで反対側の田んぼです。



 ◆小渡小近くの田んぼ

  昨年、隣り合う田んぼでありながら、赤とんぼの発生が明らかに違った田んぼが気になっていたので、
  今年も行ってみましたが、昨年同様、赤とんぼの羽化が確認出来た田んぼと、出来ない田んぼが隣り合わせになっていました。
  昨年はモデル田の看板がありましたが、今年はなかったことは、減農薬農法を諦めたのでしょうか?
  近くで手入れをされていた方の田んぼでは赤とんぼの羽化ありでした。
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↑ 今年も赤とんぼの羽化が確認出来なかった法人さんの田んぼ(昨年はJAのモデル田)
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↑ 昨年同様、赤とんぼの羽化が多数確認された農道より東側の田んぼです。
どちらも同じミネアサヒを栽培しているのですが、意外な現象です。
秋の産卵時期の田んぼのジュクジュク具合や、農薬などの影響でしょうか?
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↑ たくさん確認出来た羽化間もないアキアカネです。
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↑ 羽化間もないノシメトンボもいました。





by tombo-crazy | 2016-06-24 18:41 | トンボを残すために | Comments(0)

田んぼの赤とんぼ調査

  2016年6月24日(金)曇り 気温19℃(7:30)

 梅雨の合間に赤とんぼの調査に行って来ました。
 今日回ったのは旧旭町、現在の豊田市旭地区です。

 ◆押井の田んぼ

 無農薬でコメづくりをしているSさんの田んぼです。
 いろいろ勉強されていて、田んぼの水管理もアキアカネの生活史と大きくずれないようにするなど
 手間をかけて努力されておられるだけに、アカネ属も含め、たくさんの羽化を確認出来ました。
 最初の1頭を見つけた所でメールを入れると、暫くして民宿のお客さんとSさんご夫妻が来られ、
 大変喜んでおられました。
 世の中、食に関しても、看板に偽りありが何食わぬ顔で散見され、話題になったりしていますが、
 正真正銘の「赤とんぼ米」と言えるかと思います。
 みなさん、お米を買うときは、売り手側の甘い言葉に引っかからないようにしてくださいね。

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 ◆伊熊の田んぼ

 近くを通るたびに立派なシダレザクラが気になっていました。
 推定樹齢は250年以上と言われる豊田市の名木に指定されています。
 こんな立派な木を先祖代々守ってられるのですから、コメづくりもそれなりの努力をされているのではと
 立ち寄らせて頂きました。
 予想通り、たくさんのアキアカネの羽化が確認出来ましたが、残念ですが、田んぼの持ち主の方には会えませんでした。
 来春、桜が咲いたときに、お伺いしたいと思います。

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 ◆余平の田んぼ

  減農薬のためとアイガモ農法を実践してられる田んぼと、その周辺の田んぼも確認させて頂きましたが、
  田植えの時期が遅かったとみえ、赤とんぼの羽化は確認できませんでした。
  せめて、田んぼへの水入れを4月下旬までにして頂けると、ヤゴが育ち羽化の可能性があるのですが…。
  なお、アイガモは草だけでなく、オタマジャクシやカエルの幼体やヤゴも食べますから、
  赤とんぼも舞うコメづくりを期待するのであれば、あまりお勧め出来ない農法です。
  観光用と言うか、一般の人たちへのイメージ戦略としては良いかも知れませんが、
  アイガモは、成鳥になるとイネの穂を食べるので、幼鳥しか使えないことや、
  まんべんなく草を食べてくれないこと、アイガモに掛る手間と費用をなど考えると、あまりメリットはなく、
  減農薬を目指すのであれば、ある程度の手間をかけてやらざるをえないように思います。

  アイガモ農法の方は留守でお会いできませんでしたが、犬の散歩をしていた年配のご婦人から
  周辺のコメづくりについて、いろいろお話を聞くことが出来ました。

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↑ お休み中だったカモたち。
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↑ 赤いネットは、合鴨の幼鳥をカラスから守るためとのことです。
ご苦労されています。

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↑ アイガモの田んぼと介木川を挟んで反対側の田んぼです。



 ◆小渡小近くの田んぼ

  昨年、隣り合う田んぼでありながら、赤とんぼの発生が明らかに違った田んぼが気になっていたので、
  今年もいってみましたが、昨年同様、赤とんぼの羽化が確認出来た田んぼと、いない田んぼが隣り合わせになっていました。
  昨年はモデル田の看板がありましたが、今年はなかったことは、減農薬農法を諦めたのでしょうか?
  近くで手入れをされていた方の田んぼでは赤とんぼの羽化ありでした。
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↑ 今年も赤とんぼの羽化が確認出来なかった田んぼ(昨年はJAのモデル田)
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↑ 昨年同様、赤とんぼの羽化が多数確認された農道より東側の田んぼです。
とちらも同じミネアサヒを栽培しているのですが、意外な現象です。
秋の産卵時期の田んぼのジュクジュク具合や、農薬などの影響でしょうか?

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↑ たくさん確認出来た羽化間もないアキアカネです。
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↑ 羽化間もないノシメトンボもいました。





by tombo-crazy | 2016-06-24 18:40 | トンボを残すために | Comments(0)

ノシメトンボの産卵再び

2015年10月3日(土)快晴

 先日、赤とんぼ調査で東納庫に着いた時は2時半頃だったこともあり、ノシメトンボの連結産卵を観ることが出来ませんでした。
稲穂の上を連結して産卵するシーンを観るにはイネが残っている今しかないので、夢さんを誘って家を8:30に出て東納庫を目指しました。
途中、ミヤマアカネの産卵場所確認のため西納庫に寄り、東納庫へは10:30に到着。
先回見た辺りも稲刈りが進んでいましたが、1/3ほど残ってましたから、イネのある田んぼを手分けして探しました。
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 ただ、快晴なのに風が強く、イネの上を飛んでいるノシメトンボは皆無で、田んぼの周囲で休んでいる個体ばかりでした。
トンボたちは、風が収まるのを待っているのだろうか、あるいは体温の上昇を待っているのだろうか、じっとしていました。気温は24℃ほどでした。
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▲ 12時頃になって、やっと連結産卵ペアが見られたものの、風に煽られてしまい、近くで産卵してくれません。
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12時15分を過ぎる頃から、風に慣れたのか、煽られず近くで産卵するペアも出て来ました。
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▲ 強風で卵が飛ばされてしまうため、上の2枚だけが、かろうじて卵が写っていました。

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▲ 強風の中での連結産卵は、ペアにとって大変らしく、途中で連結を解くペアがいましたが、健気に警護する♂の優しさには感心させられました。
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▲ ♂しか写っていませんが、♀は稲穂の中です。


 強風の中でしたが、観たかった稲穂の上での連結産卵がしっかり観れて満足のトンボ観でした。 感謝感謝。
 ただ、気がかりなこともあります。
 3年前と比べ数が少なくなっていることです。
 時期的なものか、その他の要因かは、今後の様子をみないと判りません。




by tombo-crazy | 2015-10-04 17:12 | トンボ科アカネ属 | Comments(0)